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10月31日(水)

 なんかパタクタしていて、今日まで日記を書きませんでした。すみません。
【今日までの過ごし方】
 28日(日)午後 9条の会西支部の講演会・パネルディスカッションに参加
 29日(月)午前から午後にかけて 中心市街地活性化の研究についてディスカッション
       夕方から夜にかけて  自転車の安全利用についてのアンケート打ち合わせ
 30日(火)午前 休み
       午後 議会報告作成
 31日(水)議会報告作成など事務仕事
       夜 中心市街地活性化の研究についてディスカッション

◎思えば遠くへ来たもんだ

 ここのところ、学生さんと中心市街地活性化に係る話をし続けていたら、最終的に「道路幅が商店の売り上げにどう影響するか」だとか「交通の対流を促すためには交通セル方式が良いのか」なんていう、筋金入りの文系人間にはついていくのが苦しい話題を繰り広げています。
 何でこんな風になっちゃったんだろう?元々は福祉や教育にかかる費用を捻出するために、緊急でない公共事業(簗川ダムとか、いくつかの都市計画道路とか)に反対していたのが始まりなんですけど、やっているうちに「どうせハードを作るならもっと合理的にならないのか?」と思い始めたのが運の尽き。確かに私には、1つところを掘り下げていく『オタク』傾向があるのですけれど、振り返ってみれば「ずいぶん門外漢のところまで来ちゃったなぁ」と思います。

 盛岡のまちづくりって、いまだに『拡大をあきらめる』宣言をしていないのです。人口も財政も増えない時代になってしまったのに…私はナンセンスだと思うんですよね。もっと集積度を高める方向の施策を出すべきだと思うのですけれど。(そして、交通施策などはその方向に行っているように思うのですけれど)
 粘着質なので、この問題にはこだわって行くのでしょうけれど、何せ数字が覚えられない頭には辛い…

10月27日(土)

【今日の過ごし方】
 午前 事務仕事
 お昼から第2ブロックの教育振興運動発表会に参加
 15時30分から創立60周年記念厨川中学校同窓会に参加
 その後、買い物をしてから事務所に戻ってきてこれを書いています。

◎厨川中学校の想い出

 我が母校も創立60周年。大変なマンモス校でしたが、今では6クラスしかないのだそう。それでも市内で2番目の大きさだそうですから、ここ30年間の少子化はすごいのねぇ。
 今でも「厨中出身です」というと「あー、あなたの歳だったらまだ荒れていた頃でしょう?」と聞かれる事が多いのですが、実際に暮らしていたあの時分に困ることはなかったですよ。『良い子と言われる子』も『悪い子と言われる子』も仲が良かったし。変な言い方ですが、それぞれの実存を否定するようなことは無かったように思います。
 定期テストは無かったし、今で言う総合的な学習をやっていたし、先生方は生徒の自主性を重んじてくれたし、美術部なんていうマイナーなクラブにもちゃーんと予算を取ってくれたし…あたしにとっては良い学校だったなぁ。
 私が『多様性』という事にこれほどこだわってしまうのも、厨中での経験が大きかったと思うのです。先生、それから中学時代を一緒に過ごしてくれたみんな、どうもありがとう。

10月26日(金)

【今日の過ごし方】
 午前 事務仕事
 お昼から中学校の学校公開事業のお手伝い
 15時30分頃から議会制度検討委員会の打ち合わせ
 夕方から青山まちなみ景観再発見事業のフォーラムに参加

◎帰ったらどっと

 議会報告も書いていないし、視察の報告も書かなきゃならないし。あ、樋口さんの事も「後で書きます」ってこの日記に書いたんだっけ。
 ああ、休みたいなぁ。

10月25日(木)

【今日の過ごし方】
 午前 食を考える会
 午後 樋口強落語講演会の反省会
 夕方から 盛岡自転車会議の勉強会(ドイツ視察の報告会)

◎消費税

 母がここのところ読めなかった新聞をまとめておいてくれたので、五日分を一気読みしていたら、消費税税率アップの記事が。年金給付を安定させるための財源として、とのことだそうですが「それって何か変じゃないの?」と思う。だって格差が問題なんでしょう?だったら、お金持ちには優しく、貧乏人には負担が重い(いわゆる逆進性が強い)消費税は社会保障費の財源としては不適切じゃないですか!
 以前、市民会議ニュースの特集でも書いたけれど増税するべきなのは減税続きの譲渡税(株や土地取引に対する税金)や高額所得者に対する所得税だと思うんです。
 変だよねぇ?そう思いませんか?

