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7月29日(土)

◎『伝える』ということ

 中学校PTAの行事が終わって3日ぶりに事務所へ来たら、ある方から「今どういう活動をしていますか?ネットだけでは解りません」という主旨のメールが入っていました。
 確かにそうだと思うのです。日常的に行っている活動について、皆さんへの報告が足りないと私自身も思います。
 特にこの間、日本の国がどうあって欲しいか、とか、盛岡をどうしたいか、という『総合的な考え』について、皆さんにお伝えし話し合う姿勢が若干弱くなっていたかなぁ、と反省しました。この点は近日中に文章にして、公表したいと思います。

 もう一つ、考えなければならないのは『伝える方法』です。どういう方法が効率的なのか、まだ見出せずにいます。「来い」と言われればお話ししに行きますので、お気軽にお声がけ下さい。また、それ以外にも良い方法を思いつく方がいらっしゃいましたら、何卒お教えいただきたく思います。よろしくお願いします。

 
7月28日(金)

◎今日は大雨

 山形県飯豊町で有機肥料センターを見学。
 ここでは主に牛糞の肥料化を行っているのですが、ぜんぜん臭くない…雨が降って寒い事を考慮しても、その『臭くない』事に驚きました。

 新幹線を乗り継いで帰盛。
 雫石川原の柳の木を見て、じーんとなるのが毎度のお約束。
 ちょっと疲れました。

7月27日(木)

 本日は新潟県上越市。あまり事前に調べて来なかった『防災について』の視察が思っていた以上にすばらしかったので満足しました。この他にも『田園優良住宅について』お話を伺ったのですが、どちらについても、使いやすい資料を揃えていていただいて感激しました。大感謝!

◎チャップリンの独裁者

 ホテルに帰って途中から観ました。自由と民主主義、そして一般の人々の力への信頼にあふれた最後の演説に感動しました。
 でもさぁ、今、ヒトラーに弾圧されていたユダヤ人の国が、レバノン市民を殺しているっていうのは…ちょっとニヒルな気持ちになってしまいます。

7月26日(水)

◎富山市に来ています

 今日から3日間、会派の視察で、富山・上越・赤湯とまわる予定です。
 本日は富山でコンパクトシティについてお話を聞きましたが、まちなか居住・公共交通など、政策の一貫性に感心しました。(こちらの報告は後ほど。)
 富山市では富山ライトレールが好評で、連日視察が来ているんですって。時間がなくて乗ることは出来ませんでしたけれど、始発&終点の富山駅南口には行って来ました。(右の写真が駅北口から走っている路面電車、左がLRT)確かにRLTって車高がとても低いのね。乗りやすそうです。

◎イスラエルが国連施設を爆破

 昨日、あんな事を書いたばかりでしたが、今日表題の様なニュースが。
 調停してくれる第三者を爆撃したら話にならない。レバノン問題を巡る話し合いでも進展は無いようです。あー、イライラするなぁ!

7月25日(火)

◎諍いについて

 派手な喧嘩をしてしまった…
 『自分がないがしろにされている』とお互いに思っているから、争いになったのだと思う。
 考えてみれば国際紛争もそうなのかもしれない。「第三者がジャッジをしてくれれば、それほどエスカレートしないのかもしれない」などと思ったりして。いやー、でも、個人的な争いって公開しづらいからなぁ。そういう意味では国際紛争の方が解決しやすいのかもしれない。

 …中東、何とか解決できないものでしょうか?

