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いせ志穂の「つれづれ日記」
12月31日(金)


◎本年も色々とありがとうございました

 結局、昨日から引き続き事務所で「市民会議ニュース」(議会報告)を作っているうちに、19時になりそうです。(でも終わらない〜っ。家からは「いつ帰ってくるの?」とバンバン電話がかかってくるし。うぇ〜ん)
 漠然と今年を振り返ってみると、やろうと思っていたことの半分も出来なかったように思います。
 「何がやりたいのか」を実感として掴んだのが昨年だったとしたら、今年は「そのために何を準備するか、どうやるか」を考える年であったはずなのに、アッという間でした。
 こうやって、妄想ばかりが肥大する故に、いつも「口惜しい、口惜しい」と思って生きていくのが、私の残りの人生なのかもしれないなぁ。「中年妄想族」なんて言われたりしてるし。
 …でもまず、仕方ない。それに、やりたいことがあるのは良いことだ。うん。

 今年一年間、貴重なご意見をくださった皆様、励ましてくださった皆様、そして私の妄想に一緒にお付き合いいただいた皆様、心から感謝しています。ありがとうございました。
 皆様の来年のご活躍と、そして、ご多幸をお祈りいたしまして、今年最後の日記とさせていただきます。
 では、来年も政治の場でお付き合いください。

12月30日(木)


◎悩んだ成果?

 やっと「書きたいこと」が絞り出されてきました。
 「あー、これだぁ。なぁんだぁ。」と思ったときには、もうすでに20時。
 明日もやらなければならないみたいです。
 今年は仕事納めがないままに、来年を迎えそうな雰囲気…。ひょっとしたら恒例の「母と罵り合いながらおせちをつくる」事自体も出来ないかもしれない…(こうやって家庭の不和が拡大していくわけです。)

12月29日(水)


◎年末年始(2)

 世間は慌ただしいけれど、自分の日常は変わりません。
 今年の活動報告のニュースを作らなければならないのですが、どうも筆が進まずに苦しんでいます。私自身が皆さんに何を伝えたいのかはっきりしていない、つまり、散漫になっているせいかもしれません。
 う〜ん。困った。

12月28日(火)


◎年末年始

 アイワに勤めていた時代は、お正月やお盆は長期休業になりますので、とっても待ち遠しかったのですが、今は全然関係ないのですね。休みにならないんですよ。毎日なんやかんやバタクタと。
 でも、巷の「お休みムード」にのせられて、「お正月に読もうっと」なんて、やたら本を買っちゃったりして。
 大掃除どころか、大晦日に母と罵り合いながらおせち料理をつくるのが恒例なのを解っているくせに、どうしてこう、雰囲気にのせられてしまうんでしょう。
 反省しなくちゃな。

12月27日(月)


◎週間ダイヤモンド

 今日、市役所に行った帰り道、本屋に寄って雑誌のコーナーを漫然と見ていたら「イオンの死角」というでっかい文字が目に飛び込んで来ました。週間ダイヤモンドの特集記事です。
 まだ、じっくり読んでいないのですが、飛ぶ鳥を落とす勢いに見えているイオングループも、様々な問題があるとのこと。
 例えば「出店数の多さによって現場の管理レベルが低下している」とか「規模の拡大が業績向上に結びついていない」とか。売り場面積当たりの収益力はヨーカ堂がイオンの倍ということやイオンに7000億円を超える有利子負債があることも初めて知りました。
 私は商売人ではないので「そうか、むやみに第二イオンを怖がっているだけではダメなのだな」と思っただけですが(それだけでも大変面白かったですが)、見る人が見れば、この記事はご商売の参考になるのではないのかしら?書店で立ち読みの後「これはイケル。」と思ったら、おうちでゆっくりご一読を。

12月26日(日)


◎年賀状とチラシの宅配

 昨日やらなきゃいけなかったのに忘れていました。年賀状書き。
 公職選挙法によると、私は盛岡市会議員選挙の有権者に「自分から先に」年賀状を出してはいけないことになっています。だから、市外の人の分だけなんですけれど。
 市内の皆さんには「年賀状をいただいた方に自筆で」お出しする事が認められています。「議員になったら急に年賀状もよこさなくなった」(幸いにも今までこう言われたことはありませんが)のではなくて、自分の方から出すのが禁止されているんです。別にたくさん年賀状を出したいわけではないのですが、でも、毎年この時期になると「こんな事を規制するより、もっと取り締まらなければならない事ってあるんじゃないのぉ?」と思ってしまうのも事実。

 と、思いつつ昨年の賀状を取りに事務所に来てみれば、知り合いの方から「また、ビラまきで逮捕者が出ました。」という趣旨のメールが入っていました。23日、東京都葛飾区でマンションに議会だよりを配布していた人が逮捕されたとのことです。
 先日、自衛隊官舎へのチラシまきについての判決()が出たばかりなのに。来年の東京都議選に向けた政治活動を押さえつける事を目的としているように見えます。それも露骨に。

毎日新聞 東京・立川の防衛庁官舎ビラ配布「憲法が保障」3人無罪−地裁八王子支部判決
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/12/17/20041217ddn041040066000c.html

 政治的な発言は全て認めるべきで、それが良いか悪いかの判断は有権者に任せるのが民主主義ってもんだと、私はずーっと思ってきましたが、どうも最近の日本は「怖い方向」に突き進んでいるみたいですね。
 今のうちにこの「怖い方向へ突き進む力」と闘っておかないと、大変なことになりそうな気がします。

12月25日(土)


◎議員報酬

 掲示板の方に書きこみがありました。そちらにも書きましたが、この事について書き始めると長くなってしまうので、こっちで私の考えをくわしく書きたいと思います。
 盛岡市の現在の財政状況から考えると、議員報酬も削減するのが妥当だと思います。一期目に本会議で「段階的に引き下げ、トータルで2割削減するべき(当時の報酬は月額65万円)」と発言しましたが、今も大体その線で考えているのは変わりません。

 えー、こういう風に書くとカッコいいのですが、正直なところ「頭で考えるとそうだけど、実際そうなったら辛いなぁ」というのが本音です。と言うのは、仕事をするのにもう少しお金がほしいと思うことが多いからです。(私の場合、事務所の運営にかかります。実はこの6年間で個人的な貯蓄が1/7まで減ってしまいました。…老後はどうなってしまうんだろう。)
 議員の仕事というのは、やり始めるときりがありません。(時々、とんでもない時間に私からのメールが届く方がいらっしゃるかと思いますが、まぁそういう訳なんです。)
 例えば、今、私は盛岡市の予算構成について、一定の考え方を出したいと思っていますが、そのために1985年からの担当別・目的別予算の一覧票が欲しいんですよね。合わせて、特徴的な他自治体の物もいくつか同じ観点で整理されたものが欲しい。で、常に思うわけです。「あー、そういう仕事をやってくれる人がいたらなぁ…」(時々、政務調査費を使って「こう言う資料を作ってください」と頼むことがあります。これがバンバンやれたら楽だろうなぁ。)
 
 この6年間、自分が取り組んできたことについて、ある程度の自負もあります。勿論、市民の皆さんの声をバックにしたからやれたのですが、数十億円の「ムダ」を削減することに関わってきたと思います。「やれば出来るんじゃないか」という感触があるからこそ「2000人強の部下と膨大な情報を持っている市長に拮抗するだけの考えを準備したい。」という色気が出ちゃうんですよね。(女性としての色気は全然ない私ですが…)

