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いせ志穂の「つれづれ日記」
3月31日(木)

◎人に説明しようとすると

 トップページに載せていますが、4月10日(日) 9時30分〜14時 青山三丁目公民館で、青山駅の周辺整備についてみんなで考えるワークショップを行います。本日はそれについて説明したのですが「人に説明しようとして始めて、そのことについてしっかり考える」ということがあるなぁ、と思いました。解らないことは説明できないもんね。人に説明する中で、解っているつもりでも、実は解っていなかった、なんて事に気づいたりもします。
 行政の説明責任ということって、つまり「どれだけ解っているか」ということなんだなぁ、と気づきました。

3月30日(水)

◎(ちょっと生き返って)28日の続き

 何を書こうとしたのかと言えば(もう報道で明らかになっているのですが)社会福祉事業団が正規職員にスポーツ振興券を配っていたということが、外部監査で明らかになったということなんです。(今日の新聞によれば動物公園公社でも似たようなことがあったようです。)
 外郭団体職員の福利厚生はどうあるべきか、という話なのでしょうが、私の素直な気持ちとしては「これって、かなりまずいんじゃないの?」額の大小に関わらず「お手盛り」と思われるような事がまずいと感じるのだと思う訳です。議員も自らの身を正していく必要性がありますね。

◎美しい景観いわてシンポジウム

 昨日参加しました。事情があってパネルディスカッションの最後の一時間しか聞けなかったのですが、地元学の結城登美雄氏の次の発言が心に残りました。
 「地元学は地域を良くするために地域の当事者になること。人の心が繋がらないと(景観が)キレイ・キタナイと言っても問題は解決しない。そこに暮らしている人の声を聞き、理解することがまず必要だと思う」

3月29日(火)

◎おわび

 昨日、突然終わっている理由は、議会の休憩時間に書いていたからなのです。「会派の意見」を作成する会議が再会したので中断して、そのままになってしまいました。
 今日、その続きを書くつもりだったのですが、夜に人と会って帰宅したらもはや24時。もう疲れていて書く気になりません。
 3月議会は、合併やら競馬やら予算やら(これは当たり前だけど)あって、いつも以上に疲れ切った様です。今、疲労なら「売るくらいある」状態。

3月28日(月)

 今日は3月議会の最終日。私は来年度一般会計予算、国保特別会計予算、病院事業予算、来年度補正予算(競馬組合への5億円融資)、市税条例の一部を改正する条例に反対しました。

◎社会福祉事業団職員にスポーツ振興券?

3月27日(日)


 思いっきり寝坊をした日…
 写真は松園一丁目から見た岩手山の稜線。こんなに長い稜線は、建物で遮られるため、市街地にいては見えません。綺麗だったので「パチリ」。(でも、後から見てみると電線がうるさい。人間の目で見たときは省略しちゃうものも、カメラはしっかり写すからなぁ。)


◎岩手競馬の勉強会

 「いわて愛馬の会」の主催で勉強会があったのですが、以前競馬組合の柴田副管理者から再建案の話を聞いたとき以上の新しい話は聞けませんでした。
 農水省も特効薬を持っていないのね…

3月26日(土)

◎ジェットコースター

 長期的に計画を立てて、こつこつと積み上げていく仕事をするのがとても苦手です。「集中して、ガーッとやっちゃう。やっている間は無理をし続ける」というやり方で今までしのいで来たのですが、さすがに寄る年波に勝てずに、最近は議会が終わると(今日はまだ終わっていませんが)ぐったり、放心状態になってしまうことが多くなりました。とんでもないハイテンションの後の「小鬱」状態になるのですね。一年が4回山のあるジェットコースターの様です。
 ただ、私の仕事の本丸は議会開催中にはないと思っています。議員が市民の要望を代弁するものであるのなら、議会に入る前にもっと多くの人の声を聞く事が必要なはずなんですね。 だから、鬱なんかになっている暇はないはずなんですが…
 「人間、やっぱり体力だ…気力だけではやっていけん」と思うことが多くなった今日この頃。
 あとね、人間にはぼけーっと本読んだり、映画見たり、絵見たり、草っぱらに寝っ転がるための、一定の長さの時間が必要なんだとも思いますです。細切れの休憩ではなく。(休みたいだけなのかなぁ。でも、今休んだら半年くらいずーっと休み続けてしまいそうな気が…)

3月25日(金)

 またしても、昨日、日記を書きませんでした。うたた寝したまま朝を迎えるという、非常にマズイ展開で…

◎「見守る」という言葉をめぐって

 5月7日〜8日にかけて、再び平井雷太氏を囲んで講座を開く予定です。(私自身が参加できるかどうかは、まだ未定なんですけど)その中で「見守る」という事をテーマにしようという話で、チラシの原案が出来上がりました。以下のようなものです。