7月24日(月)

 21日の日記の『河北新報へのリンク』、記事の掲載期間が終わってしまったようです。貼った日には見られたのですが…すみませんでした。
 岩手日報の記事をリンクします。

◎子供を育てる

 今日から夏休みです。
 「ラジオ体操のカードがない」と、朝から大騒ぎ。ここのところ、使いっぱなしで放置されていたせいでの紛失物があまりにも多かったので「見つけるまで、出かけてはいけません」と指示しました。
 『一生懸命探して欲しい』の意だったのですが、しばらくして覗いてみると、しゃあしゃあとマンガを読んでいた…
 一通り説教をして、カードを探し当てるまで約2時間。午前中が吹っ飛びました。
 3時間おきに授乳させたり、ちょっと目を離すとどこかから落っこちたり、病気になりやすいとか、すぐ泣くとか、そういうことが終わってもそれなりに手がかかるなぁ、と最近思います。『地域で育てる』って言っても、今朝のような、いわゆる『躾』部門は家庭でやらなきゃならないと思うし。
 もう一つ、何となくスッキリしないのは、この手の『子どもに関わること』は『母親の仕事』だと思われていること。(それとも、これって我が家だけ?若い夫婦は違うんでしょうか?)これによるフラストレーションは、私にとってはかなり大きい(!)。子どもをつくることに躊躇している女性って、こういうところで踏ん切れないのじゃないのかなぁ。(ま、ここでこういう文章を書くこと自体が少子化を助長する事になるのかもしれませんが)

 …ただ、手をかければかけるほど可愛いっていうのはホントなんで、それ自体「イヤでイヤでたまらない」って言うわけではないんだな。だから、逆に困っちゃうんだけども。

7月23日(日)

◎『世界の警察』

 19日の続きです。
 合衆国のライス国務長官が、イスラエルに即時停戦を促すつもりは無いというようなことを発言していたとTVニュースで知りました。
 変だ。絶対、変!
 合衆国は『世界の警察』を豪語しているそうですが、行動を規制されるルールのない『警察』ほど始末が悪いものはないと思うんですよね。
 繰り返しになりますが、レバノンでは一般市民が犠牲になっています。日本はイスラエルが即時停戦をするよう、合衆国を初めとする国連安保理理事国に働きかけを行うべきだと思います。同じご意見をお持ちの方、ぜひ下記に要請を!

内閣府 国際平和協力へのご意見・ご感想のページ

7月22日(土)

◎さんさ

 街を歩いていて太鼓の音を聞くことが多くなりました。
 うちの子も今年はパレードに参加する予定で太鼓の練習をしています。最初はいまいち(太鼓に振り回されている様な感じ)だったものが、練習を重ねるにつれそれなりに『さまになって』来ました。本番が楽しみでもあります。

7月21日(金)

◎競馬組合改革の見直し計画―怒っています

 本日、全員協議会がありまして、競馬組合の見直し計画について説明を受けました。7月10日の競馬組合議会で話し合われたことの報告です。出された資料は近日中にトップページにアップしますが、とりあえずは河北新報の記事をお読み下さい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060714-00000002-khk-toh

 今回の見直しはあまりにも不誠実だと思います。今年度の四半期で売り上げが目標に届かず、来年度もその傾向が強まる見通しだから、ここ2年間の損益見込みを下方修正し、コスト削減を強化する方向なんですけど、私としては「当初の再建計画はどうなるの?」と叫びたい気持ち。
 だって、長期計画の話は全然ないんですよ。
 再建する方向あってこそ、県や盛岡・水沢に対して「しばらくお金を貸してください」という話だったはず。長期計画の説明に納得がいかないので、私たちの会派では融資に反対し続けていますけど、今回の提案は、その大前提まで反古にしていくようなものじゃないですか!
 コスト削減だけでは再建は難しいのではないかとも思いますし、場当たり的な対応にしか感じられない…

 競馬組合議会でも今回の見直し計画では納得できないと、月末に再度開催の予定だそうですが、見直し案作成には現場で働く職員が参加をしていないらしく、どこまで『やる気』があるのかもわからない状態なのだそう。
 …競馬組合の経営陣に対しても、融資を決定してしまった盛岡市に対しても、議会で否決することができなかった自分に対しても、憤懣やるかたなし。

7月20日(木)