 皆さんは正直なところ、議員ってどのくらいの報酬なら妥当だと思いますか?
 多い・少ないっていう「ぼんやり」したものだけでなく、もうちょっとくわしく教えていただければ嬉しいです。議会や議員が身近でない方であればあるほど、具体的なイメージが出ないかもしれません。が、それは議会の情報が市民に伝わっていないからですよね。そういうことも含めて、ご意見を募集いたします。掲示板でもメールでも事務所にお手紙・お電話でもかまいません。
 よろしくお願いいたします。

 
12月24日(金)


 一昨日、昨日と事務所でPCを開きませんでした。3日分の更新です。

◎ユニバーサル・トイレ

 本日の午前中、故あって公共施設のトイレについて考えました。
 いやー、「トイレについて」ってホントに千差万別ですね。もう、身も蓋もなく書いちゃいますが、例えば「洋式の場合、男性の座った後に座りたくない、という気持ちはないですか?」と男性の方から聞かれました。私としてはそういうこだわりが、まったく無いです。「男女兼用」であれば全然平気。でも「男性専用」に入っていくのは、誰も見ていなくとも嫌です。
 そんな話をしながら「たぶんこれって、みんな少しずつ違うんだろうなぁ」と思いました。
 要はすべての公共トイレが多機能トイレであれば良いわけですが、スペースや予算に制限があるわけです。一番現実的なところに決定しなければならない。しかし、こっちは高齢者からも妊産婦や授乳期間の母親からも意見を聞いてしまっているわけです。
 なかなか、全員の希望をかなえるのは現実的に難しい時、どこまでを一致点にするか、応えられなかった要望にどう説明するか、が求められている事のように思います。(これって優等生的答えだけどネ。)

12月23日(木)


 昨夜、夫がいきなり「明後日、仕事を止める。」と発言。土壇場まで言われなかったのは信用されていないから?
 多分今までお声がかかるとやっていたPC関係の仕事を本格的にやって行くことになりそうです。お入用な方は可愛がってください。
 
◎グラウンド・ワーク 

 青山駅のグラウンド・ワークについて、事務局の皆さんとお話しました。
 以前にも書いたかもしれないのですが、市民・行政・企業の三者が協同で地域課題に取り組む「グラウンド・ワーク」にとても興味があります。行政の仕事を企業と行うやり方にPFIというのがあるのですが、PFIはあくまで「お金のつきあい」に主眼が置かれているような…でも、グラウンド・ワークは「地域を良くしたい」という「公共心」の方が中心だと感じるんですよね。

日本グラウンドワーク協会
http://www.groundwork.or.jp/
内閣府PFIホームページ
http://www8.cao.go.jp/pfi/ 

 グラウンド・ワークって、日本が豊かになるにつれ、何となく薄れてしまった「マンパワー」を重視する地域を再生して行くことにつながって行くような気がするんですけれど。

12月22日(水)


 今日で12月議会は終り。でも、2月の中旬から3月議会関係の説明会が始まる予定ですので気が抜けないでしょうね。その他、合併関係の説明会なども1月から沢山入っていますし。がんばれ、がんばれ。

◎キャンドル・ナイト その2

 昨日、書きそびれました。 自宅で「プラグを抜いた」のは、2度目です。1度目のエピソードを。

 電化製品を使わない事に最初にギブアップしたのはつれあいでした。
 「お父さん飽きちゃった。音楽聞こうよ。」
 すると、下の子がやおら立ち上がり、バタバタと2階へ。戻ってきた彼女の手には学校で使うリコーダーがしっかりと握られていました。彼女曰く、
 「音楽聞きたいのなら、あたしが笛を吹いてあげる。」

 「おおおおお」と思いましたね。
 キャンドル・ナイトっぽい、ちょっと心温まる話だと思いません?(そうでもないか。)

12月21日(火)


◎「A」と「A2」

 お友達のYさんから、森達也氏がオウム真理教の信者に密着取材したドキュメンタリー「A」と「A2」を観た感想が届きました。

A(amazon.co.jpから)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00009P68I/249-2400869-4757158
A2(同上)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00009P68J/249-2400869-4757158

 その中に、集団になった時に一人一人が消えてしまってはダメなんじゃないか、という主旨の一文があって、これについて考えさせられてしまったのです。
 まずお断りしておきますが、私はこの2つの映像作品を観てはいないので、これから書いていくことは作品のことではありません。実際に自分の生活の中で、集団に隠れて「楽をする」事ってあるよなー、って思ったんです。
 何が「楽をする」のか、と言えば「責任が曖昧になる」っていうことだと思いました。
 「自分以外の誰かが決めてくれる」というのはとても楽です。「みんながやっているからオッケー」と思うこともとても楽。考えなくても良い快楽に身を任せるのって、限りなく「らくちん」です。
 (ちなみに、以前「洗脳の楽園」という本を読んだときにもそう思いました。)

洗脳の楽園(セブンアンドワイから)あらあら「現在取り扱いできません」だわ。読みたい方には貸します。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30585140

 でもね、やっぱり自分のことは自分で決めたい、と思う私も確かに存在するのです。大変なんだけど…
 飛躍するかもしれないけど、大変なことに立ち向かっていこうと(弱気ながら)思う私を支えてくれているのは「人と人とのつながり」なんだと思う。お互いに期待しあうこと、頼り頼られること。
 私にとって、愛とか、信頼って、そういう意味合いのような気がします。
 いや〜、ちょっとクサイかな?抽象的ですみません。

◎キャンドル・ナイト本番の夜に

 「今日は冬至でプラグを抜く日だ。こたつのプラグだけは許してもらおう。後は頼む」と連れ合いに言い残し、家族と離れて、青山大通り商店会の勉強会に出ていました。(辻さん、ごめん。やっぱり私は「ファースト・ライフ」を生きている様です。)
 M・M・D研究所の柏原基也さんのお話しを聞いたのですが、これが面白かった!
 小売業の原理原則をお話ししていただいた訳なんですが、「まず理念(Why to do)から。しかし、商業振興というと戦略(What to do)や戦術(How to do)ありき、になってしまっている」という話は、小売業だけの話ではなく自分の活動にも言えることだなぁ、と思ったりして…
 「五感を活かす店づくり」というのも面白かったです。確かに触ってみて、試食して、っていうお店の方が買い物してて楽しいよね。先日行った「土日ジャンボ市」でも、お店の人が「イオン出店で一時期だいぶ客足は減ったけど、最近戻ってきている」って言っていたもんなぁ。
 以前「私はイオンを潰すくらい、盛岡の商店街に頑張ってもらいたい。」と発言したら、失笑をかってしまったのですが、でも、本気なんだよね。(先日、この日記に「私は武器を持たずに、ブッシュ大統領に勝つ」と書いたけど、あれも本気。ええい、笑わば笑え。)
 がんばれ!商店街!
 微力だけど(あんまり自由になるお金も持っていないし…でも)心から応援してます。

 
12月20日(月)


◎本日の午前中は環境産業常任委員会

 ごみ焼却について減額の補正予算案が出ていたので、てっきり焼却ごみが減った効果だと思ったのですが、よっぽどの量が減らないと減額効果って出ないんですって。確かにねー。考えてみれば、ふたつ動かしている焼却炉をひとつとめるためには、ごみの量を今までの半分にしなければならないんだもんね。
 なんでこんなことを書くかといえば、最近になって、啓蒙だけでは世界的な環境破壊に歯止めをかけられないんじゃないか、と考え始めたからなんですね。言葉は悪いけど、何がしかの利益誘導があったほうが動機付けができるんじゃないかと。つまり「がんばって盛岡市のごみを減らして、ういたお金でなんかの事業をやりましょう」と言われた方が私はやる気になっちゃいます。
 なんか良い方法ないですかね?