 
10月24日(水)

【今日の過ごし方】
 旭川に移動
 旭川で行政改革について話を聞く
 その後千歳空港に移動して仙台経由で帰盛
 家に着いたのが22時だよ。もうクタクタ…

◎でっかいどう!北海道…でもでっかすぎるのでは?

 前述のコピーが「くだらん!」って、『恨ミシュラン』の西原理恵子でしたっけ?
 今回の視察はレール&レンタカーなんですけど、いやー、実際に道内を走ってみて解ることってあるなーと思います。具体的な情報ではないのだけれど『空気』とでも言いますか、そういうもの。なんたって山がないんだもの。盆地で暮らす盛岡人とは考え方が違ってきても当たり前のような気がします。
 高速道路のパーキングエリアで『でっかい』お城を発見。「あれ、なあに?」と私がさんざん騒ぐものですから、同行した会派の皆さんがパーキングエリアからさらに奥に(わざわざ通行証を入れて)入ってくれて確認したのが左の写真。
 『砂川ハイウエイオアシス館』というもので、後から調べてみたら「砂川市ふるさと活性化プラザから指定管理された云々」とのことですから、行政予算を使っているみたい。中に入ってみたらおみやげ物やさんでした。
 あのー、ちゃんとこの前にパーキングエリアがあるのよ。中でおみやげも売っているのよ。右写真は左写真を遠景から撮ったもの。平日だからか、駐車場はガラガラ。
 これって、私の感覚から言えば無駄遣いの範疇に入ってしまうのだけれど。北海道の人たちはおおらかなのでしょうか?

10月23日(火)

【今日の過ごし方】
 函館から札幌に移動
 道庁で夕張市の再建計画について話を聞く
 その後、夕張市に移動
 夕方から、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会(今年からNPOが主催する)の皆さんと懇談


◎市民自治のトップランナー

 夕張市での懇談、面白かったーっ。マスコミを通じて持っていたイメージと全然違いました。

 会った人が言っていたこと。
 「夕張の人たちがみんな生活が苦しくて、街も高齢化が進んでいて、大変な状態になっていると思っているでしょう?でも、この街の年寄りはお金を 持っている人がそれなりにいるんです。夫婦そろって炭坑で働いて、それぞれ20万円くらいずつ年金をもらっている人たちもいるんですよ。そういう人たち で、街が大変だから何かやりたい、っていう人が実際にいるんです」
 「炭坑がある時は、道路も住宅も銭湯も、みんな鉱山会社が作って提供していた。閉山になってからは、会社の代わりに役所が仕事(夕張リゾート)も基盤整備も肩代わりしてやってくれた。 私は財政再建団体になって良かったと思う。だって、夕張市民は始めて、自分たちの力でこの町を何とかしなければならないと言う状態に追い込まれ、そして、何とかしようと頑張り始めているのだから」

 ね、めちゃめちゃかっこいいと思いません?
 マスコミで伝えられているのって「財政再建団体に落ち込んでも、けなげに頑張っているかわいそうな夕張市民」っていう風だと思うんです。確かにそういう側面もあるのでしょうが、全部が全部そうじゃない。 ある意味夕張は『市民自治のトップランナー』になりつつあるのではないかと思うのです。
 勿論、それがとっても大変な事はその通りなんだけれども。

 困難に陥っても、生きている限りは何とかしなきゃ行けないし、「何とかせにゃならん」と思っている人たちは、とても強くなる。「人間ってあたしが思っているほどヤワじゃない」ってつくづく思いました。

 …ちなみにゆうばり映画祭はかなり面白そうです。すごく狭い街なので、映画祭に行くことは「俳優や監督と話す・食べる・飲む」という事に必然的になってしまうらしい。
 都合のつく方はぜひお出かけを。

10月22日(月)

【今日の過ごし方】
 会派視察一日目
 青森県庁で、新幹線青森開業に関わる産業振興と平行在来線について話を聞く
 その後、青森県立博物館を見学
 函館泊まり。

◎美術館の未来
 視察のトータルな報告は後ほどトップページで行いますので、そちらをどうぞ。
 今日、話題の(私の周りでだけかしら?)青森県立美術館を見学。平日の昼間だというのに、結構にぎわっていました。それでも、今年は赤字が出そうだとのこと。