親と子、先生と生徒に限らず、どんな人とのかかわりでも「見守る」ということが大切だと最近つくづく思います。つい、口や手をだしすぎたり、逆に放任してしまったり、程よいあんばいで行動するのは中々難しいものです。今回は、子供も、若い人も、歴史を重ねた人も、色んな人がいる一泊二日の中で実際に起こる出来事を通して、「見守る」ということ「人とのかかわり方」についてそれぞれが気づいていく場を用意しました。ご意見番には東京から、「学び」、「場作り」、「人とのかかわり方」を日々考え行動している平井雷太さんをお招きしています。一緒に学びの場を体験しませんか?

 これに対して以下のような意見が寄せられました。

 子連れ合宿のチラシの文面を○○さんが書かれ、送られてきた。「見守りとはどういうことか?」というテーマになったということだけれど、書かれている「見守る」という言葉を、どういうこととして書かれているかが、私には見えてこない。「どんな人との関わりでも『見守る』ということが大切だと最近つくづく思います」と書かれていることが、唐突に感じられる。どういう場面、だれの何に対する見守りが大切と感じられているのだろうか。「見守る」そのものが私には伝わってこないのだけれど。
 具体的な「見守る」大切さを感じた一場面を書いた方がいいのでは?と思った。それから「それぞれが気づいていく場を用意しました」というのは、押しつけがましくないかな。参加された方がそれぞれに気づいていく「場」になっていくとは思うけれど、そういう「場」そのものを用意できるのだろうか?とも思った。
 私は、この「見守る」という言葉を発する人の立場に「?」をもってしまっているかもしれない。私が子どものとき、大人の目が周りにたくさんあって、そのことが私にとってはしんどいことだったという体験があるせいか、私が子どもの立場だったら、「見守られたくなんかない」と思ってしまう…ので。でも、これは私がもっている言葉のイメージなので、○○さんがこの言葉をどう感じ、どう使われているかということを具体的に書いてくれるといいなと思う。

 言葉って、その人その人で違う意味になるのね、とつくづく感じました。昨日書いた「役所文章の「訳が解らなさ」なんていうのは、言葉に対する無力感を表しているのかもしれない。「言葉を信用しないって決めたから、ああいう風なもの言いになる」とか。深読みしすぎかな?
 「見守り」については、チラシの原案をかいてくれた方から聞いたときは「うん、いい感じの言葉だね」と思い、それに意見を寄せてくれた方の文章を読んだときは「確かに見守られるのって、うっとうしいかも」と思い…相変わらずのコウモリぶりです。
 ただね、私が感じるのは「誰であろうと私を気にしてくれている人がいて欲しい」ということ。(誉められるの大好きだし。)それと同時に「私はあなたがとても大切で、あなたの状態が善くあって欲しいと思うけれども、私がそう思っている事が露骨に現れるとあなたが負担に感じるかもしれないから、何となくさりげなさを装っていたいの」(あー、こんな風に書くとやな感じだぁ。)と思うことも間々あるんですよね。私が「見守り」という言葉を聞いて「いいな」と思ったのは、そのあたりかな。

 こういうやりとりをしつつ講座を迎えるので、コミュニケーションについて学ぶという点で「いやぁ、講座そのものではなく、スタッフやることこそがお勉強だよなぁ」と思います。
 
3月23日(水)

 「春が来た」と思っていたら、明日からまた雪が降るとか…。やっぱり、岩手山に鷲が飛ばなきゃ春にならないのね…

◎条例とか規程とかの「語り口」について

 本日は「総務」と「教育・福祉」の常任委員会でした。私は「産業・環境」なので、今日は傍聴。しかし、議案書を見ていつも思うことは「役所で決めるきまりってわざと読みづらく書いているんじゃないの?」と思うほど、普通の言葉遣いをしていないこと。だって、普通以下のような言い方をしますか?
「(1)次に揚げる特別の事情がある場合であって、市長が市場の仲卸業者及び売買参加者の買受けを不当に制限することとならないと認めて許可したとき。」(盛岡市中央卸売市場業務規定)
 三回位読んで、やっと意味が解った…
 文章っていうのは「人に伝える」ためのものですから、この手の文章を読むと「拒絶されている」感を持ちますね。少なくとも私は。

 日本国憲法を「悪文だ」と言う人がたくさんいるけれど、これに比べりゃずっとましなんじゃないのかなぁ。逆にあの訥々とした文章、特に前文なんか、心に染みると思う。

3月22日(火)

 現在21時43分、雨が降っています。春がきましたね。

◎予算委員会が終わりました

 一般会計・国民健康保険特別会計・市立病院会計に反対しました。(会派では一致しなかったので、今回はバラバラのまま。)
 