  移動の途中に合歓の花が咲いているのを発見。肌寒いけれど、もう夏なんですねぇ。

◎まちづくりシンポジウムで山川充夫福島大学経済学部教授の話を聞く

 こういう著書のある先生です。
http://www.bk1.co.jp/product/2467569
 
 福島県では大型店の立地を制限する条例を制定したのですが、だだ条例を作ればいいってものじゃないことがよくわかりました。要するに『どういう街をつくりたいか』というビジョンを、そこに住む人たちが持っているかどうかがカギなんだと思うのです。
神戸新聞の特集記事
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/access/70.html

 「都市計画って思想だよなー」と思ったりして。

 
7月19日(水)

 昨日は書きませんでした。

◎イスラエルにも非難決議をあげるべきじゃないのでしょうか?

 ヒズボラとの戦闘で、まったく無関係のレバノン市民が攻撃にさらされています。
 「なぜ、日本は黙っているのだ?」と思うわけです。「北朝鮮のミサイル実験への非難決議をあげたように、国連の安保理で頑張るべきじゃないのか?遠い国だから関係ないとでも思っているんだろうか?」

 自国のことでなければ一生懸命にならない態度を続ける事が、外交の場で軽んじられる結果を招いてしまうのではないかと思います。筋を通した主張は、必ず敬意が払われるとも。
 私は「今こそShow the flag」と思うんだけれど。

7月17日(月)

◎腹痛続く

 ふらふらしながら、子どもに家族サービス。
 ご飯があまり食べられないのに、体重が減らないのはなぜかしら?

7月16日(日)

◎『べてるの家』のビデオを見る

 べてるの家というのは、北海道浦河町にあるグループホームです。HPよりも下記の本紹介の文章の方がここについて端的に表しているような気がするのでご紹介しますね。
北海道人
http://www.hokkaido-jin.jp/issue/books/056.html

 以前から東和町で月に一回ずつ、ここのビデオを見る会が開かれておりまして、行ってみたかったのですが、なかなか行けないでいました。今日は朝から「行くぞ」と決めていたのですが…なんと10時頃から断続的な腹痛に。
 ひいひい言いながらも何とかたどり着いたのは良いのですが(幽霊のような青い顔だったみたいです)、着いたこと自体で安心してしまったのか、はたまた会場のGさん宅があまりに居心地が良かったせいか、ビデオが始まったとたん、とんでもない睡魔が襲ってきて、断片的な記憶しかないのです。

 数少ない記憶の中で残っているのは、べてるで暮らしている方が「お医者さんは責任取りたくないから、みんなで話し合えってばっかり言うんだよ」というようなことを言っていたこと。(ホントは違うんだけどね)
 家に帰ってから「責任を取るってどういうことなんだろう」と考えました。
 何かにつけて「責任を取れ」と他人を攻める態度は好ましくないなぁ、と感じることが多いのですが、でも、まったく自分には責任がないと開き直られるのにも頭に来るんです。(例えば、社会保険庁の態度とか)
 責任というのは、あくまでも自分がどうしたいか、という話であって、人が強要するものではないのだろうなぁ。自ずから『できるだけ責任を取りたいと思います』と言えるような状況で暮らしていきたいなぁ、などと思った次第です。で、そういう状況というのは、ある程度の信頼関係がある状況なのかもしれません。
 イラクでの人質事件の際の『自己責任論』みたいなのはイヤだ。だってあれって、完全に『人と人との支え合い』を拒否しているように思うのですもの。

7月15日(土)

 今日はホスピス設置を願う会の事務局会議でした。

樋口強落語後援会のチケットができました

 昨年、大笑いと感動の涙を巻き起こした樋口強さんが、今年も盛岡で落語と講演を行なってくださいます。10月8日(日)の午後、盛岡駅西口のアイーナで開催。本日、チケットができました。
 昨年の会場より約200人ほど席が少ないので、チケット購入はお早めに。ご興味のある方はメールなどで事務所までお問い合せ下さい。