◎100万人のキャンドルナイト

 でも、啓蒙活動も必要だ、って事で、プラザおでってで開催されたキャンドルナイトのイベントに行きました。これは、一言で言ってしまえば「夏至と冬至の日の20時〜22時まで、電気を消して環境について考えよう」というイベントで、4月の「日記」に登場していただいた辻信一さんが日本での提唱者です。辻さんに義理をたてた訳ではないのですが、盛岡のイベントには一度も行った事がなかったので、本日お邪魔してみました。
 面白かったですよ。地球温暖化防止活動推進員さんのトークあり、岩大や県大の環境サークルの発表があったり、アトラクションもバルーンアートから演奏まで。
 発表者から実行委員の方々まで皆さんが一生懸命取り組んでいたのがいい感じでした。



 左は岩手大学環境サークル「リユース」の活動発表。
 右は県立大学での「スロー・カフェ」での活動発表。






12月19日(日)


◎ヒロシマ

 朝、起きたら良い天気だったので、洗濯・布団干しの後ついつい家族で御所湖までお出かけをしてしまいました。初冬の御所湖は美しかったですよ。
 子どもたちのお目当てだった交通公園は閉まっていました。(だから、そう言ったのに)仕方がないので、土日ジャンボ市で買い物をして帰ってきました。
 午後は「ホスピス設置を願う会」の事務局会議。結構難航したので、終わったのは17時頃だったかなぁ。
 帰りにS書店によって5冊も本を買ってしまった。(あーっ、マズイ…)そのうちの一冊が、こうの史代著「夕凪の街 桜の国」。広島での被爆について描かれたマンガです。
 書評どうり、良かった。
 人が注目してしまう大きな事件の後にも、人の生活は続く訳で、この作品はそういう「日常の中に入り込んで、日常を破壊してしまう被爆という事実」を、何かを責めるのではなく静かなトーンで描いています。しみじみと胸にせまりました。

12月18日(土)


「暖かい、暖かい」と言っていたら雪が降って来ちゃいました。そういうもんですよね。

◎子どもの安全フォーラム

 本日開かれた上記フォーラムに参加してきました。正式名称は「2004年度こどもの安全環境づくりモデル事業 みんなでつなげるこころのわ 〜子ども達が安心して暮らせるまちを目指して〜」。主催は盛岡市で共催が盛岡市母親クラブ連絡協議会。

 以下のような次第で進められました。
 司会:鎌田正子(盛岡市母親クラブ連絡協議会副会長)
 12時30分〜開場 安全点検ビデオの上映・安全事業・諸機関活動展示
 13時〜   オープニング 「早池峰神楽」
 13時20分〜開会行事
 *主催者あいさつ 盛岡市保健福祉部長 角掛 昭
              盛岡市母親クラブ連絡協議会会長 山田浩子
 *来賓紹介     (財)児童健全育成推進財団    松本健一
              盛岡市社会福祉施設連絡協議会会長 菊池 衛
 13時30分〜ニュースでみる岩手の安全
 13時45分〜吉成信夫氏の基調講演
 14時20分〜休憩
 14時30分〜もりおかパトロール隊・安全環境バスツアー・こどもたちによる発表
 14時45分〜安全フォーラム
 ★コーディネーター いわて子どもの森館長     吉成信夫
 ★パネリスト     青少年育成アドバイザー    大村千恵
              岩手県立大学生         加藤美沙貴
              盛同市母親クラブ連絡協議会 大湊真樹子
 15時45分〜 エンディング
 DANCE&FITNESS SCHOOL OLIVEのメンバーによるダンス


 私も数年前に「児童公園の安全について」独自調査の後一般質問したり、「子どもへの暴力防止プログラム(CAP)」の導入を質問したりしてきましたので、非常に関心のあるテーマです。(興味のある方は「トピックスの一覧 こどもたち」をご覧下さい。)
 フォーラムを通して感じたことは、「安全」と「安心」は違う、ということ。本当のことを言えば、完全に安全な状況なんてつくれないと思います。だからこそ危機に直面した時に自分の力で解決できる様な「知恵(スキル)」と解決する力は自分の中にあるという「自信」を与えることが、大人の努めだと改めて思いました。
 右の写真の吉成さんが言った次の言葉に感銘を受けたから、そう感じたのかもしれません。
 「子ども達が遊ぶこと・幸せになることにつながる方向でなければ、安全を語っても仕方がない。」
 全てを規制して危険から隔離した生活は、やっぱり不幸だと思うのです。
 パネリストの皆さんの発言からもそれを感じました。(左から大村さん、加藤さん、大湊さん。)
 特に水沢の「ホワイトキャンバス」(子どもの居場所)の仕掛け人(こういう書き方で良いのかな?精神的支柱でもあるし、実際の指導者でもあるのだと思います。)大村さんの「気にかかる子を、他の子に悪影響があると引き離してしまうのは良くない」という姿勢も、そういう発想に近いと思います。子どもだけではなく大人もそうですが、色々な考え・色々な生き方の人たちが「まざる」中でしか、そしてお互いに違いを認め合う中からしか「安心」な社会は生まれてこないと思うのです。
 私は「健全」という言葉に若干の違和感を感じてしまう人間ですが、ホントの健全ってそういうことだよね。
(参考までに)ホワイトキャンバス
http://homepage3.nifty.com/whitecanvas/
 この事業の成果は今年度中に小冊子としてまとめられる予定です。ご覧になりたい方はお問い合わせ下さい。聞いてみます。

◎もう、ジョン・レノンは歌わない。

 巷に「ハッピー・クリスマス〜ウォー・イズ・オーバー」が流れる時期になりました。
 昨年の日記に「今年もハッピー・クリスマスを悲しい気持ちで聞かなければならない」みたいなことを書きましたが、同じ様な状況であること、罪もない人間が不条理な戦争で死んでいくことに怒りを持っています。
 怒っています。悲しむのではなく。
 このHPの「自己紹介」でジョン・レノン好きであると書いていますが、こういう状況が長期化することで、この歌が免罪符的になっていくことが嫌なんです。おまけに私の国が「ブッシュ大統領の太鼓持ち」を続けることを止められないし。
 私は「戦争を止めさせて」この歌を歌いたい。悲しみの歌としてではなく、勝利の喜びの歌として。
 「あんたは何様だ?」と言われるかもしれないけど、「戦争を続けようとする勢力」に勝ちたい。武器を持たないで。前述に深く関連するような気もするんですが、国家間の関係も「安全」を追及して自国と違うものを排除していくのではなく、「認め合い安心をつくりあげていく」ことが出来るはずだと思うから。
 ラジオから流れるジョン・レノンの声を聞いた翌朝、ふっとそう思いました。
 負けないもんね。

12月17日(金)


◎総務常任委員会・教育福祉常任委員会の傍聴のため、自転車で市役所へ行く

 「所属している常任委員会」に出席する時は1日分の駐車券が出るのですが、「傍聴に行く」時は2時間分の駐車券しか出してくれません。「冬のバイク」はもう辛いお年頃になってしまったので(昨年から、北風に曝したり長時間正座したりすると、左膝が痛むのですよ。もう少し経ったら水がたまったりするのかなぁ…私、確実に老けて行っています。)自転車で役所まで行きました。
 結構さわやかだったりして。
 「四輪車にたった一人で乗って役所に行く」って言うの、罪悪感を感じちゃうんですよね。よっぽど荷物が多い日じゃないと。でも、怠け者根性で四輪を使っちゃう。
 だからこういう風に規制してもらった方がいいな。「便利を追及するなら、その分お金を払いなさい。」って事。ただ、理性に訴えるだけでは、環境保護ってなかなか進んで行かないと思ったりして。