 今議会で私が一番感じているのは「まず第一に、盛岡市が抱えている施設や維持すべき環境を現在のレヴェルのまま保っていくことを考えていくべきなのではないのか」ということ。
 トップページの「代表質問」にも書いていますが、今や盛岡市の一般会計予算は1994年と同じ規模まで縮小してしまっています。おまけに、盛岡市が大規模公共事業を始めたのは1992年前後からなんです。つまり、94年当時よりも今の盛岡はものすごい「物持ち」になっているという訳で。当然、維持補修費は以前よりかかっていくはずなんですが、2005年度では94年度の半分しか予算を取っていないんですよ。
 私は「スクラップ&ビルド」型公共事業をずっと批判してきましたけれど、財政状況の悪化のため、もう「ビルド」なんて出来ないんですよね。でも、まだ「やろうとしている」力も存在すると感じる。原則として「これ以上施設を増やさない。あるものを使う」ということをやるしかないと私は思うんです。

◎例外的に、新しい施設を作るなら

 「住民がその施設に対して責任を持つ」というのが大前提でしょう。つまり、ある程度「自腹を切る」、「労力を提供する」覚悟を持つことです。「青山駅を地域住民の力で作ろう(グラウンド・ワークですね。)」という取り組みに協力をしているのは、そんな理由から。(とりあえず、被覆練兵場の写真を入れたりして…まだ、駅舎の写真ってないから。)
 これってすごく難しいことだけど「行政に乗っかったまちづくりをしてもつぶれてしまう」というのは、ある程度明らかになってしまったわけですから。おまけに「やれ、やれ」「くれ、くれ」って言っても、今の財政状況じゃ、行政はやれないしあげられない。(正直なところ、私はもっと悪くなると思っています。暗い話でごめん。)

◎でも、ホントのところ「暗い話」か?実は明るいんじゃ…?

 でもね、実は私は暗くなっていなくて、明るいような気もしているんです。だって「やる気のある人」っていると思うもの。それも、結構たくさん。
 昨日読み終わった本「<地域人>とまちづくり」(中沢孝夫著 講談社現代新書)は、とっても面白かった。(お借りした本なんだけど、文章ばっかで色気もないし、内容が面白かったんで写真入り)
 70年代に大型店から地元商店街を守るために作った各種の法律や補助制度が、逆に結果として地元商店街の力を弱めてしまったことがよぉく解りました。
 要するに「自分でお金を出して、自分の仕事=ミッション(お、出たぞ。最近お気に入りの単語)として取り組まないと、本気にならないってことですよね。
 この本の「終章 自分たちの時代のはじまり」という部分には、非常に勇気づけられました。市民参画社会っていうのは必然なんだと私も思う。人間は「群で暮らす生物」なんですもの。自分の暮らす「群れ」を「善きもの」にして行こうとするのは当然のこと。そうやって本気になった市民って、かなり賢いものだと思うし。
 だから私は思うんです。最終的には「腹を決めるかどうか」なんだって。(ああ、こんな物言いをするから「下品だ」って言われちゃうんだよな、アタシって…)

3月21日(月)

◎地震

 昨日、家に帰ってから知ったのですが、福岡と佐賀を襲った地震はすごく大きな規模でしたね。亡くなられた方にお悔やみを、お怪我をされた方にお見舞いを申し上げます。
 しかし、避難をしている皆さんは不安でしょうねぇ…人事で本当に申し訳ないのですが、災害のニュースに接するたびに、私たちが暮らしている日常は非常にまれな幸運の上に存在していることに気づかされます。
 
3月20日(日)

◎「習慣」なんて書きながら…

 昨日、日記を書かずに寝てしまいましたぁ。今日気づいた。まだまだですね。私は…

◎「やさしく学ぼう・緩和ケア」について

 ホスピス設置を願う会では、今月から表題のような小セミナーを開いて行きます。緩和ケアというと痛みを取ることがまず思い浮かびますが、痛みって体の痛みだけではなく、心の痛みもありますよね。そういうメンタルな部分も含めて語り合って行こうという試みです。本日はその一回目。
 ご家族をガンで亡くした医療関係の方が講師だったのですが、話の中で私が一番「ふ〜ん」と思ったのは、「ガンに侵されたとしても、それと同時に60兆もの正常な細胞があるのだから、その正常な細胞を健やかに保つことの方を考えるべきだ」という事。確かに私たちは病気になっても生きているわけですし。ちょっとばかり「目からウロコ」でした。
 セミナーの後は講師の方の配慮で、ちょっとした「相談コーナー」みたいになりました。とってもいい感じでしたよ。
 ちなみに、来月もやります。4月17日午後1時30分〜、若園町福祉センター3階にて。誰でも参加できますので、ご興味のある方はぜひいらしてください。