◎ホスピスボランティア養成講座

 願う会では、磐井病院・河南病院での緩和ケア病棟の設置(及び設置予定)にあたって、ホスピスボランティアの養成講座を行ないます。(11月を予定しています)現在、これに向けて、お手伝いいただける方を募集中。
 ご興味のある方、ご連絡下さい。

7月14日(金)

◎本日は移動日

 電車に乗って、飛行機に乗って、新幹線に乗って…それだけで一日が終わってしまいました。何もしていないのに結構疲れました。
 とりとめのない事を色々考えましたが、その事については後日。

7月13日(木)

◎青春の思い出、キヨシローが…

 写真は『本日の桜島』。
 今日の鹿児島市での都市計画に関わる視察は非常に勉強になりました。視察に同行した都市計画課長が「ペーパーで読むのと実際に担当者から話を聞くのでは全然違う」と感想を話されていましたが、ホントにそうだと思いました。

 夜にニュースを見ていたら『忌野清志郎さん喉頭がん』のニュースが!私、キヨシローの大ファンなんです。青春時代、彼の歌にどれだけ励まされたことか。困難を感じながら、でも、やらざるを得なかった24才の冬、車に乗っていた『みんな』と『雨上がりの夜空に』を大声で歌って、景気づけた事もあった。
 …元気になってくれることを心から祈ります。

 
7月12日(水)

 本日から14日まで、建設常任委員会の視察で宮崎ー鹿児島へ。視察報告は別記事で行います。

◎日本の外交はどうなっているのだ!

 朝、バタクタと新聞を読んだ限りでは、北朝鮮への制裁決議が日本の意図する方向とはかなり違って進んでいるようです。一番、思惑から外れたのは合衆国の対応。表向きは共同提案者だけれど、本当のところは日本に同調してくれない様子。
 勿論私は、以前合衆国やフランスの核実験に反対したのと同じように、北朝鮮のミサイル発射実験は避難されるべきだと思っています。でも、先日書いたように「ただ声を荒げて非難すれば問題が解決するってものじゃないだろう」とも思うんですよね。だって、それで物事が解決するのなら、パレスチナ問題なんて存在するはずないもの。現在のイラクの状況だってそうだし。強攻策が功を奏する可能性は少ないんじゃないのかな、と思います。少なくとも、中国や韓国との外交関係がもっと好転しない限り解決しない事だろうと。その努力を政府は怠っているように感じます。
 しかし、日本って昔からこんなに外交下手だったかしら?なんか、軍事予算の伸びと共に、外交がどんどん下手になっているような気がするんだけれども。バブル時代に『世界一の金持ち国』になったせいかもしれないなぁ。
 私は『小さくてしたたかな国』というのがかっこいいと思うんだけれども、日本はどんどん違う方向に行ってしまっているようで(そして、そのせいでアジア諸国に煙たがられて来ているような気がして)いやな感じ。こう言っちゃあなんですが、『アジアでは俺が一番』みたいな事を言い出すような事じゃだめだよね。某大国のまねをしても何も良いことはないと思うんだけど。

7月11日(火)

◎自転車ワークショップの2回目

 本日は『どうやれば自転車利用促進が進むか』がテーマ。私の班では、マナー向上をするためにどうしたらよいか、が話題の中心になりした。出た意見で面白かったのは『盛岡では自転車通行化の歩道が多いので、自転車通行禁止の歩道に標識を設置するべき』というもの。これって『発想の転換によってわかりやすいものになる』の典型ではないのかしら。
 生活に必要な事ってこういう事のような気がします。

7月10日(月)

 明日、18時30分から勤労福祉会館にて、自転車ワークショップの2回目があります。興味のある方はぜひご参加を。(前回参加していない方でもよろしいそうです。現地にいらしてください)

