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いせ志穂の「つれづれ日記」
10月26日(土)
◎高校入試制度改革について

 予告したことを書きます。18日に県教委から「高校入試制度改革」の話を聞きました。
 私の子どもは8歳と4歳。高校入試なんてまだまだ先の話なんですが「とりあえず勉強」と思って話を聞きにいったら、うーん。今、入試って大変なことになっているんですねぇ。
 私は´62年生まれの共通一次世代。高校の時も「受験一発、運も実力」なんて言われていましたから、今の「内申書重視、推薦入学枠多」という受験制度に「大変だろうなぁ」と思っていましたが、今度の入試改革はもっとめんどくさい!
 http://www.pref.iwate.jp/~hp0902/gakko/nyugaku_senbatu.htmlに詳しく載っていますが話を聞いていて一番不思議に思ったのは「自己アピールの採点ってどういう風にするんだろう」ということ。(面接の採点も実は不思議だった。ある一定の基準がないと採点は難しいと思うのですが、でも、下手に基準を決めてしまうと個性的な人をはじいてしまいかねないような…)参加していた方から「うちの子は、内申書の重視で『二重人格になるのが良いの?』と言っています」という発言も飛び出て、この問題の難しさ・深さを考えさせられました。
 そこで思ったんですが、入試で選抜するからややこしくなるのではないのか、と。欧米みたいに「卒業する際に選抜」すれば良いのではないでしょうか。少子化だし出来ないことはないはず。そしてその方が学校に入ってから勉強の動機付けがしやすいと思うんですよね。もし入学した学校が自分に合わなければ、別の学校に入り直しもしやすいし。
 その旨、発言したのですが、納得のいく答えはいただけませんでした。でも、ぜひ考えて欲しいです。そういう入試制度を行なえば「学びからの逃走」なんて無くなるような気がするんだけどなぁ…

10月24日(木)
 またしても風邪をひいてしまいました。たちが悪い風邪でなかなか治りません。思い切って昨日までお休みをしていました。この間、色々あって報告したいこともたくさんあるのですが、日記、遅れ気味です。(ホントは日記だけじゃあないの、全般的に遅れ気味で…)

◎宮田醤油店へ見学に行きました

 ちょっと前の日記に「学校給食をみんなで考える会」の事を書きましたが、その会で雫石にある宮田醤油店さんの見学に行きました。自然農法を行なっている生産者と、そこで作った野菜が欲しい消費者をつないでいる「おやさい倶楽部」という団体があります。そこで作っている大豆を醤油に加工するのを見せてもらえるということで、おじゃましたのです。
 この醤油がとてもおいしいんだ。香りがすごくいい。色もきれい。(赤っぽいバーントシェンナーとても言いますか、澄んだ色です)そもそも国産大豆100%の醤油と言うだけでもぜいたくですが、とんでもない豆を使っているそうなのです。その名も「秘伝」というその豆は、白とみどりの混じっている色で加工しなくても、とてもおいしい豆だとか。(「だだちゃ豆」に次ぐランクだそうです)
 見せていただいたのは、1年間発酵させた豆を絞る行程です。実は地元でこんなに丁寧に食べ物を作っているなんて知りませんでした。(反省)製造工程毎にサンプルを保管していたり、工場内がとても清潔だったり、作っている人たちの心配りがとても感じられました。(また、社長さんが、もう、絵に描いたようないい人なんだ)宮田醤油さん製造の「キボシ醤油」は今年の醤油品評会で農林水産大臣賞を受賞したとか!こういう地元の会社は大手に負けないで頑張って欲しいです。
 絞ってすぐのお醤油をなめさせて戴きましたが、とてもおいしかった。「今年も良い味」
 「おやさい倶楽部」さんは原則的には会員制ですが、お醤油は分けてくれるのだそうです。お値段はちょっと高い(1600円)ですが、お刺身食べるときや煮物をするときに使うと、かなり違います。
ご希望の方は090−5842−4933までご連絡を。