3月18日(金)

◎都合の良い耳

 3日間、予算委員会が続きました。以前も書きましたが、今、盛岡市議会ではインフルエンザと風邪が大流行です。私はまだ大丈夫だけど、予防注射もしていないし、心配です。

 3月議会がどうだったのか、という内容については後でまとめて報告します。本日は予算委員会に出ながらつくづく感じたことを。
 人って自分にとって都合の良いように人の話を聞くものなんだなぁ、と。
 自分のことで言えば、以前聞いた説明なんか、ホントに私にとって都合の良いところだけ覚えている。もっとひどい場合は都合の良いように曲解している。我ながらびっくりします。
 以前から私は「自治基本条例・市民参加条例が必要だ」と事あるごとに主張していますが、行政がやること・市民がやることをはっきりとさせ、やるかやらないかの基準や、やるならどういうやり方でやるか等、具体的に決めていかないと、誤解がやたら拡大していってしまう様な気が…(こういうのって、たくさんありますよね?)
 「条例化すると条例の文章が一人歩きする」という不安もありますが、それより「同じ話をしていながら、お互いの認識は行くと来るくらい違う(うちの母がよくこう言うのです。)」方がマズイと今日つくづく思いました。

3月17日(木)

◎習慣

 夜遅く帰ってきて、子ども達の布団を直し(こういう風に書くといい母親だねぇ)自分の布団にもぐりこんでから、「あ、日記書かなきゃ」と思い出し書いています。こんな風に書くとすごく「ご大層な話」ですが、習慣になっちゃうと思ったより苦ではない。
 ってことは、何でも苦手なことは習慣にしてしまえば良いのだっ!例えば「書類を出しっぱなしにしない」とか「出したものは使い終わったら出した場所に戻す」とか。(片づけ関係ばっかりだねぇ…相変わらず頭も部屋もとっちらかっています。)
 でも、そんなに簡単な話ではないかもしれないです。だって睡魔が…

3月16日(水)

◎行政評価システム

 盛岡市行政が今盛岡市の政策を評価するシステムを作っているのですけれど、私としては、これがなかなか「どうなんだろう?」という感じです。

ウェブもりおか 盛岡市の行政評価システム
http://www2.city.morioka.iwate.jp/17gyoukaku/gyoukaku/ghyouka/

 評価する事は必要だと思うしそれを数値化できるのなら最高なんだけれども、正直、上のサイトを見ても「何が何だか解んない」。
 住民の期待度や満足度、施策の達成度などいくつかの判断基準で点数を付けて評価しているのですけれど、総合点数になってしまえば「住民要望は(現時点で)それほど高くないけれど、施策達成度は低い」というようなものが、上のランクに来てしまう可能性が出てくるんですよね。相対評価だから。
 今日、予算委員会で議論を聞きながら「単純にアンケートを取った方が分かりやすいんじゃないのかしら…」と、ふと思っちゃいました。

◎駐日パラグアイ大使、田岡功(まさし)氏の講演記録

 以下、日常でふっと思ったことをやりとりしているお友達から送られてきた文章です。長いですが、ご紹介します。

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 駐日パラグアイ大使の講演要録を読みました。
 田岡さんは小学校の途中で移住したので小学校を卒業していませんが、現地の人と日系人の問題解決のため、根性や勤勉をもち、努力と勉強をしてきた事が認められ日系人初の大使になったのではないかと言っています。

 「自国民と同等な扱いをしていただいた事に対して非常に恩義を感じています。考えた末、恩返しをするために日本国籍を捨て駐日大使になりました。」

 「移住地では半世紀前の習慣をそのまま引継ぎ、忘れられた日本が地球の反対側にあるといわれ、それは苦しい時代に助け合った気持ちがまだ続いているということであり、経済力のついた日本がアメリカかぶれになってしまい、移住者一世の目から見ればいったい日本は最近いったいどうなっているんだと無力感を抱いている年長者が沢山おります。しかし近いうちに気が付いて変わっていく日本を信じたいという気持ちを私は持っております。」

 「沢山の国で食べる事ができない人がいる中で弁当屋やお店にあるものは時間が過ぎれば何十パーセントかは捨ててしまわなければならないそうです。でもこれも日本の経済力によってもたらされた事でしょうから、おそらく国民がうまく調整される時代が来るだろうと思います。努力や辛抱、そして根性のない若者が生まれてくる現在の日本に対する南米から見た母国への批判をこれから努力してやはり「自分たちの母国は立派である」と思えるように変えていって貰える事を私は願っております。」