◎六ヶ所村、アクティブ試験について

 体内被曝の事故が再び起きたと聞いていたのですが、東奥日報によれば、原子力技術協会理事長は「再処理をする限り体内被曝は必至。お百姓さんに泥が付くのと同じ」というような主旨の発言をしたのだそう。
 勿論、社会の中には、危険にさらされる仕事が沢山あります。警察官や消防士は言わずもがな、病院勤務の方々は感染症の危険があるし運転士はそうじゃない方に比べて事故に遭う可能性は高い。ただ、果たして体内被曝が『あたりまえ』である職場、というものを認めてしまって良いんだろうか、と思うわけです。加えて、核燃サイクルよりも、もっと安全な方法での発電の可能性が生まれているにも関わらず。
 ヤフージャパンで『燃料電池』を検索すれば、ガス会社がダダダダダーッとひっかかるんですよ。(トップは東京ガスのこのページ)だから「結局は企業間競争によってこうなっているのか」と思わざるを得ない。
 やっぱりおかしい、と思うのですけれど。

7月9日(日)

◎『雪の女王

 午前中の予定が長引いてしまって、開演に間に合わないのでは?、という状態だったのですが、ぎりぎりセーフ。子連れで表題の演劇を観てきました。
 盛岡市文化振興事業団の主催で、私は盛岡こども劇場からのチケットで観たのですが、非常に良い舞台でした。どぎまぎするほど。いやー、ある意味、とってもエロチックだったんですよ。それも『大人は解るけど、子供には解らない』といった風な。(「おまえの目が歪んでいるからそう見えるんだろう」っていう方もあるかもしれないけれど、こう思ったのはあたしだけじゃないんです。何人も同意してくれたもの)
 演出家のテレーサ・ルドヴィコさんはイタリアの方。あけすけにいやらしい『エッチ』が巷に蔓延している今だからこそ、こういうの、子供に見せるべきかもしれない。イタリア人、侮りがたし。ホントは『源氏物語』(今まで読んだ小説の中で、一番色っぽいと思う。『御簾からはみ出る黒髪』なんて…あー、クラクラしそう)を生んだ日本からこそ、こういう演出の舞台が生まれるべきなんだと思うんですがね。私が観ていないせいかもしれないけど。

7月8日(土)

◎聞かないと解らない地域情報

 色々な方にお話しを聞きに行くと、同じ盛岡でも地域によってぜんぜん違うんだなぁ、と思うことが多いです。私の生活している場所が『支所・警察署・郵便局・金融機関・スーパーetc.なんでもある青山町』や『交通の結節点の館坂』だったりするので「地域内で買い物が出来ない」とか「年金をおろすために、一時間弱歩かなければならない」などという話を聞くと、私が思っている以上に、盛岡という街の過密と過疎が進んでいることに気づきます。
 私がこどもの頃は、どこにでも商店街があって、こうじゃなかったのになぁ。
 現在不便している人たちへの補完をどうやって行うかという事、そして20年先のくらしを考えたまちづくりをしなければいけない、と思います。

7月7日(金)

◎毎度おなじみ

 梅雨時に忙しいとお腹を壊します。
 …ということで一日ダウン。年をとっても、セーブしながら働くことが出来ません。壊れやすい体を持っていて良かったな、と思います。(そうじゃないと死ぬまで、疲れていることに気がつかないかもしれない)

7月6日(木)

 久しぶりに事務所にいました。書類を3つばかり作らなくてはいけなかったのですが、昨日までの寝不足がたたり、2時間ほど爆睡してしまいました…。

7月5日(水)

 午前中に会派会議と小学校のPTA広報委員会の仕事。昼過ぎからもう一度、市役所に行って、会派視察の日程調整のお願いをして、夕方に家に帰り、ご飯したくをしてから再び事務所で、東京の報告を書いたら一日が終わってしまいました。今回、東京にモバイルを持っていかなかったので、紙に書いた原稿をうつのが大変だった…やっぱり持ち歩くようにしようっと。

◎ミサイル実験

 こういう時こそ外交の力が発揮されなければならないと思います。しかし、残念ながらここのところ日本のアジア外交は無策に近いので、実はとても不安です。まさか外務省が何もやっていないって事は無いでしょうね。
 マスコミ報道は未だ推測の域を出ていない訳ですが、安易な武力行使は外交の、政治の敗北を意味するという基本を忘れずに、私たち国民こそが冷静な対応をしなければならないと感じています。