 次回は「共育*話して聞いて考える親の会」という集まりで聞いた「高校入試制度改革」について書きます。乞うご期待。

10月17日(木)
◎「折り梅」は良い映画です。自分の経験を振り返って、泣きました。
  
 心を入れ替えたわけでは無いのですが、最近、日記、よく書いているじゃあないですか。「自分で自分を褒めてあげたい」です。
 昨日、映画「折り梅」の試写会に行きました。
 いやー、良い映画でしたよ。「義母がアルツハイマー型痴呆症になったことで、崩壊しかけた家族が、様々な葛藤を経て、見事に再生した実話を通して、人間の無限の可能性を描いた感動作である」(映画のチラシより)とありますが、義母を演じた吉行和子のリアルなこと!亡くなったうちのおばあちゃんかと思ってしまいました。(終わってからロビーでばったり友達にあったのですが、彼女も「うちのおばあちゃんもああいう風だった」と言っていました)
 私が「市議になって何とかしたい」と思った一つに高齢者介護の事があります。HPではあまり書いたことがなかったですが、私の家庭でも一時期、祖母を自宅介護していました。母も私も仕事をしていて、まだヘルパーさんが一般的ではなかった頃のことです。とにかくあの時は、祖母は訳が分かんなくなっているし「父や母がかわいそう」という、ただそれだけでした。(祖母が厳しくあまり好きではなかった、というのもあります)でも、祖母が亡くなって少し経ってから「もっと祖母に対してやりようがあったのではないか」と思うようになりました。今でも心にひっかかっています。
 この映画を見て「ああ、ばーちゃんにこうしてやれば良かったんだ」と思ったんですよね。出来るかどうかわかんないけど、こういう心持ちで接してあげれば良かったんだなぁ、と。だもんだから、映画の最中、結構大泣きしてしまいました。
 原作のタイトルが良いじゃありませんか。「忘れても、しあわせ」っていうんですよ。
 いいよなー。忘れても幸せな社会。存在そのものを認めてもらえる社会って事ですよね。
 おすすめ映画です。
盛岡での上映は
11月30日(土) 10時 1時 4時 7時
12月 1日(日) 10時 1時 4時
教育会館大ホールにて 
一般 1500円(前売り1300円) 中高生 800円
 私もチケットを預かっていますので、欲しい方はご連絡ください。

  
10月16日(水)
◎バリ島のディスコ爆破事件について考えたこと

 前回「どういう社会が良いと思うかと問われて考えたことを次回に書く」としましたが、大きなニュースが入ってしまったので、表題について書かせてください。
 バリ島の事件はアルカイダの関与が疑われていると報道されています。朝日TVだったか毎日TVだったかの夕方のニュースで「アメリカの軍事作戦は、結局テロを防ぐことにはならなかった」とコメントしていた識者の方がいましたが、私も全く同感です。勿論テロは悪い。おまけに卑劣な行為だと思います。でも、それを理由に他国を攻撃すれば、また新たな敵対感情を増幅させるだけだと思うのです。
 ちなみに私はテロリストになるのは絶対嫌なんですけど、何故かと言えば「命が惜しいから」に他なりません。パレスチナの自爆テロのニュースを聞くたび「将来に展望が無いと、テロリズムに走りやすいよな」と思うのです。
 中東の某国に妹が2回ほど旅行をした例を紹介します。最初はものすごい不況で失業者がものすごく多くって、道路を歩いていてもあちこちでケンカしていたんだそうです。でも2回目に行った時はものすごく景気が良くて「ケンカする暇があったら働け」という風。妹曰く「腹が減っていて、おまけに暇だと、人間はろくな事考えないね」とのこと。
 甚だしい経済格差と、さらにそれを押し広げていこうとする「ごく一部の国にしか利益をもたらさないグローバル化」がテロリズムを生み出す社会を作っていってしまう、と私は思うのですが…(「北風と太陽」の逸話もありますし、本当なら日本が間に立って調停すべきですよね)