 自転車走行をしていて生まれたいくつかの疑問。
 自転車って、車道にある信号に従えば良いのでしょうか?それとも、歩行者信号?
 歩道を走る時って左を走るの?それとも右?
 同じく歩道を走る時って並進していいの?etc.
 この辺がものすごく野放図になっていて「危ないなぁ」と感じることしきり。
 板橋区では自転車走行についての安全を守るために、条例制定をしていたはず。 
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/koutsu/FMJOUREIHONBUN.htm
 こっち(下)は整備計画ね。
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/kei/jitensya/jitensya.htm
 「歩いて楽しむまち」や「自転車のまち」を標榜するなら、こういうのが必要なのかもしれないですよね。ちょっと研究して、提案してみようかな、と思った次第。

 あ、時間がない。ジョン・レノンについては明日。

12月16日(木)


しかし、暖かいですね。夕方のラジオのニュースによれば、県内で梅の花が咲いたところがあるとか。この分だと盛岡恒例の「クリスマスイブ積雪」も今年はないんじゃないかなぁ。温暖化の影響なのでしょうか?ちょっと不気味…

◎総括質疑

 昨日の日記の最後に書きましたが、本日市議会で質問しました。テーマは2つ。
 1つ目は「財政改革について」。
 昨年盛岡市では現在の財政状況についてつまびらかに明らかにし、緊縮財政を取り始めました。私はこの事を原則的に評価しているんですよね。勿論、行なう事業・止める事業についての意見は市長と同じじゃないけれど。問題は「盛岡市にお金がない」ということはみんな知っているけれど、その「貧乏ぶりがどのくらいなのか」ということについて、市民の認識やイメージが一致しているかと言えば「そうでもない」って事だと思うんです。例えれば、自分の家の経済状態を良く知らずに浪費してもダメだし、かといって必要以上に貧乏ぶって子どものご飯を減らしても問題だ、と言うようなことかしら。
 ちなみに今日聞いた話の中で、イメージを喚起できるかな、と思う事例を書きますね。
 盛岡市が所有している施設の維持・管理費に年間91億200万円かかっています。昨年の投資的経費(総額から借金返済費や生活扶助費、職員給与を引いた額です。)は約172億円。つまり53%程度がいじ・管理にかかっちゃっているという事なんです。それに加えて、市内の学校などが改修しなければならない時期に来ていて、改修費については維持・管理費に入っていません。これじゃあ新しい施設を作るなんて無理。今の盛岡市の施設のレベルを維持していくためには、もう新規の事業はほぼ出来ない状況なんです。(施設の集積率は大したものなので、そこを無視してもいけないんですけど。)
 国の三位一体改革の動向や、今大騒ぎになっている岩手競馬の問題(競馬事業が立ちゆかなくなり「倒産」すれば、盛岡市は競馬組合の公正団体として40〜50億円の負担金を支払わねばなりません。かと言って、展望がないまま借金を重ねれば傷は深まります。)
 こういう財政状況だけど、それでも、創意工夫で何とかできないか考えなくちゃいけない。
 まあ、考え方によっては「生き甲斐のある」時代ですよね。これだけのマイナス条件をひっくり返さなきゃいけないんだもの。市民一人一人の能力の発揮されがいがあるってもんです。(「やけくそ」じゃないよ。「踏まれて強くなろう」ってことです。)

 二つ目。「市民参加の手法について」
 自治基本条例の制定について前向きの答弁をもらったりもしたのですが、ここで私が言いたかったのは「合併に対しての市民アンケートを実施して欲しい」ということだったんです。なぜなら、昨年の市長選の前に谷藤市長が「実施する。」って発言しているから。

岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/chihosen/rikkouho/rikkouho.htm

 谷藤市長は就任してから、言ったことはやってきた、と思うのです。退職金の削減然り、簗川ダムの見直し然り、ハンギングバスケットだってそう。やってきたこと自体の賛否は別にしても「言ったことはやる」という姿勢を私は評価してきたんですよね。じゃあ何で合併に対するアンケートだけはやらないのか。
 市長が合併に関して自信があって、合併後の盛岡に対する夢を描けるのなら、それを市民に話して「賛同してくれ」って言えばいいじゃない、って言うよか「言わなければならない」と私は思うのです。そういう姿勢が市民との信頼関係を作るのだと思うし、積極性を引き出す大きな力になるのだと思うんです。
 残念ながら、答弁は「アンケート以外の方法で、きめ細やかに、市民に周知する」でした。
 ああ、私は市長が大きなチャンスを失ったと思う。
 せめて「何故アンケートを行えないのか」記者会見で説明してほしいと思うのですが…

◎追記

 上記の質問が終わった後につくづく思ったことなんですが。
 某お友達曰く、議員いせ志穂はものすごい「ええかっこしい」なんだそうです。私は彼女にそう言われたときとても嬉しかった。告白すれば、カッコつけて、政治上の約束を守るために無理してます。
 でも、その「無理」が私を成長させてくれていると思うのです。
 …実際のところ、約束を果たせていない人たちもいるんですが。(気にはしているのよーっ!処理能力の範疇を越えているんです。ああ、いいわけ。)

◎(達成の日まで)ジョン・レノンは歌わない

 っていうタイトルで「今日の日記に書こう。」と今朝思ったのですが、それを書くと本日の日記はあまりにも長文になってしまうので明日にします。明日になって忘れないように(すぐ忘れてしまうの)タイトルだけ書いておきます。(意味深?)

12月15日(水)


◎玉山視察

 今日の午前中、議会主催で玉山村の施設を視察に行きました。

盛岡市議会議員行政視察「玉山村めぐり」行程表
盛岡市役所 9:30 →松園経由→ 岩手県新運動公園誘致計画地 9:50車窓から →→ 盛岡工業団地10:00団地内を車窓から →→ 渋民地区区画整理事業地 10:05車窓から →→ 玉山村役場(啄木歌碑)10:05車窓から→→ ユートランド姫神 10:15 →休憩10:45→ イオンクロスドック 10:50車窓から→→ アルプス電気叶ユ地 11:05車窓から→→ イオンSC計画地 11:10車窓より →→ 玉山村文化会館(中央公民館)11:10下車 →(館内見学)11:25 → 啄木記念館 11:25車窓から →→ 盛岡市役所 12:00

 駆け足だったので、なんか某テレビ番組みたいですが(「すべては車窓から」)、玉山村が素晴らしい観光資源、農・工業資源を持っていることを目の当たりに。車窓からの見学が多かったので、あまり写真が撮れなかったのですが、撮った分を紹介します。
 
左は「ユートランド姫神」の入浴場のロビーです。晴れていれば両側の窓、それぞれから岩手山と姫神山が見えるとのこと。






 右は「ユートランド姫神」の加工施設。(賃貸)ここは漬け物を作っていました。他にアイスクリームと豆腐の加工施設があって、お豆腐の方は加工体験が可能とのこと。
 こちらのお漬け物は、地場物産を扱っている店に出しているそうです。写真の左端の女性曰く「扱ってくれるところの開拓がなかなか難しいのよ」とのこと。昨年は「ららいわて」にも出していたそうですが。