 「日本では古くてもパラグアイに持っていけばまだまだ使えるものが沢山あると思います。・・・救急車や診療車や・・・。ただ支援をしていただく時代ではないだろう、ただもらうだけで喜ぶのではなく今後は日本とビジネスができるようなものを作り上げようという事で豆腐用の大豆の輸出を開始し、・・・中国の経済力がつき数年後は日本の食糧確保をできるのは中南米になる時代が近い将来来るだろうと思います。移住者が母国に送れるような輸出産品ができたら、大きな誇りになると思います。」

 「ジャングルの中に入るような厳しい事を知らないまま移住をして3割しか残ってないのが現状です。辛抱する事で完成した移住地は見事なものだと思います。開拓者として努力する中でやはり先輩そして親らは偉かったなと思いました。それは言葉の分からない現地の人達との摩擦の中でも日本人であるという意識を子供たちに植え付けたことです。“大和魂を持て、日本人だろう?”そういう気持ちを肝に銘じるほどよく父に言われたものです。」

 田岡さんは、日本の事も、パラグアイの事も「見守っている」感じを受けました。

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 この文章を読んで「う〜ん…。やられた」と思いました。
 自立するってこういうことですよね。今の盛岡市にとって、とても必要な考え方というか。
 まずもって、大変勉強になりました。田岡さんと文章を送ってくれたM嬢に感謝。

3月15日(火)

◎本日の議会

 競馬組合への融資を含む今年度補正予算は賛成多数で可決。
 特別会計・企業会計の補正予算は賛成全員で可決。
 5つの合併関連議案も賛成多数で可決。(議会改革フォーラムも賛成)
 議員報酬の3%削減する事が賛成全員で可決。(うちの会派は「最低でも5%の削減」を本会議にかかる前に要望したのですが、少数意見で通らなかった。)

◎明日から予算委員会

 来年度予算で行われる事業全体を4日間にわたって審議することになります。これがとんでもなく大変なんです。2p位の厚さの予算書と事業説明書(こっちは2pよりももっと厚い)に目を通してから行かないとダメなんですよ。最初の年は恥ずかしながら、委員会で皆さんが何を言っているかチンプンカンプンだった…
 ニュース23を聞きながらこの日記を書いているのですが、いきなり「大好きな忌野清志郎」が登場。今の世の中には責任をとらない人間が増えてきているような気がする、とのたもうていた。
 はい、その通りです。自分の仕事くらいは自分なりの責任がとれるように、弱音を吐かずにがんばります。

3月14日(月)

◎産業環境常任委員会で競馬組合への5億円融資案に反対

 結局、反対しました。(融資案を含む今年度の補正予算に反対する事になります。)
 今回の融資は確かに「とりあえず融資しなければ、競馬組合は資金ショートを起こしてしまう」という緊急避難的な性格が強いものです。でも、「再建計画(インターネット販売を行うことで11年後に80億円売り上げるという営業強化が柱)を遵守するようチェックをしていく」という答弁なんですよね。「期限が迫っているので、とりあえず融資して、競馬場やテレトラックの縮小をはかる方向の見直しを競馬組合に要請する」という考え方なら解らないわけでもないのですが、最後まで明言を避けられました。
 私としては、やはりこういう議案を、たとえ改善を要望する意見を付けたとしても、責任を持って賛成する事は出来ないです。色々な考え方があると思いますが「スルー」が許されるのはサッカーゴールの前だけだと私は思っているので。
 結局、委員会では賛成多数で可決しました。本会議での採決は明日の予定です。

 しかし、今回のことで「官が資本を支出している法人は、本当に守られているなぁ」とつくづく感じました。私が以前つとめていたアイワ岩手もなくなりましたし、岩手生協天昌寺店も3月いっぱいで閉鎖。(話は変わりますが、どうして私が勤めていたところってみんなつぶれてしまうのでしょう…?)一般の零細企業(私は大企業のことはよく解らない。)が競馬組合が今回持ってきたような再建計画を銀行に提出しても、融資してくれる可能性は非常に低いと思う。
 「機会不平等だよな、ホントにさ」って思うのは、ひがみ根性でしょうか?