 
10月13日(日)
 11日、12日と二日に渡って「食」に関する講演会を聞きました。どちらも私が今大変興味を持っている「スローフード」に関するお話でした。11日は「地産地消全国の集い いわて大会」で講師はノンフィクション作家の島村菜津さん。スローフード運動を日本で提唱している方です。12日は「学校給食をみんなで考える会」(私も参加している会です)主催で、スコーレ高校の宮本校長先生が講師でした。(写真は宮本先生です。島村さんの写真は失敗してしまいました)
 御両名ともお話はとても面白くて、特に興味深かったのが「食は文化である」という考え方です。ライフスタイルの変化によって昔ながらの食べ物がなくなり、それに伴って作り方や作る環境、作り食べるために共有する時間が失われることによって、無くなるものの大きさについて考えさせられました。(変な文章だけど許して)確かにもっとゆっくり、お話をしながらご飯を食べる事って必要だと思う。家の子ども達も夕飯時に全員がそろうと「みんなで食べるとおいしいねー」と言いますもん。
 …でも、一緒にご飯食べる時間が少ないのは主に私のせいなんだけどね…
 最近知り合った方に「市会議員は自分の町のことだけやっていればいいというわけではないと思う。伊勢さんはどういう社会が良いと思うの?」という意味のことを尋ねられて、長時間話し込んでしまいました。話しているうちにこの間、自分が考えていたことについて整理できたかなと思います。長くなるので(今、18時45分。夕飯食べに帰りたいのです)中身については次回に…

10月10日(木)
 昨日の朝から子どもが熱を出して寝込んでいます。2〜3日前から「ちょっとやばそう」と思っていたのですが、私も仲良く風邪ひきになりました。ここんとこちょっと寝不足気味だったのが悪かった模様です。我が家で流行っている風邪は「関節が痛く熱が出るけど、食欲はあって何でも食べたい」といったタイプ。皆様もお気をつけください。
 昨日の夜「なくせじん肺全国キャラバン岩手県大会」でドキュメンタリー映画を見ました。大変な病気だとは聞いていましたが、うーん、ここまで大変とは…マイナス成長時代だからこそ労働災害について、もっと監視しなければいけないですよね。この映画「人として生きる」は11月に上映会があるそうです。子細は後ほど。
 さて、帰っておとなしく寝ます。(午後から小学校の清掃があるんだよね。午前中に体力を復活させておかないと)

10月6日(日)
 「月日は百代の〜云々」であっという間に10月です。皆さんいかがお過ごしですか?
 来年の選挙もせまって来るし、簗川ダム以外にもホスピスだとかチャイルドラインだとか、この間静かに(隠れて?)種を蒔いてきた運動が表面化しつつあるし、そのくせ時間があればぼーっとしたいし、犬は吠えるし子どもは泣くし、で一ヶ月も更新しませんでした。(相変わらず言い訳だよ。言い訳から始まっている日の何と多いことか…)

 今日は短めに。
1.訂正です
 「新しい市民の党を」という所のリンク、おかだじんさんは厚木ではなく座間市の市議でした。私の単純な勘違いです。ごめんなさい。ちなみにこのHPはとても面白いですよ。(いろんな意味で)私は事務所で「伊勢もあんな風につれづれ日記書けよ」と言われております。「あんな風」どころか、そもそも更新していないのだが…
2.簗川ダムのシンポジウム(トピックス参照)はかなり面白そうです。
 上野鉄夫先生はダムによる治水に疑問を投げかけている方らしいです。(実はまだもらった資料を読んでいないのだ)県の河川局と一緒の場で話すことになるので…知的バトルが展開されることを私は期待しています。ダム問題に興味のある方はぜひいらしてください。
3.チャイルドラインですが。
 以前から「やりたいやりたい」と言っていましたが、言ってばかりでも始まらないので、講座を一つやることにしました。後先考えずの「見切り発車」です。子細はまだ未定ですが、11月末から12月の始めにかけて。本決まりになったらご報告いたします。