 左は岩手山系からの湧き水。
 本当にきれいな水でした。一緒に行った議員の皆様も激しく感動。(「あんまり有名になると汚れてしまうんだよな」との声もちらほら聞こえました。)


 この様にきれいな水なので、右のように、クレソンが自生しています。






 よく、私は「盛岡って、可愛い街!」(ああ、カマトトっぽい言い方ですねぇ)などと言いますが、岩手山と姫神山に抱かれた玉山村は「雄大」で「ピュア」でした。
 今日見てきて、玉山村は大きな可能性を秘めた地域だと感じました。「もっと早い段階で、もっと深く、広域の取り組みが出来ていたら、盛岡が得るものは大きかっただろうな」というのが感想です。
 
 ご存じのように盛岡市と玉山村の間で「合併法定協議会」が設置されています。私は合併自体に反対ではありません。しかし、この間、盛岡市の財政状況を勉強した結果「市町村合併は現在の財政危機を回避する手段にはなり得ない」と思うようになりました。「合併」で行っても「自立」を選んでも、本質的な問題点は同じ。要は「どうやってこの危機を乗り越えるか」の見通しを建て、可能な限りの努力をするしか自治体が生き延びていく道はないのだと考えています。
 そのためには、盛岡市民と玉山村民が合併について自分たちの意志で決定しなければなりません。結果について責任が取れるようにです。
 以前「玉山村の住民投票への動きを歓迎する。」と書きました。考えてみれば(筋を通せば)盛岡市も民意を明らかにするための手段を行なわなければならないのだと思います。(そういう意味で、私はちょっとサボっていたと思う。)
 明日、この点を質問します。

12月14日(火)


◎今日のあれこれ

 本日、一般質問が終わりました。明日は討議ナシの日、明後日の総括質疑で財政問題と市民参加についての質問をします。
 一般質問終了後に会派で市長と面談しました。来年度の行政執行について、いくつかの提案をしました。(後ほどトップにアップします。)
 青山駅のグラウンドワーク関係の打ち合わせにかなり遅刻していった後、事務所に帰ってきたら、県議会で競馬組合への融資が否決になっていました。確かに素人の私が見ても、再建は難しそうな再建計画だったもんなー。「整理する」事になったら盛岡市も負担金を持たなければなりません。…苦しい…
 財政状況だけに目をやると「明るい兆し」は全くないように思います。だからこそ、夢や希望が必要なんだと思うのは私だけでしょうか?そんなことを思うのは、私が事情を知らない「万年子ども」だから?
 それでも、私は思うのです。展望を希望を語らない限り、未来は開けてこないって。
 でも、予測してはいたけれど、お金がなくて困ったなー。

◎足、その後

 良い知恵も浮かばず、困ってしまったので、考えるのは後にしてお馬鹿な話題を。
 先日、足に熱湯をかけて(それも「ふろふき大根」の)やけどをした話を書いたら、ご心配いただいた何人かの方にメールをいただきました。気にしていただいて、ありがとうございます。
 無事、左のように回復中です。暖めるとむずがゆい状態。
 いせがムズムズしていたら「きっと足だ!」と思ってください。(笑)



12月13日(月)


ぼやぼやしていたら14日になっちゃった。明日も一般質問なのにぃ。まずいぞ。駆け足で。

◎一般質問

 今日、面白かったのは伊達康子議員への市長答弁。
 「行政経営の視点」として4つ上げていました。
 1.市民参加 2.公正・透明な行政運営 3.国や県と対等な立場、自立 4.事業の恒常的見直し
 どれも賛成です。
 でもね、具体的にはどうなんだろう?例えば、市長の言う「市民参加」ってどういうこと?、って思っちゃう。
 一年と3ヶ月たったけれど、谷藤市長が盛岡市民とどういう盛岡を作っていきたいのかよく解らない、というのが正直なところです。言葉言葉は賛同できるところがあるのだけれど。
 少し前の日記に「どういう社会に住みたいか」という問いかけをしました。これって答えづらいよね。
 でも、首長はこれに答えなければならないと思うんです。この問いに答えると言うことは、「自分が何物なのか」ということに答えることに限りなく近いのではないかしらん。私は首長にこそクッキリしていて欲しい。
 まぁ、こういう要望をした以上、それは自分にも返ってくると思いますが。
 この事について考えるのがめんどくさくなっちゃって、止めちゃった時に、私の政治生命(「そんなのあるのかーっ」ても、思うけど。)も終わっちゃうんだろうな。

 一般質問の後、中山間地域の鳥獣駆除に関する勉強会。夜はお知り合いの方々と勉強会をしました。その後、会派の市長への要望書作成。
 明日、居眠りをしないようにしなくっちゃあ…

◎追記
 
 明日10時からの藤川智美議員の一般質問原稿を読ませていただきました。
 …面白かった!
 答弁が楽しみです。

 
12月12日(日)


◎簗川の調査

 簗川流域、東安庭・東中野にお住まいの皆さんに、聞き取り調査を行なっていました。土日の空いている日を利用して行なったので、3ヶ月くらいかかってしまいましたが、本日無事終了。
治水を中心に、ダムや堤防について、地元の皆さんがどう思っているか色々聞かせていただきましたし、私が知らなかった情報もたくさんお聞きできました。
 ご協力いただいた地元の皆さん、調査に協力していただいた皆さん、本当にありがとうございます。データは整理した後、しかるべき手段で公表するつもりです。(写真は「今日の簗川」川目トンネルよりも更に上流)

 昨日の日報の夕刊にも特集記事がありましたが、治水って一般市民には解りづらいことです。ずっと川と共に暮らしてきた人たちなら感覚で解ることでも、やれ「基本高水流量」だ、「カバー率」だ、云々…という話になってしまうと、さっぱり訳が解らない。ここ4年間、治水問題と格闘してきた私も、人に説明するのは至難の業です。

岩手日報記事
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m12/d11/NippoNews_14.html

 でも、税金を使い、地勢を変えることというのは、市民全体で決定しなければならないと思うんです。
 聞き取り調査が思いの外早く終わったので、上の写真のあたりまで行って、一昨年の台風6号時の被害についても、地元の方にお聞きしました。
 川端は田んぼなんですが、崩れる兆候があっても護岸補修をしてくれないんですよね。「崩れてしまってから初めて補修の予算がつく」というのが、今の護岸整備のやり方です。何故、そんなことになるかと言えば、壊れる前の護岸整備では国庫予算でやる「災害復旧」にならないので、県や市の自前の予算で取り組まなければならないことが多いため、と聞いています。(写真は簗川に流れ込む沢。台風6号時の水流にえぐられた石垣が崩れかかったままになっている。この上流には「崩れてしまって復旧工事をした」石垣がある。)
 
 その沢の上流、写真の部分に、台風6号の際に流木が引っ掛かってしまい、水が溢れたのだそう。確かにここに木が引っ掛かったら溢れるよね。「間伐伐採なんかの手当をきちんとやったら、防げると思う?}と、一緒に行った連れ合いに聞いたら、彼曰く「無理じゃねぇの。自然にはこういう構造の場所って無いからなぁ。」
…まぁ確かにそうだ。




 沢端に山と積まれていたU字鋼。まさかここに使うわけではないと思うけど。こういうので整備されてしまうと「いざ増水」という時にとんでもないことになる場合があります。
 台風の際に小さな下水や用水路に流されて命をおとすケースもあるんですよね。