 私が一番興味があったのは、以前ここを訪れた知人が言っていた一言。
 「青森県人はスゴイよ。この時代に芸術にあれだけ金を使うんだもの。剛毅だよね」
 実際に県内から大きな批判は出ていないとのこと。ただ「今後赤字が嵩んでいけばどうなるか解らない」とも仰っており、様々な取り組み(ちなみに常設展の中に『ミニ企画展』を行っていました)をやっているとのことでしたが、それらの取り組みが「どれだけ市民に知られているか疑問」という発言も。
 ただねぇ、私、文化というものは、手間暇とお金をかけて醸成されるものだと思うのです。沢山見ることによって、好き嫌いが出てくるのだし、沢山聞くことによって善し悪しが解るものではないのかしら。これって、即効性のあるものではないですよね。
 そういうことに、理解があるお国柄というのは大切にしなければならないと思います。

10月21日(日)

【今日の過ごし方】
 岩手にホスピス設置を願う会主催の樋口強落語講演会当日
 朝の会場設営から夜の打ち上げまで

◎ごめん

 打ち上げで遅くなってしまいました…
 眠いのと、明日から会派の『青森・北海道視察』なので、樋口さんの報告は盛岡に帰ってきてから…(許してー)

 
10月20日(土)

【昨日、今日の過ごし方】
 20年以上会っていなかった友人から連絡があり、仕事で盛岡に来ているとのこと。
 女性センターの映画を午後観た後、本当に久しぶりに会った。
 本日はいわて子どもの森の『いわての児童館・学童クラブ交流大会』に参加

せたがやチャイルドライン

 明日、樋口強さんの落語講演会があるので「今年の参加は無理」と思っていたのだけれど、せたがやチャイルドラインの味岡尚子さんが来ていると聞き、無理をして子どもの森へ。
 小雨が降っていて寒かったぁ…おまけにものすごい霧で…


 大会はジュニアリーダーの水沢(あ、今はもう奥州市なのか?)JUMPの皆さんも来ていて「ああ、無理しても来て良かったな」と。
 チャイルドラインの良いところは、子ども達を批判しないところだと思う。味岡さんの発言は『寄り添う』という姿勢が感じられてとても心地よかったです。
 本当は泊まって、もっと話を聞きたかったのだけれども、明日もあるし。
 暗くなってから帰りました。

 
10月18日(木)

【昨日、今日の過ごし方】
 大きな約束事もなく、事務仕事のみ
 時間の合間を見て買い物に行ったり、割とのんびりと。

◎郵政選挙と亀田ファミリー、そして消費税増税

 今日は朝から先のWBC世界フライ級タイトルマッチで反則行為を繰り返し、処分された亀田一家の謝罪記者会見のニュースで持ちきりだったのだけれど、結構沢山のコメンテーターが「ここまで持ち上げてきてしまったマスコミの責任」について語っていました。

 でも、私、素直に聞けないのね。
 だって同じようなことを郵政選挙の後にも言っていたけど、その時とおんなじなんだもん。「あの時もそうだったけど、結局、同じようなことをくりかえしちゃったねー」っていう人、私は一人も見ませんでした。(ま、私は最近、あまりテレビを見られないのだけれども)
 この歳になってしまうと「あいしてる」って10回言われるよりも、黙ってゴミ出しをしてくれる方が愛を感じるのよね。マスコミの皆さんにはそこんとこをよくご理解いただきたいのです。
 
 ところで、Yahoo!ニュースによれば、政府は消費税の税率を上げたい模様。
 「給付を維持し、国民の負担を増やすか」「負担を増やさず、給付を減らすか」という論戦に持っていきたいようなのだけれど、「ちょっと待ったぁ!」って私は言いたいのね。
 だって、負担を増やす場合には必ずしも消費税の増税ばかりが方法ではないのだし、給付を減らすにしても、どこのどういう部分を減らしていくのかで、意見は全然違ってくるもの。

 今、政治家が考えなければならないのは「消費税の増税か、福祉の切り捨てか」という二者択一じゃないはずなのね。もっと多様な増税と福祉抑制のバージョンがあって、どれを行えば一番国民に打撃が少ないかを考えるのが彼らの仕事だと思うの。なぜ政治家が考えなければならないかというと、官僚任せにしていては、官僚にとって楽で、損をしない施策が行われるに決まっているから。