8月26日(月)
 今回も写真無しです。ごめんなさい。 
 本日「簗川のダムと自然を考えるネットワーク」で、「公共事業評価委員会が、簗川ダムについての再評価のやり直しをして欲しい」という旨の申し入れを、増田県知事に対して行ないました。(内容についてはトピックスをどうぞ)
 こういう申し入れを行なって思うことは、(どこかで書いたかもしれないけれど)「大規模公共事業の決定の仕方ってこれで良いのか?」ということ。税金で670億円もの買い物をするわけですから「買い手」である県民に対して「これは670億円の価値がありますよ」という根拠を「売り手」は示さなければならないと思うのですよ。簗川ダムについては、この間ずーっと様々な疑問を投げかけてきたわけですが、未だ納得のいく説明を受けていないのです。
 盛岡市は「水源として簗川ダムは必要だ」と言い続けているけれど、同じ口で「簗川ダムから水道水を汲み上げるのは、御所ダムの水を使い始めてから50年〜60年後」って言うのです。ちなみにダムの使用年数は80年から100年とか。「洪水対策でダムは必要」と言うけれど、ダムを作ったって洪水被害は起きるわけで。(現に台風6号で、簗川の堤防以上に水があふれ、大きく被害が出たということはありませんでした)
 簗川ダムの建設中止を求める署名を集めているのですが、結構多くの方々が「水が不足している」と思っていたり「ダムが出来れば洪水の不安は完全になくなる」と思っています。これって、ちゃんとした情報が市民に渡っていないのですよね。こういう状況でダムの建設を進めるのはどう考えてもおかしい。そう思いません?

 遅まきですが、8月14日の読売新聞夕刊及び8月15日の読売新聞、毎日新聞の地方版に、私たちが2月に行なった「2002年学校フォーラム」で「ワイロ指導を行なった」という記事が載りました。特に、読売新聞については明らかに悪意を持った記事だと思っています。
 事細かに書いていると長くなりますので(頭にも来るし)第三者的な判断をご紹介いたします。林公達さんの「教育らくがき」というページです。(私もこれをきっかけに知りました)8月16日、18日、19日の文章を読んでいただければ詳しいかと…
http://www.na.rim.or.jp/~rin/edu/rakugaki/
 記事を読んでご心配いただいた皆様、報告が遅れてすみません。(8月15日から17日、19日から21日まで盛岡にいなかったせいです。ごめんなさい)

 この記事もそうだけど、最近感じることは、何か活動をすると「黙ってろ」という様々な形のプレッシャーがかかることです。友人の横浜市議は「発言させてと頑張った」らクビになっちゃったし…(詳しくはトピックスをどうぞ)
 自分の意見表明や行動を、びくびくして制限しなければならないような世の中って一番ヤバイ世の中だと思うんですが。
 でも、負けないもんね。ま、私の場合、しゃべらないでいるのって不可能に近いからなぁ。これが良いのか悪いのか解りませんが…