 (あ、目で見たときはとってもきれいだったのに、写真にすると彩度が飛んじゃってダメだなー。初冬の山、とってもきれいだったんですよ。)
 私としては、20世紀型の「封じ込める治水」から脱却していかなければならない時代だと思います。(その事については、このHPでも何度か記事にしていますので、詳しくはそちらをご覧になってください。)初めてのことをやるのは不安なのは重々承知。岩手県はしゃにむに今のダム計画を推し進めようとするのではなく、新しい治水の方法を検討して欲しい。
 切に、そう願います。

12月11日(土)


今日は何かとバタバタした1日でした。順を追って書きますね。

◎自衛隊のイラク派遣延長を問う街頭シール投票

 本日1時30分から「憲法九条をまもる集い」が開かれたのですが、それに先立ってサンビル前で「自衛隊のイラク派遣延長に賛成?反対?シールを貼って街頭投票」(これ、私が勝手に命名したもの。正式名称はなんて言うんだろ?)をお手伝いしました。
 署名より簡単なせいか、沢山の人が協力してくれました。でもね、こういうのに協力してくれる人って、やっぱり「延長に反対」している人が多いように思うんですよね。「賛成」の人にからまれたり、怒鳴られたりするのは嫌なんだけど、私としては、意見が違うそういう人たちと「理性的に」話をしてみたいと思います。
 私が一番怖いと思うのは、今のアメリカ合衆国のように、相対する二つの考え方をするグループに二分されてしまい、その接点がないという状況。それぞれ違った新聞をとり、見るテレビ局も読む雑誌も違う。お互いがお互いになんの影響も与えない、そのようなあり方って、なんの展望もないと思いませんか?
 でも、なかなかそういう風に「理性的」な話ってできないもんなんですよね。自分が悪い時も含めて。

◎シネマタウン社会実験セミナー

 ほんとなら、憲法の集会に出るのが筋なんでしょうけれども、シネマタウン社会実験のセミナーに出席しました。今日が最後のセミナーで、ワークショップでまとめをやると聞いていたから。
 ワークショップの話をすれば長くなってしまうので、印象的だった話を書きますね。
 商店街の皆さんとの意思疎通に若干の問題があったみたいですが、トランジット・モール自体は今後の可能性を秘めていると思いました。パーキング・チケットの駐車場を駐輪場に変える事で、歩道が広くなったばかりではなく、対面の商店と近い感じが生まれるのです。これって「にぎわう商店街」の条件ですよね。(「道路の拡幅をすると、商店街は衰退する」と言う方は多いです。)
 実際に商店経営をなさっている皆さんが、この条件を使って「どうやって儲けることができるか」について、もう少しゆっくり考える時間があれば、実験の結果はもっと面白いものになったんじゃないかと思います。あー、もったいない!
 シネマタウン社会実験は、これからもう少し詳しくデータをまとめた後、2月にフォーラムを行います。日程が決まったらこのHPでもお知らせしますので、参加してくださいね。

12月10日(金)


◎今日の出来事

 夕ご飯に「ふろふき大根」をつくったのですが、ずぼらな盛りつけをしようとしたが故に、足に熱湯をかけてしまいましたぁ…!夜に約束があったので、外出しなければならず、で、右の写真のような惨めなことに。(タオルの下に氷を入れたビニール袋が入っています。)
 自衛隊の派遣延長が決まったりするし(予想はしていたけど、悔しいじゃないですか。)、今日は厄日。

◎一般質問を聞いていて思ったこと

 今日から14日まで12月議会の一般質問が行なわれます。
http://www2.city.morioka.iwate.jp/13gikai/gikai/gikai/osirase/index.html
 私は今回は一般質問はいたしませんが、同じ会派の藤川智美さんが14日の10時から予定されています。藤川さんの質問、たぶん面白いと思います。先日行なった会派視察の成果が十二分に発揮されているはずです。

 今日行なわれた吉田孝人議員の一般質問に土地区画整理事業について触れたものがありました。それを聞いていて思ったこと。
 簗川ダムについてもそういう傾向はあるのですが、地元の皆さんが望んでいることの多くは「道路が良くなる・下水道が整備される」ということの様な気がします。今までは「では、区画整理と一緒にやりましょう。」という話で行なわれてきたと思うんです。
 でも、この財政危機のせいで、いつまでたっても区画整理は行なわれない。「それならば下水道などを先行してやってしまいましょう。」という方向に行政も変わってきています。じゃあ、区画整理の計画は何のためにあるのか、という風に私なんぞは思ってしまうわけです。
 区画整理事業は家屋の移転を伴いますから「一度始めてしまうと最期までやめられない」と言われます。でも本当にそうなのかしら?経済右肩上がりの神話は既に崩壊してしまいました。いつまでも終わらない区画整理を待っているうちに、地域が「死んでしまう」事ってあるんじゃないのかな。
 ちなみに私が事務所を置かせていただいている青山大通商店街は、いわゆる「シャッター商店街」になってしまいつつあるのですが、こうなった原因の一つに「いつまでたっても始まらない道路拡張計画」があると思うのですよ。これは、区画整理事業ではありませんが。盛南開発は早いうちに見直した方が良いのではないかと、改めて思います。
 付け足しです。
 区画整理された道路は確かに使いやすくなると思いますが、風情は一気に無くなりますよね。曲がっている道路は曲がっている理由があるような気がするのです。それは「地域」というものに関係があるんじゃないか、などと考えながら、以前読んだ宮代真司の著書「まぼろしの郊外」の内容を思い出しました。(だいぶ吉田議員の質問内容から離れちゃうのですが)
まぼろしの郊外
http://books.rakuten.co.jp/jinbun/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=930940&rbx=X 

 その他には、伊藤俊光議員が「教育について」という質問の中で教育基本法の改訂に反対する主旨で大演説をしました。伊藤議員とは何かと対立することもあるのですが、今日の演説はカッコ良かった。「国家の(に奉仕する)ために個人があるのではない」(表現が正確がどうかは解りません。3月前には議事録が出来ますので、市議会HPの「会議録検索システム」でご覧下さい。)というくだりには、拍手をしちゃいました。ホントならスタンディング・オベーションをしたいほどだったのですが。(伊藤議員に迷惑でなかったことを祈る。)

12月9日(木)


◎いじめ

 重なるときは重なるもので、今日は2人の人から学校での「いじめ」の話を聞きました。
 子ども同士の諍いって陰湿なのねぇ。昔もこうだったかしら…?Kさん曰く「世相を反映しているのではないかと思う」とのこと。そうかもしれないなぁ…。大人の世界がギスギスしているもんね。
 こういう話になると、ついついいじめられている子どもの方にスポットが当たってしまうんですが、本来はいじめている子どもに対して何らかのアプローチが必要である、という考え方を以前聞いたことがあります。欧州(確か、イギリスだったような記憶)では「ピアカウンセリング」と言って、子ども(ティーンエイジャーですが)同士で「何故いじめるのか」ということについて話し合ったりするそう。これが良い成果を上げていると聞きました。恒に思うことなんですけれども、大人と子どもという、支配被支配関係の中で説教をたれられるよりも、ある程度同じ目線で話された方が「グッと来る」んだろうなぁ…
 根拠がないですが、感覚として、子どもたちの自治(言い方、大げさ?)が無くなってきた時点から、いじめの拡大が起きてきているような気がするのですが、どうなんでしょう?

