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2002年12月市議会一般質問 |
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次に河川の水質検査についてお聞きいたします。 盛岡市の最終処分場流域下流、玉山村の「秋の沢」と呼ばれる沢で水が濁り水生昆虫や魚が激減している、という新聞報道がありました。環境部からのご説明では、水質調査は玉山村との協定の数値内に収まっていて現在のレベルでも問題はない、という事でした。確かに「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の施行規則の規定による数値はクリアしていますが、本当にそれだけでよいのか、私は疑問に思います。なぜならば盛岡市を流れる川は下流域の自治体で飲料水や農業用水として使われております。またヤマメ・イワナなど人が食べる魚に有害な化学物質が蓄積され続けているとしたら、将来的には人間にも何らかの影響が出てくる可能性があります。 水がそのまま飲めるほど、きれいで安全な水質を目指すのか、もしくは国の水質基準を満たせば良しとするのか、市長の考えをお聞きしたいと思います。 あわせて、国の基準では環境基準、排水基準、水道水基準、それぞれ基準値が設定されています。環境基準、排水基準に関して水道基準に準ずる盛岡市独自の目標値を設定し水質の向上を図るのが望ましいと思いますが、ご検討いただけませんでしょうか。 盛岡市環境基本条例第7条の(1)に「市民の健康を保護し、及び生活環境を保全し、並びに自然環境を適正に保全するよう、大気、水、土壌その他の環境の自然的構成要素を良好な状態に保持すること」とありますが「秋の沢」の場合、飲めるほどきれいな水であった状況を保全すると解釈してよろしいのでしょうか。 水質調査の結果がさほど変わっていないのに、生物の生息状況が大きく変わったというのは、水質検査で調査している以外の要因が作用しているからだと思われます。最終処分場では、ゴミを圧縮して処分していることから考えて、プラスチック類から解け出す化学物質が岩盤から流れ出ている影響ではないでしょうか。今後くわしく調査をなさる予定はありますか。お考えをお聞かせください。 また、根本的な解決はゴミの排出抑制だと思います。そのための施策を教えてください。当面は分別回収の徹底を急ぐことが必要と思いますが、計画はどうなっておられますか。 水道水に関しては、結果の公表はしておりませんが非イオン界面活性剤に関する調査も行なっていると聞きました。放流水や河川の水質検査でも行なうべきではないでしょうか。また、環境ホルモンに関してもダイオキシンだけではなく調査項目を広げるべきだと思うのですが、どう思われますか。 「盛岡の環境」に河川の水質調査について載っておりますが、具体的な数値が確認できるのはBODだけです。BODは衛生面を見る数値としては適切でしょうが、化学物質の残存を見ることには不適切です。他の検査結果も公表すべきと思いますがいかがでしようか。また、市民からの要望があった場合、最終処分場廃水処理施設の見学はできますか。 |
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