【岩手の緩和ケア充実を求める要請書】

岩手県の緩和ケア医療の充実を要請致します

  岩手にホスピス設置を願う会は、痛みや不安に苦しむ患者さんを救うために、「岩手にホスピス設置を求める請願書」を作成し、平成15年5月から署名活動を開始。同年12月4日、増田寛也岩手県知事に署名16,356人分を手渡し、翌年10月8日には岩手県議会に提出した「岩手県での緩和ケア等の医療の充実と施設整備の促進を求める請願」が全会一致で可決されました。署名活動は提出後も継続され、県民の皆さんの願いが更に8,117人分の署名となって私たちの手元に届けられました。今年4月に岩手初のホスピスが開設されるのに先立ち、集められた署名をここに再度提出致します。今後は設置されるホスピスを見守りつつ、更に緩和ケアの推進のため患者・家族の立場から協力して行こうと思っております。

  県内において、どこでも、誰でも希望する医療を平等に受けられることを強く望み、今後岩手の緩和ケア医療体制の充実が促進され、一人でも多くの方が苦しみから解放されることを願ってやみません。今年4月にホスピスが設置される両磐地区や平成20年度に設置が予定されている花北地区以外の県内各医療圏や10床のホスピス設置の予定しかない盛岡地区に更なる緩和ケア医療の充実が望まれます。そのために行政、医療者、県民に何が必要なのか。皆さんの力を結集して考えて行きたいと思います。

要 請 事 項

1.岩手県の緩和ケア体制が一日も早く充実され、患者・地域住民の様々なニーズ(在宅ケア、ホスピスの選択等)に応じられる体制を整えること。(緩和ケア支援センターの設置)

2.緩和ケアに関する公共の情報提供窓口の開設とその情報提供。(願う会で作成した「岩手の緩和ケアハンドブック」の頒布を含む)

請願団体
岩手にホスピス設置を願う会
代表・川守田裕司(盛岡市志家町13−31)
рO90−2273−9299
事務局・吉島美樹子(九戸郡洋野町中野第9地割29−22)
рO90−1496−3669