 そんなことを立ち話した帰り道、青空には飛行機雲が…
 世の中は結構美しいのにね。

12月8日(水)


◎みんなでつくろう青山銀河ステーションの会

 「来年12月に開業する青山駅をグラウンドワークでつくろう」というコンセプトで、子どもたちとワークショップをやったりしているのを報告してきました。盛岡市も好意的に対応してくれています。本日もわざわざ説明をしていただきました。
 今までは時間がなくて、とにかくドタバタと要望書を作成したり、ワークショップを行なったりしてきましたが、ここできちんと仕切り直しをして、地元の方々や企業の皆さんにも参加していただく団体を結成しようと思っています。
 以前、11月の終わり頃にも書きましたが、「コミュニティの再生」というのは、今後の社会にとってとても大事なことだと考えています。新しい施設、それも駅という「人が集まる施設」の建設に市民が関わり、その後の管理などに関しても「気にし続け、手を出し続けていく」ことが自主的に行なわれれば、私は「地域を愛する次世代」を育てていくことになると思うのです。
 主旨などを記載した書き物が出来次第、皆さんにもご参加を呼びかけますので、ぜひ、ご協力下さい。(「また、お願いかよ」なんて冷たいことは言わないでね。)

◎明日の盛岡市

 盛岡市の新しい総合計画の実施が来年度から始まります。
 どうも総合計画ってつかみどころがなくて、いただいた資料を見ても混乱していました。
 「迷ったときは出発地点に戻るのが、一番良い対処方法である」ということを思い出して、昨年の市長選挙の資料を読み返したら、そこに宝の山がありました。
 あー、そう言えば、あの時点での「こういう盛岡に住みたい」っていう集大成だったんだよね。あの時に色々な人の意見を聞きながら、政策をまとめた人たちが出した理念・政策っていうのは。どうしてこんな大切なことを軽視していたのでしょう。我ながら馬鹿だよねぇ…
 1年以上たっているので、勿論古くなっている部分もあります。あの時点でだって100%のものじゃなかったと思うし。(言わせてもらえば「雇用」の部分が弱いと思う。大ボラをふけなかったのは「誠実だったから」と言わせて欲しい。えへへ)
 今は確かに、ちょっとばかり、悲しくて辛くて恐い世の中だと思う。でも、だからこそ、明日の展望を思い描いて、そこにたどり着く道筋を考えていかなければならないんじゃないかとも思うのです。(おまけに、それってかなり、やり甲斐がありそうな気がする。)
 この文章を読んでいてくれる皆さんは、どう思いますか?
 どんな盛岡、どんな岩手、どんな日本に住みたいですか?
 是非、教えてください。

◎おまけ

 12月5日に「斎藤純氏著『銀輪の覇者』が面白かった。」という話を書きましたが、今日の朝日新聞によれば「このミステリーがすごい」の5位にランクインなんですってね。自分が面白かったと思った本が評価されるのは嬉しいもんです。

12月7日(火)


◎空き日

 本当は、この間の動きについて資料を作らなければならなかったのに、目先の整理作業に追われて(仕事から逃げて?)全然手を付けていなぁい。マズイぞ。
 5時間位何も考えずに単純作業を繰り返していたので、書き込むことが思いつきません。
 その分、今日は持ち帰り仕事がたっぷり…

12月6日(月)


◎合併に関する特別委員会

 2日の日記に書いた続き。
 市民連合は趣意書まで作って提出したのですが、本会議前に調整できなかったため、本会議が1時間以上止まってしまいました。最終的に、特別委員会の設置はナシ。必要に応じて複数の常任委員会で論議する「連合審査会」を開催するというところに落ち着きました。

◎中央卸売市場

 新聞で読んだ方もいるかもしれませんが、市場の中卸さん達から「卸会社を二社体制にして欲しい」という声があがっています。それらを受けて、本会議終了後に産業・環境常任委員会が開かれました。
 確かに、卸売市場は全国的に取扱量・額とも縮小しています。でもね、そういう現状だからこそ、盛岡ではどういう方針で臨んでいくか、が求められていると思うのです。残念ながら今日の説明では、どうやってこの状況を切り開いていくか、というアイディアは行政側から提案されなかったように思います。もっと悪いことに、そういう意志が感じられなかったの。
 消費者が求めている商品へのマーケティングを行なっていけば、もっと積極的な方向を考えられると思うのになぁ。例えば産地の育成とか。盛岡は「産地に近い」という好条件を持っているのだから。

◎2005学校フォーラム

 昨年は選挙、選挙で吹っ飛んでしまいましたが、2月恒例の「学校フォーラム」の実行委員に(またしても)なりました。「学校運営に子どもたちを参加させよう」という発想から始まったフォーラムも、もう5回目なのね。「月日は百代の…」ですねぇ。
 中心になっているのは学校教師の皆さんなんだけど、今回のテーマは「いい学校をつくる」。フォーラムとかで語るのも良いけれど、実際の学校を「いい学校」に近づけるような取り組みをしたい、とのことで、いたく感銘いたしました。(実行委員、募集中です。)
 さしずめ私は、「いい盛岡をつくる」をテーマにして、理想の盛岡と今の盛岡のギャップを埋めていく、そういう企画書を書かなければならないんだろうなぁ。
 大変そうだけど、面白そうでもある。

 
12月5日(日)


◎新幹線読書

 今日は1日お仕事はナシ。(おまけに時間待ちがあったので「ポップアート展」に行って、我が青春のアンディ・ウォーホールを沢山見ちゃった。)
 ところで、私は長時間電車に乗るのが大好きなんですよね。何でかと言えば「本が読めるから」。今回は行き帰りの時間が何時になるか確定しておらず(正直言って行けるかどうかも前日まで分らなかった)駆け込みでは指定席が取れませんでした。それでも、デッキに座って読んだもんね。
 今回は「スロー・イズ・ビューティフル」(辻信一さん著 平凡社)と「オートバイ・ライフ」(斎藤純さん著 文春新書)の2冊を持って行きました。

「スロー・イズ・ビューティフル」
http://books.rakuten.co.jp/sohoclub/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1377376&rbx=X
「オートバイ・ライフ」
http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/ebarkhor?shelf_id=05

 「スロー・イズ…」の方は途中まで読んでいたもの。以前この日記でも書きましたが、4月に行った「スローな学び」の際に購入してサインまでしてもらったのに、なかなかゆっくり読めないでままだったの。今回やっと読んだけど、いやぁ、良かったですよ。面白かった。スロー・フードやスロー・ハウス、スロー・ビジネスについて書かれた4章あたりまでは「ふんふん。辻さんへのインタビュー記事や講演会で聞いたことね。」という感じ。それはそれで良いんですが、その後の章で書かれていることを読むと「ああなるほど、こういう考え方だからスローっていうことになるんだぁ。」と思いましたね。
 私が特に興味深かったのは、第8章「ぼくたちはなぜ頑張らなくてはいけないのか」と第10章「スロー・ボディ、スロー・ラブ」、そして終章の「遅さとしての文化」。第8章ではしょうがいを持っている辻さんのお友達の言葉から「頑張らないと愛されない」現在の社会の矛盾について考えてしまいましたし、第10章では、それこそ4月に辻さんが強調していた「愛はスローでしょう!」ということが、論理的に展開されていました。(あの時は何となく納得していたけれど「そうか、そういうことだったのね」ってな感じですかね。)終章を読み終わると、「遅さ」を「いとおしい、大事にしなくては」と感じるように。(だから、読み終わるまでの遅さを辻さんも許してくれるだろうと…違うか。)