 政府は国民に選択肢が2つしかないと思わせたいのだろうけど、マスコミはまたこれに乗っかっちゃうんですかね?いくらなんでも、やめてちょうだいね。

10月16日(火)

【本日の過ごし方】
 午前 学校の図書ボランティア
 1時過ぎからはお休みモードで私的雑用を2〜3件

◎がっくし…

 腰痛対策でプール通い(と、言うほど頻繁でないけれど)をしていることは何度か書きました。久しぶりに約束がない午後だったので、プールに行こうと思い立ち、今朝は洋服の下に水着を着て出かけたんです。
 勇んで出かけたスポーツクラブだったんですが…定休日でした。アホですね。

 久々にゆっくりとした午後を過ごせたのですが、議会報告をつくっていないからなぁ。明日からそれに追われそうです。

10月15日(月)

【本日の過ごし方】
 午前 樋口強落語講演会のパンフレットづくり
 午後 子どもの親子レク
 夜   樋口強落語講演会のパンフレットづくり

◎貧困について考える

 給料日は明日。財布の中は85円だけ…今月は子どもの部活などで出費が嵩み、非常用の通帳もデッドラインに突入しているので、銀行からお金を引き出すのもなぁ、という状況。
 でも、一日我慢すれば良いだけなんですよね。今回の場合は。家に帰れば米も野菜もあるし。
それでもこんなに心細いのだから(自転車がパンクしたらどうしようとビクビクしながら走っていました)、いわゆる『ワンコール・ワーカー』の人たちってどんなにか不安なんだろうと思ったんですね。

 「もはや問題なのは格差ではない。貧困が問題なのだ」と誰かが書いていたけれど、たった一日でもお金がないとこれだけ不安になってしまうのですもん。明日どうなってしまうか解らないという恐怖が、いつ終わるともなく続いていくというのはものすごいストレスになると思う。実際に貧困で苦しんでいる人だけではなく、いつ貧困に陥っても不思議ではない現在の社会情勢が、あたし達にものすごい重圧をかけている。

 以前にも書きましたが「まじめに働けば何とかなる、と思える社会をつくらないといかんな」と、会員証とレシートばっかりの財布を見ながら思った次第です。

10月14日(日)

【本日の過ごし方】
 午後からホスピス設置を願う会の事務局会議
 その後、樋口強落語講演会関係の事務仕事

◎テロリスト

 ヤフーのニュースによれば、自民党の中谷元・安全保障調査会長(元防衛庁長官)が今日のテレビ番組の中で「インド洋での海上自衛隊の給油活動に反対するのはテロリスト」というような発言をしたのだそうです。

 それなら私もテロリスト?

 ちゃかすのは止めて、まじめに書こう。
 この発言は、アフガンやイラクでの戦闘で非戦闘員以外の多くの犠牲者が出ている事ばかりではなく、それこそ、テロリズムの被害にあった人たちに対しても、侮蔑発言になってしまうのではないだろうか。
 少なくとも、この戦闘行為によって問題が解決するとは私には思えないし、ブッシュ大統領の支持率の暴落を見ても、インド洋の給油が国際平和に日本が貢献しているとは言えないんじゃないかな。

 この給油活動に使っている財力・人力をもっと別の、例えば、アフガンで井戸掘りをしているペシャワール会の様な活動に使えば、テロリストになってしまう若い人たちを減らせると私は確信しています。だって、未来への絶望故に武器をとってしまうのだと思うから。
 テロ特措法がらみの予算は、費用対効果という点で、非常にコストパフォーマンスが悪いんじゃないかと思うんです。だから反対なんだけれど、中谷氏はそういう考え方を検証しようとは思わないのかな?検証のない予算執行は、間違いにはまってしまうと私は思うのですが…

10月13日(土)

【本日の過ごし方】
 一日中、一関の県立磐井病院で講座を受ける

ホスピスボランティア養成講座

 昨年、盛岡でも行われたホスピスボランティア養成講座が磐井病院でも開かれたので、見学に行きました。
 今回の講座で勉強になったのは、ホスピスボランティアがチーム医療の一員としてきちんと位置づけられていること。 「ボランティアに求めるのは、患者さんとしての『目』です」という、医療従事者の言葉が印象的でした。
 現在、岩手にホスピス設置を願う会と県立大学では、ホスピスボランティアに関する共同研究を行っていますが、ホスピスの運営は医療機関によって千差万別です。
 でも、今までの感触で言えば、ボランティアの必要性を重視している病院ほど、良い病院のような気がします。