7月4日(火)

◎盛岡の観光ポスター展

 昨晩『ポスターの神様』にお会いしたせいではないが、有楽町ふるさと情報プラザで開催されている表題のポスター展を見に行きました。10時40分頃に着いたのですが、開館が11時…。喫茶店で時間をつぶし、11時30分頃に見に行ったのですが、会場はガラ〜ン。
 受付の人に聞いてみると、一日に少なくとも500人位の入場者があるのだそう。でも、私がいる間の来場者は2人のみ。何事もないように流れているさんさのビデオがちょっと哀しかった。

◎観光説明会

 午後は、旅行代理店さん、旅行マスコミさんへの説明会を見学。
 進行を勤めた観光コンベンション協会の畑山さんも『立て板に水』のしゃべりでしたし、網張の千村さん、八幡平の泉館さんのトレッキング話も良かったと思うのですが、説明会に来た代理店さんやライターの皆様の目が一番輝いていたのは、観光素材提供者の方々がテーブルまで行って個別でお話しをしている時。
 多分、そういうものなんだろうな、と見学させていただいて始めて解りました。営業は難しい…






◎この二日間の感想

 にぎにぎしくはあったと思います。ただし、費用対効果という観点から見ると、どうもよく解らない。
 でも、これを『盛岡を売り込む営業活動』と見た場合、、費用対効果はすぐに表れるものではないとも思うのです。(新規事業をする際、名刺は沢山ばらまかなきゃいけないですものねぇ)
 今回1回限りではなく、今後、継続して売り込みが出来るかどうか、にかかっているのだろうと思います。

 あと、気づいたのは盛岡ブランドの『盛岡くらし物語』というキャッチコピーの使い方です。
 ご挨拶などの際、皆さんさらっとこのコピーを言うのですが、それだけだと何がなんだか解らない様な気がするのです。
 このコピーはあくまでもイメージコピー。何かとセットになった時に威力を発揮するもののような気がするんですね。
 ですから、こういうキャッチコピーになった理由(『盛岡の人たちは、長年くらしの中で培われてきた、自然や文化そのものを愛している。何か一つを取り出してそれを象徴とするのではなく、盛岡全体を見てもらいたい』というような)を説明する必要があるんじゃないかしら。
 この説明がうまくできれば、そのスピーチは成功したスピーチになるように思います。
 これって、何よりも課程が大切、って事に似てるかも。

7月3日(月)

盛岡デー・イン・東京の視察報告】
 本日から明日まで、東京は新宿を主会場としている『盛岡デー・イン・東京』に来ています。盛岡ブランド事業や北区・岩手大学との産学官連携事業の実際を見たいと思ったからです。以下、報告いたします。

◎オープニングセレモニー

 「大宮で乗換えれば8時40分発で間に合いますよ」という、緑の窓口のお兄さんの言葉を信じて、滋賀知事選挙、嘉田由紀子さんの勝利(私の親しい人たちが応援に入っていたらしい)を祝う暇もなくバタクタと子どものお弁当を作ってから出発したんだけれど、本当に11時30分からのオープニングセレモニーに、ばっちり間に合いました。お兄さん、ありがとう!
 新宿駅西口に響き渡るさんさ太鼓の音に導かれて会場へ。踊るミスさんさの皆さんに惹かれてか、ステージ前には結構な人だかりが。…あれ、さんさ踊りが終わったら、残っているのは知っている顔が多いような…取材中のビデオカメラの脇にも、県内のマスメディア名が大きく貼られているし。まぁ、これはある程度仕方のないことなのかも。
 市長は挨拶の中で、盛岡のお祭りの日程を話していましたが、そういうことはペーパーで配った方が良いんじゃないかなぁ?その代わりに「盛岡のこういうところがとっても良いんですよ」っていう話をして欲しかったなぁ。時事通信社が選ぶ、全国一住みやすい街」ってどんな街なのか、イメージ先行かもしれないけど、ああいう場所では『生言葉』で話すほうがインパクトが残ると思います。
 セレモニー終了後にブースを見て歩きました。
 おおっ、こんなところで海野(経)先生や舞田(文夫)先生に会えるとは!盛岡でもこれらの絵はあまり見たことがない。
 物販は賑々しい状態でした。特に食品関係。夕方にかけてもっと盛り上がるのではないだろうか。