 斎藤さんの「オートバイ・ライフ」は以前読んだものです。「スロー・イズ…」と感じが似ているものを、という趣旨で本棚から抜き出して持って行きました。何故そう思うのか解らなかったけど、読んでいて思いだしました。シューマッハーの「スモール・イズ・ビューティフル」つながりだったんですね。実は題名しか知らないんだけど。刊行1973年って、私は11歳だもん。理由にならないか。
 あとね、著者のお二人自身も、どっか似ているような気がするんですよね。どちらも「環境派」だし。ホントに似ている人なのかどうかは解りませんが。
 私は自動2輪に対してそれほどの思い入れはないけれど(そして斎藤さんのスタイリッシュな文体にちょっと照れてしまうのだけれど)、この本、好きなんですよね。多分、自分の嗜好を通して社会との接し方を語ることを、屈折しないでやってしまう姿勢が好きなんだと思う。オートバイに関するガイドとしても面白いし。(昨日泊めてもらった義弟がたまたまオートバイ病に感染していたので、謹んで進呈してしまった。それ位じゃおごってもらった分は帰せないんだけれども。)

 著者を知っていると逆に薦めづらいのですが、ご一読を。どちらも新刊本ではありませんが、本屋さんで手に入ると思います。(エンタテインメントをお望みの方は斎藤さんの「銀輪の覇者」をどうぞ。自転車レースの臨場感がたまらず、私は3章の後半から読むのを止められなくなった。こちらは今年出版された本です。)

 さて、明日から12月議会が始まります。今日は充電もしたことだし、気合をいれなくちゃね。

12月4日(土)


◎武蔵野都議選

 「毎日書く」と宣言しておきながら、実はこれを書いているのは5日の朝です。ドヒャ〜ッ、早くも公約を破っちゃいました。「旅先だから、カムアウトしないでごまかしちゃおう」と思ったりもしたのですが、生来気が小さいもので…
 私事で首都圏に来ています。
 用事は1日で良かったんだけど、せっかく来るなら何か役に立つこともしようと思って、以前から情報交換をしている武蔵野市議、山本ひとみさんの個人街頭演説会のポスター張りを手伝いました。来年、東京では都議会議員選挙があるのですよ。都議会議員選挙って「日本の政治全体を占う」とかって言われるらしいですね。私としては「今の政権を倒すような新しい動きがあれば良いなぁ。」という感じです。
 しかし、首都圏の人たちは冷たいね。営業マン慣れしているって言うか…。世間話をしてくれる人が皆無だった。支持者でさえも(/_;)。そういう点では盛岡は良いなぁ。
 写真は回っている途中に見かけたカラスウリです。この辺のお庭には夏ミカンとかも実っていて、歩き回るのは楽しかった。
 夜は妹のところに。義弟に夕飯をご馳走してもらっちゃった。ホントはあたしがご馳走すべきなんでないの…?(でも、カッコつけずにタダ食いした。この辺がアタシのダメなとこだと思う。)

12月3日(金)


◎知り合い

 今日は事務所でメールボックスの整理をしたり、人と会ったりして過ごしました。
 シネマ東北の武田さんが映画「ハードル」の西地区上映会の資料を持って事務所まで来てくれたのですが、たまたま事務所にいたYさんとお知り合い同士。「盛岡って狭いからねー」と、笑ったのですが、でも、考えてみれば28万人もいるんだもの。こんなに知り合いばっかりに出会うのはおかしいよね。つまり、私の回りが「ある程度固定してしまったこと」に原因があるんじゃないか、と思いました。
 積極的に何かやっていこうとしている人たちからもう一回り声を広げて、今の社会や政治のあり方を考えていく人たちをもっと増やす必要性を痛感した次第です。

12月2日(木)


◎議運が本日開かれました。

 正しくは「議会運営委員会」と言います。盛岡市議会のHPには「会期や議事日程など議会の運営に関し、協議を行ないます。」と記載されています。
 「12月定例会の運営について」「議会選出各種委員会等委員の選出について」は、すんなり終わったのですが、その後「合併問題に係る今後の取り組みについて」で、新盛同志会・明政会と市民連合・共産党+オブザーバーの公明党・議会改革フォーラム(私たち議会改革フォーラムは、議運の委員が選出された後に会派として結成されたので、議運の委員がいません。)の意見が摺り合わされず、午前中いっぱいを費やしました。
 法定協の委員を出している会派(新盛同志会、明政会、市民連合)は、(ある程度)意見を反映させることが保障されているのですが、それ以外の会派に所属する議員はそういう場がなかなか見つからない。(そりゃ、一般質問で話すことは出来ますけどね)そこで、何らかしらの「場」をつくろう、というところでは全体が一致していたんですけど、違っていたのはその方法についてで、特別委員会を設置するのか、各常任委員会でやるのか、全員協議会でやるのか。
 私としては「記録が残り、かつ、各部を横断的に質問できる」利点があるので、是非、特別委員会を設置して欲しいと思っています。合併に対する考え方は、ひょっとしたら一人一人みんな違うかもしれない。だからこそ、出来るだけ議論して、様々な考えを自分の中に吸収した後に、「自分としてはどうなのか」という観点で、委員には決定事項をきめて欲しいと思うんです。

 何よりも、特別委員会で議論するのってきっと楽しいはずだと思うんだよね。だって、色々な考えが聞けるじゃないですかぁ。そんな真剣勝負の議論の中からしか、将来の展望なんて出てこないと思うんだけどなぁ…

◎住民投票

 玉山村に盛岡との合併の賛否について、住民投票を要望する動きがあるようです。
盛岡タイムス
http://morioka-times.com/news/0412/02/04120210.htm
(たしか、岩手日報でも読んだ記憶があるのですが、ネットで見つけられなかった。)

 住民投票、臆することなくやって欲しい。前回のアンケートよりも、もっと正確な民意が出るはずだから。(ちなみに私は11月臨時議会で法定協議会の設置に賛成しています。その時に言った意見を「トップにアップしてくれ」と頼んでいるんですが、管理者がなかなかやってくれないんだよね。)

12月1日(水)


 ついに師走ですよ。今年もあっという間に終わっちゃうんだなぁ…

◎部屋掃除

 「行財政構造改革の方針・計画」の資料を探したのですが見つからず、ついに決意して、今日から事務所の「いせ部屋」の掃除を始めました。昨年の8月頃から整理していなかった書類が山積みになっていたのを崩し崩し、あるべき場所に整理しなければなりません。1年以上も山積みにされていたのに、支障をきたさなかったわけですから、全部捨ててしまってもいいのかもしれませんが、絶対捨てた後に必要なものがでてくるもんなんですよね。
 一年以上も前の資料を区分けしていると「結局この一年間で何か前進したものがあるのか」なんて考えてしまって、非常にくらぁ〜い気持ちになってしまいました。昨日は「整理がつきつつある」なぁんて書いたけれども、今日の気持ちはダウナー系です。

 私がここの所考えているのは、今年の3月議会で公言した「格差の是正・市民参加(官僚主義の一掃)・公正な競争・多様性を認める社会」を実現するためには、今何が障害になっていて、それを解決するために何をすることが必要で、どの様な力をもって行なうか、ということです。ひとつひとつの課題についての良し悪しを評論するだけでは、その様な社会をつくることなんて出来ないと思うんですよね。
 もっと、自分の取り組んでいることそれぞれを整理して、目標に向けた頭の整理をしたいんだけど、これほど気分が不安定であるというのは、やっぱりまだまだ見えていないんだな。きっと。
 部屋の整理をしながら、もう少し悩みたいと思います。いせにあったら是非、横やりを入れてやって下さい。

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