10月12日(金)

【本日の過ごし方】
 午前中から子どものPTA(広報委員会の編集作業)

◎まったりとPTAをやりました。議会報告を全然書いていないのがマズイです。

10月11日(木)

【本日の過ごし方】
 午前中 オンブズマンいわての代表、井上博夫先生に会いに行く
       (政務調査費の件でアドヴァイスを受けたので、結果の報告に)
 昼 あまりにも腰が痛い(さぼったから?)のでプールに
 午後 樋口強落語講演会の宣伝で県庁と市立病院へ
 夜 樋口強落語講演会の打ち合わせに盛岡劇場へ
    (結構、力を入れています。21日、ぜひ聞きに来てください)

◎『シッコ』感想

 アカデミー賞のドキュメンタリー部門での受賞(華氏911)スピーチで「ブッシュよ、恥をしれ!」と豪語し、話題になった(週間現代Onlineにまだ記事があった!)マイケル・ムーア監督の新作です。(あの発言、私は「よくぞ言った!」と思ったけどね)

 アメリカの医療制度の矛盾について(健保が全て民間会社。特定疾病の経歴があると入られないし、入っていても医療を受ける際の制限が異常に大きい。薬もバカみたいに高い)描いたドキュメンタリーです。あまりよく知らなかったので、観てビックリ!

 しかし、合衆国の乳児死亡率がキューバのそれより高いとは…医療技術ではそうじゃないだろうということが明らかに解っちゃうからこそ、制度の矛盾について考えさせられました。
 日本も健康保険からの出費を抑えるため『後期高齢者医療制度』が導入される予定で、この映画を見終わった後では「人ごとだ、って笑えないんじゃないか」と、ちょっとばかり深刻な気持ちになっちゃいました。

 マイケル・ムーア氏の凄いところは『何かを切り口にして、自分なりの社会の見方を展開してくれる』ところだと私は思っています。(だから多くの人が「これを鵜呑みにしてはマズイ」って発言するのだろうね)

 今回も医療と健保制度のことを描いているんだけど、『権力ってどういうものか』『民主主義ってどういうものか』『自分はどういう社会で暮らしたいか』について、彼なりの答えを提起しているように私は思いました。

 全部うろ覚えですがムーアのインタビューに答える下記発言などからそれを感じるんです。
 「政府が国民に与えたくないものは、教育と医療と自信だ」
 「フランスでは政府が国民を恐れているが、アメリカでは国民が政府を恐れているからだ(なぜフランスでは医療費が無料なのにアメリカでは民間の保険に加入していても医療が受けられないのか、制度の違いの理由についての質問の答えとして)」
 「民主主義は社会主義より発達した制度だ」(「ラジカルである」という意味に私は受け取った)

 私が「やっぱりマイケル・ムーアって好きだ」と思うのは、彼が虐げられている人たちの側に立とうとしているからだと思います。
 「『戦争』をイメージしろ」と言われると、私は、戦火の中で逃げまどっている自分をイメージしてしまう。所詮私は、攻撃している側や、客観的に解説しているイメージは持てない人間なんですね。

 ムーア氏にもそれと同じにおいを感じるのです。

 「社会はもっと複雑だよ」と言う人もいるでしょうけれど、「今自分が感じる理不尽ややるせなさを、もっと自由に口に出してみようよ、そこから始めようよ」で良いじゃないかと、非常に素直な気持ちになりました。

 クレジットにはさまれて「ありがとう。カート・ヴォネガット」という字幕が、ポンッと出てきます。

 ああ、ムーアさんよ。だからなのか!

 あなたもヴォネガットに励まされたことがあるんですね。
 …「ここで泣くのはバカっぽい」と思いつつ、止められませんでした。

 ぜひ、観てください。

10月10日(水)

【本日の過ごし方】
 午前中 子どものマラソン大会を見学
 昼 地域の人からの頼まれ事について回答をしに行く
 1時30分から 観光特別委員会
 3時ころから 樋口強落語講演会の宣伝で保険センターへ
 18時から 観光特別委員会の懇親会
 20時から マイケル・ムーアの新作『シッコ』を観る

◎映画が!