8月7日(水)
 5日、県民会館中ホールで開かれた、中村哲医師の講演会の報告をします。(今回は無事、中村先生、盛岡にいらっしゃいました。ホッ…)
 会場の県民会館中ホールは、開場時間の30分前から列が出来る盛況ぶり。あっという間に600人の席が埋まり(通路まで人が座った)あふれてしまった方はロビーでモニターをみていただくという、嬉しいような、申し訳ないような、大盛況となりました。
 中村先生のお話は、とても良かった。ぐぐっーと胸に迫るものがありました。
 この18年間、現地の文化を尊重してきたからやがては地域に受け入れられ、必要な人々に必要な援助ができるようになったのであって、西欧の文化の尺度等で、現地の人々の優劣をつけてきた人々は、やがて去っていったそうです。昨年のアメリカの空爆は、大干ばつで100万人以上の餓死が予想されている時期に、海外封鎖で物資の搬入を阻止した上で行なわれたものだそうです。ペシャワール会は空爆の最中に「アフガンいのちの基金」をたちあげ小麦を配給しています。現地スタッフはまさに命がけです。
 タリバン以後、自由になったと報道されていますが、それはケシを作る自由、餓死する自由、誇りを失う自由であったと述べていました。こういうことって、マスコミ報道では知り得ない事ですよね。
 やっぱり中村先生が一番すごいと思う所は「人のやらないことをやる。人のいかない所へ行く」と言って、やってしまうことです。(この精神で、退去の指示が出た後のアフガンに残り、救援活動を続けたのだそうです。…ペシャワール会はほんとすごい)私なんかはついつい、今光が当たっているところばかりを見てしまう。にぎやかな、声の大きいところが気になってしまう。「これではアカンなー」と反省しました。質疑応答の時にも中村氏は「私はたまたま、国会に参考人で呼ばれたりして有名になったのですが、マスコミに登場しなくても、自分の仕事を黙々とやっている人はいるものです」と言っていました。本当にそうですよねー。人生の半分はもう生きてしまいましたが、今後はそういう「渋い」人を目指して頑張りたいと心に誓った次第であります。
 今回は中村先生との「質疑応答」の中に「光る」お話がたくさんあったように思います。一番大切なのは「何が真実で何が嘘なのか自分で判断しようとする姿勢を持つこと」であり「真実を知ろう、と努力すること」だ、とか「自分自身の出来る範囲で、やれることを精一杯やることで良くなっていく」など心に残りました。
 講演会が終わった後に、実行委員の何人かで遅い夕飯を食べているときに、実行委員長の菊池さんから「伊勢さんは何で政治活動を始めたの?」と聞かれ、そう言えばフィリピン民主化運動の連帯で現地を訪れたとき、向こうの学生に「(マルコス政権とつながってアジアから搾取を行なっている)日本の政治を変えることが、僕たちにとって最大の連帯行動だ」と言われたことが、政治活動にどっぷりはまってしまうきっかけだったなぁ、と思い出してしまいました。私、22歳の5月のことです。
 「そうだ、名前は忘れたけど、あのフィリピン大学の学生といつか日本を良い国にするって約束したんだった」と思い出してしまったので…もっと頑張らなきゃいけないなぁ…
 ちなみに当日のカンパは13万円を越えました。アフガンで井戸が2つ掘れます。
 様々ご協力いただきありがとうございました。