 一通り見た後、午後から行われる『岩手大学・北区・盛岡市 新技術連携フォーラムin北区』に出席するため、新宿から王子に移動。

新技術連携フォーラム

 おっ!すごく沢山、人が入っているぞ。ざっと見て120人前後かなぁ。これが関係者ばかりでなく、首都圏の企業の皆様が沢山来てくださっているのでありますように。

 市長の『産学官連携の取組み』の話を聞いていて、市では西南地区への企業誘致を真剣に図っている、という感触を強く持ちました。その方向には同意。あの広大な区画整理地には流通業や軽工業が似合っていますよ。きっと。
 「坪16〜17万円は工業用地としては高い。融資制度を準備しています」と市長も発言していましたが、西南地区のネックは地価の高さだと思う。融資制度で良いのかしら?必要なのは補助制度ではないの?もし、雇用の場が一定の規模で出来るのであれば『逆ザヤ』になっても良いから産業にきてもらう、というやり方もありますよね。 『どういう条件があれば、企業進出をする気になるか』という部分がもう少しはっきりしていたらなぁ…この辺、もう少し知りたいですね。

 研究発表と事例発表で心に残った話を2つほど。
森邦夫岩大工学部教授
 「水と人があれば会社は来る」という考え方は、現在では間違い。この考え方では、地方に来る企業は組立部分だけになってしまう。今は、新しい技術を提供する事が必要。
 新しい技術の提供は大企業になら出来ることだけれど、中小企業では『?』。「それならば岩手大学がその部分を提供しましょう」という考えでやっている。『大学を介在した地域コンビナート体制』を構築したい。
伊藤義雄 ファースト電子開発代表取締役(北区)》
 ファースト電子開発は元々無線機器の製造を行っていたが、新しい機器を開発してもすぐにコピー商品が出回ってしまうため、大量生産は止めて小ロット製品を作る方法に切り替えた。現在は、無線応用機器・マイコン制御機器・電子応用機器・ICタグ装置・スポーツ競技タイム測定器などの製造や技術提供を行っている。主な売上先は、宇宙航空研究開発機構・富士ゼロックス・三井造船・住友重機・JR・東京メトロ・ホンダ・NEC・オリンパス・中部電力・島津製作所・三菱などなど、匆々たる大会社。タグホイヤーにもOEMを供給している。
 最近、大企業に大きな変化を感じる。不況のため、新分野に乗り出した大企業が、その分野で技術を持つ中小企業を求めていると思う。『製造下請工場を探す』という今までのあり方とは違ってきた。だからこそ、私たちの会社では「こんな事をやるための、こういう機械が欲しいんだけど」という要望に応える形で、仕事を行っている。

 とにかく大きい工場を誘致すればそれで良い、という時代では無いというのは私も解ります。低賃金競争で日本は発展途上国にかなわないですもの。私が以前勤めていた岩手アイワも結局は閉鎖してしまいました。大きな会社も小さな会社も技術で勝負、というのは、ある意味、良いことなのかもしれません。小回りが利く形で勝負を続けているファースト電子開発のお話しを聞いて、目から鱗が落ちるようでした。