 良かったぁーっ!いやー、無理して行って良かった。
 明日、感想を書きます。

10月9日(火)

【本日の過ごし方】
 基本的に事務仕事

◎寒い

 ついこの間まで猛暑でヒィヒィ言っていたのに、昨日の晩なんか寒くて布団に入ってから靴下を履こうか悩んでしまったくらい寒い!今朝も寒かった。
 確かに「もう10月ですから」と言うのは容易いですが、昔はもっと緩やかに秋を迎えませんでしたっけ?あたしの気のせいでしょうか?
 今日は腰の調子も最悪です。

10月8日(月) 体育の日

【本日の過ごし方】
 サイクルトレインで金田一温泉へ 
 午後5時頃青山駅着の後、事務所でメールチェック

◎雨が激しかったけど、サイクルトレインへ

 岩手県サイクリング協会の恒例の催しですが、私は皆勤賞!
 寒くはなかったのですけれど、靴がぐちょぐちょになってしまって…ちょっと辛かったです。
 催しのサイクルトレインも良いのですが、日常的に電車に自転車を積み込めるようになれば良いのですが。

 金田一温泉は良い湯でした。そのせいか、帰りの電車では爆睡。走行距離は35qくらい。満足。

【おまけ】道路に突然出没するこの金の網(グレーチングって言うの?)、これが滑るんですよ。気をつけても後輪がもって行かれちゃう…もっと滑りづらい物に出来ないんでしょうかねぇ。

10月7日(日)

【本日の過ごし方】
 お昼 3時間ほど人と会う
 午後 家族サービス
 夜 20時には寝る予定

 今ここで書いてはちょっとまずいことと、久しぶりに子どもと遊びましたという、具体的に書いても仕方がないことなので、今日はパスです。

10月6日(土)

【本日の過ごし方】
 日中 役員をしている中学校の文化祭
 夕方から 岩手にホスピス設置を願う会の事務局会議

◎若いということ

 PTAバザーがありまして、その準備と後かたづけ及び反省があったので、ほぼ一日中学校にいたのですが、しかし、中学生って集団でじゃれ合っていると生後4ヶ月くらいの子犬みたいだな、と。
 私にも確かにこの様な時代があり、なおかつ、その時代からあまり進歩もしていない訳ですが。でも、体が10代の時のように動かないから、思考も沈黙がちになるわけで。
 どうも後ろ向きの発想ばかり浮かんでくるので「だから子どもは嫌いよっ!」とつぶやいてみたりして。(あたし、最近思うんですけど、やたら子どもに厳しい大人って、たぶん嫉妬しているんじゃないかしら?少なくとも私はそうだわ)

10月5日(金)

【本日の過ごし方】
 13時から 会派会議
 14時から 政務調査費について各会派幹事長・出納責任者会議
 夜 ホスピスボランティアに関する研究の打ち合わせ

◎息切れ

 9月議会が終了して、議会報告の作成など事務をやりたいのに今日も市役所へ。
 今議会は色々とハードだったので、実は1〜2日くらい休みたいのですけれど、そうもいかないスケジュールです。
 栄養ドリンクやサプリメントの類は嫌いなので、バナナ喰って頑張ります!

10月4日(木)

【本日の過ごし方】
 午前中 議長と各会派幹事長に議会制度検討委員会の結果を報告
       全員協議会
       断続的に会派の会議を行い、午後の本会議での会派意見を作成
 午後   本会議(採決)
       途中の休憩で、政務調査費に関する話し合いの記者会見をする議長に同席する
       終わってから会派での打ち合わせ
 夜    一旦帰って、生協の共同購入を家に持ってきてから、9月議会終了後の懇親会
       午後8時30分頃から事務所で事務仕事

◎「終わった、終わった」じゃないところが辛いところ

 議会が終わってから、議会報告を作って、それを配達して、というのがあるので、これからがもっと忙しくなります。(ご存じのように私の議会報告はなかなかできあがらないので)
 2日に書いたように、イベントも目白押しだし。(「私の仕事の分は議会が終わるまで待って」と言っている場合が多いのです)…ゆっくり寝たいなぁ。

◎9月議会の私の採決

 市長提出議案(認定含む)のうち、平成18年度一般会計決算と国民健康保険決算に反対しました。(理由の一番は競馬の融資があったため。国保は国の制度自体に問題があると思っているので)反対少数で結果としては可決されましたが。

 請願については下記の通りです。
1.盛岡市子ども科学館への天文台設置についての請願(可決)  賛成
2.国民医療を守るための請願(可決)  賛成
3.後期高齢者医療制度実施にあたっての請願(否決)  賛成
4.東松園地内の防風林伐採中止に関する請願(否決)  賛成