7月29日(月)
 「あつくてたまらん」とヒーヒー言っていたら、ここ2〜3日は朝夕、秋風(?)が…それで油断をしてサンダルで一日過ごしたら、日焼けで足が真っ赤に腫れ上がりました。紫外線には注意、ですね。
 事務所の皆様の「趣味にのめり込むな」という冷たい視線を感じつつ「文化活動だい!」と言い続けて約一ヶ月半、アニメ「アテルイ」の公開に先駆けた「アテルイフェスタ」の群読劇(主要キャストは子ども達です)に出てしまいました。(この日記を読んでくださる方で、マスコミ報道を見た方はいるでしょうか。7月26日にプラザおでってで開かれた、あれです)
 盛岡子ども劇場の関係でお声がかかり、企画段階から顔を出していた行きがかり上での参加だったのですが、やって良かったです。
 そもそも「子ども達に郷土の歴史を学んでもらおう」というコンセプトで始めたことなんですが、むしろ私が学ぶことの方が大きかったような…2月に行なった「学校フォーラム」の時も同じような感じを受けたのですが、本当に子ども達が成長するのを見るのって、何と言いますか、ワクワクするというかドキドキするというか幸せな気持ちになりますね。練習期間中、難しいせりふも多くて「意味、解ってる?」とつっこみを入れたくなったり、集中出来ない子には「コラァ!まじめにやれぃ」なんて怒鳴ったりしていたのですが、本番ではみんな目を見張るような大人顔負けの役者ぶり。カンドーしました。
 子ども達の成長ぶりを一ヶ月半見ていて思ったことですが、ある日急に変わりますね。量的な蓄積が質的変化をもたらす一瞬があるというか…平井雷太という人(セルフラーニング研究所というところの人です。私は教育スキルを勉強するため、年に4回くらい講座に出ています)が言うところの「解らないことを解らないまま学ぶ」という事はこういうことなのかな、と今回の劇の課程を通して思いました。
 何はともあれ、子ども達に「桓武天皇」(役名です。本番では白塗りでした。そこまで調子に乗ってしまう自分が怖い。トホホ…)と呼ばれ続けた一ヶ月半、とても面白かったですよ。お声をかけてくださったシネマ東北さん、無償のボランティアでご協力いただいた演出の浅沼氏、照明、音響スタッフの皆様、すんばらしい生演奏をしていただいた合奏団の皆様、がりがり子どもをしかっても(ごめんなさい)嫌な顔をしなかった保護者の皆様、そして何より参加した子ども達に感謝です。
 27日、28日は「不登校を考える父母会」のシンポジウム、28日は「簗川ネット」の観察会と週末は大忙しでした。(これについても色々と考えるところがありましたが。報告はもうちょっと考えがまとまってからにしますね)
 映画「アテルイ」は本編も見てください。私もチケットを扱っています。
 あと、ついに中村哲氏が来ます。8月5日(月)19時から県民会館中ホール。時間がある方はぜひいらしてください。ペシャワール会の活動の話はとっても面白かったです。損はしないと思います。(これが終われば、とりあえずイベントラッシュは終わり。後回しにしていた仕事の山が私を待っている…怖いです)

7月23日(火)
 遅まきですが、台風、大変でしたよね。
 被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。また、災害時の救助、復旧にご尽力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 何の力にもなれないだろうとは思ったのですが、あちこち川を見て歩きました。簗川については、護岸に問題があったようです。「ほら見ろ、やっぱりダムは必要だろう」と言うことでは無いようです。
 木賊川の氾濫は本当にびっくりしました。私は館坂生まれだけど、こんな事記憶にありません。なでしこ幼稚園におじゃまして、園長先生、副園長先生にお話をお聞きして、副園長先生からは、写真の提供までしていただきましたが「園庭は池、道路は川」になっている状態でした。盛岡市の雨水管は時間あたり37oまで対応できる計画だそうです。今回の雨は29oが最高だったそうなので、本来なら対応できるはずだったのに。
 なぜ氾濫したのかを私なりに検討したいと思います。情報を持っていらっしゃる方、ぜひ教えてください。
 また、台風シーズンの前に抜本的な改善は難しいと思われます。次に大雨が来た時の対応の仕方について、住民に告知をすべきだと思いますが(市にもその旨、要望しました)その方法についてもお考えのある方、教えていただければ幸いです。

7月9日(火)
 2〜3日前から激しい体調不良に襲われています。昨日はついにダウンして、一日中寝ていました。この時期はいつものことなのですが(高温多湿に異様に弱いんです。盛岡生まれ盛岡育ちなんで…)まいっています。夏バテに勝つつもりで、がんばってご飯を食べて胃炎になるのが例年のパターン。ああ、早く湿度よ下がれ。
 私が弱っているせいではないと思うのですが、長野県の田中知事に不信任決議が上がりました。そのちょっと前には友人の横浜市議が除名になっているし。(子細はリンクしていますのでそちらでどうぞ)当事者ではないので具体的なところはよく解りませんが「少数者は排除する」という風潮がはびこってしまわないか心配です。