 
3月13日(日)

◎公共工事における賃金等確保法(公契約法)

 今日は建設労働組合が主催した表題の勉強会に行って来ました。「労働組合」って言っても、大工さんの「一人親方」や職人さんの組合です。
 公契約法というのは、公共工事の受給額が小さくなっているせいで、下請けの人たちの手取額があまりにも少なくなってしまうことを防止するための法律です。アメリカやイギリスにはありますが、日本にはまだありません。
 大変勉強になったし、大切なことだと思う。法について詳しくは下記をどうぞ。
全建総連
http://www.zenkensoren.org/news/02jorei/jorei01.html

◎風邪が流行っていて…

 今、議会ではものすごく風邪が流行っています。
 体調が悪くても無理して出てくる方が圧倒的なのですよ。
 私も今日は何となく寒いんだけれど、これって外に寒気団がやってきているからですよね?
 …神様、インフルエンザではありませんように。

◎ザ・ゲート

 本日のテレビ「日曜美術館」で見ました。クリスト&ジャンヌ・クロードの行ったセントラル・パークでのプロジェクト。
 これはアートなんだけれども、参加した人たちの感想は、まるでグラウンド・ワークのようでした。やっぱり、「みんなで」共有した時間・経験を持つことはプラスになっていくんだと思った次第。 (何を書いているか訳わからない人の方が多いかも。「ザ・ゲート」については色々な意見があるので、一つを選んでリンクしません。「ザ・ゲート、セントラル・パーク」で検索してみてください。いっぱい出てくるので。)

3月12日(土)

◎玉山村との合併調印式

 色々ありましたが、本日調印式が行われました。
 さらに盛岡市の将来像をくっきりと描かなければならないと思います。
 以前に書きましたが、盛岡市でのアンケートと玉山村での住民投票を経た後の合併だったら、とても素直に喜べたのですが、その辺は残念です。

 式の後に交流会が行われましたが、本日の岩手日報紙上でも紹介されていた玉山村との「合併ソング」が披露されました。作詞が坂田裕一さん作曲が田口友善さんという盛岡市職員ゴールデンコンビの手によるものです。(どちらも有名人ですよね。田口さんが「歌う市職員」ならば坂田さんは「市職の看板役者」なのかしらん?)

岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2005/m03/d12/NippoNews_1.html

 ホントは「クリックすると音楽が流れます」だと良いのですが、私にはその「うで」がありませんので、以下、歌詞を紹介します。
たびだち〜もりおかの四季(とき)〜


おぼえていますか 春の駅
ふるさと旅発つ 若者の涙
靴りなつかし 都会の街角
幼なじみのあの人 優しかった
上野,盛岡,渋民,好摩
東北東線 車窓の景色
上野,盛岡,渋民,好摩
帰りたい なつかしい ふるさと

ながめていますか 夏の山
すずらん咲く頃 初恋のせつなさ
一本杉から 登った山
誓った二人の汗 さわやかだった
岩手 姫神 外山 おいで
すずらんの花 ふるさとの山
岩手 姫神 外山 おいで
もどりたい なつかしい ふるさと

流れていますか 秋の風
嫁ぐ日 祝う そば琴る舞い
稲穂ゆれる 道行く子ども
ほほなでる風 母のにおい
日戸,薮川,巻堀,生出(おいで)
いにしえの里 ふるさとの風
日戸,薮川,巻堀,生出(おいで)
あたたかい なつかしい ふるさと

きこえていますか 冬の音
輝く氷 朝焼け染まる
深雪踏みしめ 信じあう二人
新しい明日に 歩み出すんだ
岩手,盛岡,玉山,岩手
北上の川 ふるさとの音
岩手,玉山,盛岡,岩手
抱きしめる なつかしい ふるさと
 白状しますが、実は私はこういうのに弱い!(ある意味、良くない傾向だとも思う)
 市役所からだけではなく、市民の間からもこういう歌や絵や物語が生まれていくといいなー、と思いながら聴いておりました。

3月11日(金)

◎久しぶりにバスに乗る

 本日は夕方から大通りで人に会うので、夕食時に家に戻らず、議会が終わったらそのまま移動しちゃおうと考えました。そうすると自動車はじゃま。3月議会は、ノートPCや(分厚い)議案書等を持っての通勤なので、ここのところほとんど自動車通勤だったのですが、今日はバス。
 通勤でバスに乗るのは本当に久しぶりなのですが、なんか以前よりも運行がスムーズで早く着いたような気がしました。オムニバスタウン事業の成果なのかしら?

◎おかげさまで

 骨折した子供のギブスが半分はずれたそうです。「〜たそうです」というのは、電話で聞いただけだから。一体どうなっているのでしょう…?