 提出発議案については下記の通りです。
1.国立大学法人への運営交付金に関する意見書について(可決)  賛成(幹事長が提出者)
2.義務教育国庫負担制度堅持及び
 負担割合二分の一復元を求める意見書について(可決)  賛成
3.国民健康保険に係る国庫負担金の
 減額算定措置の廃止を求める意見書について(否決)  賛成
4.テロ特措法の延長に反対する意見書について(否決)  賛成

             
10月3日(水)

【本日の過ごし方】
 10時から議会制度検討委員会
 11時ちょっと過ぎから明日の採決に向けての会派会議
 午後は明日の採決に向けて会派意見の一部の下書き
 それが終わってから、2つばかり質問があったので、担当課に行って教えてもらう
 夕方に帰宅・食事の後、事務所で会派意見の一部を作成とメールチェックなど
 …明日は9時頃には役所に行きたいので、今日中に家に帰りたいよう

◎『政治と金』の話をふられて感じたこと

 選挙運動費用の収支報告の訂正をする方が何人かいることが報道されています。それに関わって今日、ある人から「団体から寄付をもらうことについてどう思います?」と聞かれました。

 個人献金で全てがやれれば良いと私は思います。で、沢山の人が「カンパしたい」って思ってもらえるような議員になることが出来ればよいと思うのですが、でも、それってとても重いことだよね。

 今まで私も、沢山の方からカンパをもらって活動してきました。人から(何かを売ったわけではないのに)お金をもらったり、知恵や時間を提供してもらったりすると「裏切ることは出来ないなぁ」とズンッと感じることがあります。これはある意味、恐い(逃げられない)です。

 こういう経験が積み重なっていくことが、政治家を強くしていくんだとは思うのです。だからこそ、顔が見えない団体や企業からの献金ではなく、個人献金で全ての政治活動が出来る政治家っていうのはスゴイ、と思います。(私の場合、企業からの献金はないけど、自腹活動が多いので、偉そうなことは言えないんですよ)

 いつかはそうなりたいな、と思います。(ホントは「いつか」なんて言っていてはいけないんだけど)きっとそれって、辛そうだし、相変わらず恐くもあるけれど。でも、それがホンモノなんだと思うのです。

10月2日(火)

【本日の過ごし方】
 午前から午後3時頃まで、役所で建設常任委員会を傍聴しながら都市計画についての資料づくり。(資料づくり、というよりは自分の頭の中を整理したかった、と言う方が正しいかな)
 夕方から事務所。なんやかやで帰れなくなっている午後7時30分。

◎色々なことがドッと押し寄せてくる秋

 樋口強さんの落語講演会、ホスピスボランティアの養成講座と自転車の安全利用に関するアンケート調査(この2つは所属している団体が県立大と共同研究しているのです)、青山町の歴史的建造物に関することとまちづくり関係、会派の視察、学校の文化祭等々に加えて、個人で(ある人と組んで、ですが)研究するテーマ(かなりの量のフィールドワークが必要と思われる)を見つけてしまいましたぁ!
 4年前から休日なしでやってはいますが(いっぱいいっぱいになってしまうと、ついつい逃避しがちな性格なのでちゃんとさぼってはいる。そのせいでまた、仕事が遅れるという悪循環付き)ホントにこんなにやれるんかいな?
 無給ですが、書類の整理をお手伝いしてくれる奇特な方はいらっしゃいませんでしょうか?いろんな人と知り合える、ということくらいしかお返しできるものはありませんが…もしも、そんな方がいらっしゃったらご一報を!

10月1日(月)

【本日の過ごし方】
 午前中から午後にかけて、某打ち合わせ(企画が確定したら皆さんにもお願いをするかも)
 夕方から事務所に顔を出し、一旦帰宅して夕食。
 その後21時から、メールを出さなければならなかったのでもう一度事務所へ。
 メールを出した後、電話したりなんだりして22時45分、再び帰宅。今日中に帰られました。

◎どうしてなんだろうなぁ

 世の中のために役に立ちたいと思っている、優れた才能が、まさに「お呼びがかかればすぐ役に立ちますよ」という状態なのに、どうして『ステージ』がないと、それを発揮させてやれないのでしょう?
 「知恵や経験を丸ごとストックしておける場所があれば良いのになぁ」と、今日、人と話していて思いました。

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