6月22日(土)
 大変遅まきですが「中村哲氏講演会」改め「福本満治氏講演会」のご報告をします。
 急な変更があったにもかかわらず、キャラホールに350人ほどの方が集まりまして、大変盛況に終わらせていただきました。
 福本さんの話も大変興味深かったです。あれこれ書くと長くなるので、二つばかり「えーっ、そーだったの?」と思ったことを今日は書きます。
 その1。
 「日本での報道されていることは、事実と違う」ということ。どうも日本のマスコミには「アフガンはこうなっている」というストーリーがもうすでに出来ていて、それに沿って記事が書かれていると思わざるを得ない事実があるそうです。例えばブルカ。体全体を覆うブルカという服装は女性への人権侵害のように言われていて、タリバン撤退後はみんなブルカを脱ぎ捨てたかのような報道がされましたけれど、カブール市内では圧倒的に着用している人が多いとのこと。結局イスラム文化の中でずーっと着用されて来たものなんだそうです。男性が髭をはやすというのもそう。話を聞いていて、どうも「イスラム文化は劣っているから欧米のようにしたい」という意図を先進国が持っているような気がしてなりませんでした。
 その2。
 現地での活動がよく解らない。ペシャワール会が何をやっているかは(有名ですので)何となくぼんやりと解っていたのですが。福本さんも「現地に張り付いて活動をしているところは、あと2つ3つしか知らない」とのこと。(ペシャワール会はアフガンでも奥地で活動をしているせいもあるかもしれませんが…)
 この間、現地ではNGOがたくさん入ったせいで、すごいインフレになっているということもびっくりです。それで良いのかなぁ…
 考えてみれば「収入の95%を現地活動に使う」というペシャワール会の徹底した方針はすごいですよね。なんだかんだ言っても日本の事務所の運営にお金をかけてないですもの。感動しました。
 ペシャワール会では水源維持(アフガンでは干ばつがひどい)活動をやっているのですが、5万円から7万円位で一つ井戸が作れるのだそうです。この文章を読んでいらっしゃる心ある方、カンパを受け付けておりますので「中村哲医師講演会実行委員会」までご連絡ください。

6月13日(木)
 更新しないうちに、あっという間に一ヶ月がたってしまいました。とにかくバタバタ忙しくて「つれづれなるまま」なんて考えている暇がなかったです。あれだけ楽しみにしていたワールドカップも、まともに見たのは「日本−ロシア戦」だけ。考えてみれば私の場合、地元開催でない方が時差があるから(体に無理をさせれば)試合の中継を見ることが出来るんですよね。フランスもアルゼンチンも見ないうちにいなくなってしまった。(そもそもオランダが来ないこと自体が不吉な感じがしていたんですよね)確かに趣味は二の次ですけれど。

 6月1日の「街づくり懇話会」は色々積極的な意見も出て、とても面白かったです。会場の方から「次回の案」も提案されたし。まちづくりに対する継続的な提案の場になっていけば良いなぁ。
 掲示板の方に「大丈夫かIGR」という書き込みがあったけど、7日の青山での説明会を聞いて私もそう思いました。こんなに甘い見通しでよいのかしら。前述の「街づくり懇話会」で要望書(新駅設置までのタイムテーブルを示してほしい、住民意向を反映してほしい、の2点)を提出することになっていたので、説明会の後社長に渡しにいったのですが、とにかく路線の存続が重要だから要望も受けられるものと受けられないものがある、という意味の事を話されて、どうも納得がいきませんでした。頭に来たのは、高圧的に言われたせいもあるかも。「鉄道ってサービス業でしょ。おまけに税金使ってやるんでしょ」と言いそうになるのを「大人になれ、大人になれ」と自分に言い聞かせ、何度か我慢したりして。会社と利用者の考えが違うのは当たり前じゃないかと思うんですよね。だから「話し合いをしましょう」って言っているのに…。でも、赤字が出れば税金で補填されることになるんですよね。「個人的な感情では納得いかないけど、赤字も困る」という複雑な心境です。(「伊勢よ。大人になれ、大人に」)
 後、中村哲さんの講演会ですが、アフガニスタン情勢のせいで中村氏が帰国できなくなり、変更になりました。16日はペシャワール会の広報である福本さんが講演。中村さんの講演は8月5日19時から県民会館中ホール、となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
 
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