3月10日(木)

◎今日は本会議がありません

 議案について勉強をしたり、役所で質問をしたりしながら過ごしました。
 とにかく議会開催月は議会以外の日程を入れることが難しいので、こういう日はあっという間に過ぎてしまって「ああ、あれもやっていない、これもやっていない」という形になります。
 「忙しい忙しい」と思っていると、毎日の過ごし方が荒くなって、大切なことを忘れてしまったり、後回しにしているうちに時期を逃がしてしまったりするので(今日も一つそういうことをやってしまった…)これからは手帳に書いておこう、と強く決意した次第です。
 ただ、どこに書いたか忘れることも、もっとひどいときは手帳自体をなくしちゃうことも、私の場合は多いんだけど…

3月9日(水)

◎豊村議員の一般質問に感動

 競馬組合再建計画の質問がサイコーでした。通告項目を見て期待していたのだけれども、期待を遙かに越えていた。調子が悪かったんだけど、一気に目が覚めちゃった。
 できるだけたくさんの人に聞かせたかったなぁ。(なんか方法を考えよう)ホントに勉強になる質問でしたよ。

◎「責任」ということ

 今日で一般質問も終わり。今回は「経営」に関する質問が多かった気がします。市立病院とか中央卸売市場とか競馬組合とか。
 今までの反省の上に立つのならば、今後の経営について「誰が責任を負うのか」をはっきりさせなければいけないと思うんですよね。莫大な設備投資にしても、それに伴う借金にしても、自分の会社や家庭のお金だったら、たとえ借りられたとしても「ここまではやらないよねー」と思いますもの。
 うん、一言で言えばそういうことなんだなぁ。税金という「みんなのもの」に対して、一人一人の責任ってものすごく小さいものであるかのように思っちゃう傾向があるような気がします。「みんなの責任」ってある意味「だれの責任でもない」に限りなく近かったりして。これを本当に「みんなの責任」にしなくちゃいけない、と思います。
 勿論、市政に関することだったら、市長と議員と市職員と市民ではそれぞれ責任の重さや持ち方が違ってくると思います。だから「誰にどういう責任がどのくらいあるか」について、私たちは自覚的にならなくちゃいけない。
 古代アテネでは議員の1/3は市民の中でのくじ引きで決めた、という話を何かで読んだことがあります。この制度の良いところは政治が人ごとでなくなること。だって何時くじが当たるかわかんないんですもの。
 「日本の政治はダメだよねー」と言った時、その「日本」の中に自分もいるのだという感覚をなくさないようにしたいと私は思います。ついつい「だって私は反対したも〜ん」って思っちゃうんですが、多数決で負けたという事実を反省しなくちゃいけないよね、と。
 「目的に向かって何をするか」ということを常に考え、行動し続けることしかないのだと最近とみに思います。…けど、これって結構辛い。でも、これしかないんだろうな。

3月8日(火)

 今日は個人的に大きな事故が二つありました。どちらもちょっとショックな事故で…

◎ビロォ〜ン

 朝、家を出るのがいつもより遅れてしまったんですよ。でも、県庁前まではスイスイ進んで「大丈夫、間に合う、間に合う」っていう感じだったんですが、市役所のT字路からメチャメチャ混んでいて、間に合うかどうかびみょ〜な雰囲気に。
 この「頑張れば間に合いそう」というのが、一番良くないと思うんですね。駐車場で焦った私、思いっきり左前方をこすってしまいました。その結果、ウインカー部分が壊れ、ビローンと飛び出してしまいました。
 これを見て「あーん、車検が終わったばっかりなのにー、何でもっと気をつけなかったんだろう」と思う反面「このビロォ〜ンぶりは、マンガやB級ホラー映画なんかで目が飛び出しちゃったのに似ているなぁ。ワッハッハッハッ」と思っている私もおりまして…
 ひょっとして、私、かなり疲れているのかもしれません。(おかげさまで、議会には間に合いました。これで遅刻したらかなり辛かった。)

◎バコォ〜ン

 議会が終わりまして、その後、会派の皆様と話し合いをしたりその他諸々の用事を終わらせてから事務所へ行くと、夫がPCをばらしていた…?
 なんと!事務所のメインPCが壊れちゃったとのこと。幸いにも私のPCとは別のものなので、メールの記録などは無事でした。代表質問が終わった後でホントよかったぁ。
 とりあえず復旧まで数日かかる模様なので、それまでHPの更新が出来ません。資料も出せません。情報公開という点では八方ふさがりだな、こりゃ…IT社会はもろい、という事を肌で感じたりして。
 壊れてしまった理由は熱暴走とのこと。冷却ファンに着いた埃が原因のようです。床に直置きしていたのが悪かったのかも。ごめんねPC、事務所が汚くて。

3月7日(月)

 本日、質問が終わりました。質問原稿と答弁は後ほどUPします。とりあえず「ホッ…」

◎イラクで解放されたイタリア人記者への米軍発砲事件について

 「どーなっているの?!」って感じです。
 考えられるのは、自爆テロに対する恐怖で米軍兵士の精神状態がボロボロになっている、という事。
 人は弱いものです。悲しいです。


3月6日(日)