◎盛岡の芸能と音楽の夕べ

 夜は再び新宿に戻って(30分ほど遅刻した。北区のフォーラムが面白かったので仕方がない)表題の催しに。
 参加は250人位かなぁ。私が想像していたより多かったです。
 民謡歌唱の後、津志田さんさ。その後、盛岡出身の音楽家さん達のクラシックコンサート。ソプラノ歌手の細江紀子さん(合併式典の時、歌って下さった方です)が出演依頼などご尽力されたそうです。彼女曰く「今日、スケジュールがあった方はこの位ですが、首都圏で活躍する盛岡出身の音楽家はもっと沢山います」。へー、そうなんだ。
 途中で「ブラボー」の声も何度か飛ぶ、雰囲気の良いコンサートでした。

◎伊勢志穂、神様と会う(おまけ)

 前述のコンサートで、私より若干遅れて入ってきた素敵な男性が私の前の席に。
 「ひっ…ひょっとして…?」
 ああ、なんと、私の『神様』、中村誠氏ではありませんか!
 怖れ多くも、休憩時間に話しかけるという暴挙を冒してしまいました。が、ぶしつけな私に対し、中村先生はあくまでも粋。知的なお話しぶりを聞きまして、私、さらに熱を上げてしまった次第です。やっぱり作品は人柄を表すのね。
 「私は資生堂ネイルエナメルのポスターが大好きです」と言ったら「私も気に入っています。あれはメトロポリタン美術館に入っているんですよ」とのこと。メトで見るこのポスターって…ああ、似合いすぎている!

7月2日(日)

 注)今日の日記は、中学生のころのうぶな気持ちに帰ってお読みください。

◎恋は発見から

 この間、放課後にK子が「ねぇ、Tってカッコイイと思わない?」って言った時、あたしは「そうかぁ…?」って思った。だから「ふつうじゃん」って答えたんだけど、そしたら「カッコイイよぉ。イセは男の子に興味がないからわかんないんだ」ってK子が大笑いするから、あたしも笑った。その日はそれでおしまい。別にどうってことなかったんだよね。
 でも、次の日からT君が気になって仕方がない。今までもおんなじクラスにいて、どうってことなかったのに。気がつくと私の目は彼を追っかけている。
 どっちかっていうと無口なのにいっぱい友達がいることとか、ぶっきらぼうな感じなのに、失礼じゃないんだよね。ほかの男の子みたいにイジワルじゃないし。
 確かにK子が言う通りかも知れない。T君はすてきだ。……あれっ?

 かくして31年前、私は『初恋』というものに落っこちてしまったのでありました。(ほぼ実話。同級生が読めば大笑いするに違いない。ワハハハハハハハ)
 え〜、何でこんな話を書いているのかと申しますと、昨日、文化地層研究会の代表(私はこの方のファンであります)と事務局の方(とても有能な方で、お会いするたび頭が下がります)と『盛岡LOVE』系のお話をしていたんですね。そしたら、ふっと思い出したんですよ。それも鮮やかに。最初は「アタシの頭はいったいどういう風に繋がっとるんだ?」と動揺したんですけれど、ちょっと考えてわかりました。『何かを好きになるってこういうことなんだよ』という繋がりだったんです。
 昨日まで見すごしていた美点を『私が』発見した時、恋が始まるんじゃないか、と思うんですね。それは人に対しても、街に対しても。だからこそ私たちは、もっとよく見なきゃいけない。愛がなければ、自分の住む街を、国を、応援も批判も出来なくなってしまうんじゃないかと思うのです。

7月1日(土)

◎青山駅植樹祭

 今朝、青山駅で植樹祭が行われました。
 みんなで貼ったレンガの前部分の花壇に、葉ものを中心とした植物群が突如表れましたので、今日、電車に乗った皆さんは気づいてくれたのではないかしら…。
 しかし、今回『みんなで作る駅舎』に関わって、改めて気づいたのですが、道路や駅って、誰かがきれいにしてくれているものなんですよねぇ。先日、大通でゴミを拾っている若い人がいるのに気づいたのですけれど、あれがシネマストリート・プロジェクトの人たちなんだろうなぁ。そういう地味な努力をしている皆さんに気づいたという意味でも、今回のことは私にとって大きかったです。

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