◎「死までの道」について考える

 20日(日)13時〜若園町の福祉センターで、ホスピス設置を願う会が小セミナーを開きます。医療関係者と患者・家族の間のコミニュケーションについてのセミナーなんですが、それの打ち合わせが今日ありました。(私は今期から役員を降りましたが、事務局員として「願う会」にはずっと関わっていくつもりです。)
 打ち合わせで、講師の方の話を聞いていて感じたことは、患者さんの心の移り変わりを伝える人(サポーター)の必要性です。
 皆さんは「お見舞いに行くべきか、いかざるべきか」悩んだことはありませんか?
 「今、治療がきつくて、しんどい状態なので、しばらく人に会いたくないようだ」とか「伝えたいことがあるみたいなので、できるだけ会いに来て欲しい」とか、病気のステージで様々な状況があるように思うのです。そこが解らなくて躊躇しちゃうことが私にはあります。
 
 ホスピス設置を願う会の結成に関わってから足かけ4年。「人は必ず死ぬ」と意識するようになりました。残念ながら(?)私は自我が芽生えてからのことしか記憶にないので、死という「無意識の世界」は解らないから不安だし怖い。恐ろしいことに死というのは、たった一人で対峙しなければならないものだし。だからこそ自分が直面したときに、今まで関わってきた人たちとのつながりを確認したいと感じるのではないかと想像しちゃうのです。
 人間社会は「人と人との関係」で成り立っていると思うので、好意を持っている人が病気になったらその人のために何かしたいと私は思うし、何か出来ることがあるはずだとも思っています。だから、そのやり方を是非、知りたいと思います。「公式」はないのだとは思うんだけれども…

◎マズイ…

 そんなこんなで日が暮れて、明日の質問の原稿をまだ話し言葉に変更していない!
 マズイぞ。マジで。

3月5日(土)

◎盛岡芸者さん達による常磐津を聞きに行く

 午前中は事務所で質問の準備をした後、午後から街並み塾主催の「常磐津を聞く会」へ。
 いやぁ、盛況でしたね。参加者は100人以上いたのではないかしら。
 実は私、死ぬまでに一度でいいから「芸者遊び」なるものをやってみたくて仕方がない、という人なんです。(大ファンの橋本治氏が書いた芸者さんに関するエッセイを読んで、更にその思いは加速した。)でも、財力がなくてねー。私なんかは、語ること自体おこがましい夢でした。
 本日、堪能。いと、ゆかし。

 「実状はよく解らないが、官官接待がなくなってから芸者さん達は更に大変だろう」とは運転代行業でつい先日までバイトしていた夫の弁。
 しかし、長きに渡り引き継がれてきた芸を何とか後世に伝える術はないもんなのでしょうかねぇ。もったいないと思うのですが…
 (お姉さま方は綺麗だったんですが、写真が汚くて申し訳ありません。席が遠かったのよ。一眼レフを持っていくべきだったなぁ。)
3月4日(金)

◎100円ショップ

 「モノが安すぎる!」新聞の折り込みチラシを眺めていた母がいきなりつぶやきました。「こんなに安いはずはない。これでは作った人に申し訳ない。」
 今、安売りの競争相手は外国なんですよね。物価が違うから競争しても勝てっこない。日本の生産者は負けて、そしていなくなってしまう。それって、長い間かけて作ってきた「ものづくりの文化」を自分から壊してしまっちゃう事なんではないか、とは母の弁。
 いや、ホント、私もそう思うよ。
 
 「高い理由は、文化を守ってきたその努力に対して払うお金だから、それは払えるものなら払った方がいい。私らが買うものなんて、高いって言ってもせいぜい2〜300円高いだけでしょ。2〜300円なんてチョコレート一個分じゃない。チョコレート食べるのを我慢して、地場産品を買った方がみんなが幸せになるんじゃないの?」と母。
 「そっか、できるだけ100円ショップで買い物をしちゃいけないんだ。」と私。(そもそも、100円ショップにあまり行ったことがないんですが。でも、ユニクロにはよく行く…)
 そう言えば文化地層研究会の金野さんもこの間、同じようなことを言っていたなぁ…

 今日材木町の「しゃおしゃん」さんにお茶を買いに行ってたまたまこの話をしたら、えらく同意してくれて「ちょっと高くても買う、ということはその製品を指示するという意思表示ですもんねぇ。そう言う風な世の中だったら嬉しいです。」と言ってもらいました。そんな感じでお金が回る社会って、ひょっとしたらパラダイスなのかもしんないなぁ。おまけにこれって「一人でもできる格差是正施策」なのかもしんない。
 そんなことを考えたら、少し嬉しくなってカンドーした。(単純)

3月3日(木)

◎やっと…

 数日間、日記を書きませんでした。
 3月議会の代表質問の骨子、やっと出来上がりました。が、まだ作りたい資料があるし、書いた文章を話し言葉に翻訳していません。
 まだまだ、PCとのにらめっこが続きます。

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