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東日本大震災 3/15

「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田文夫先生からのメール「原発事故への対応」


 今朝、いただいたメールです。

 子ども達へのヨウ素剤の配布については、優先順位はあると思いますが、現在お願いをしています。
 下記、お読みいただいて、自分たちでも気を付けましょう。

以下がメールの内容です。


みなさんへ 

 沿岸のみなさんの無事を祈っています。永田です。   転送、HPアップ可です。

 原子力事故への対応について (取り急ぎ 個人的な考えです。)
◯ こどもさんにヨウ素剤(専門家の指導のもと)を、ない場合は昆布製品やヨウ素を含
む食品を与え甲状腺をきれいなヨウ素で飽和させる。
 *事故で放出されるヨウ素131は半減期8日です、80日で約1000分の1に減少します。
  少なくとも1ヶ月は続ける。
◯ できるだけ福島原発から離れたところに移動する
◯ 雨や雪にあたらないようにする。降雨により放射性の微粒子が洗い落とされますの
で、降雨があると地面が汚染されますので要注意です。
◯ 外出時はマスクをする、できるだけ外出を避ける、こどもは外で遊ばせない。
◯ 汚染大気の襲来が予想される場合は窓を閉める
◯ 濃度の濃い放射能雲のときは、コンクリートの外壁のある部屋のほうが木造よりも
よいようです。
◯ いずれ、汚染空気を吸い込まないように気をつけましょう。

 原発事故の問題は放射性ヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどが放出されること
です。これが体内に入ると臓器に濃縮しそこを集中被ばくするから問題になります。
飛行機や医療での被ばくをもとに安全だとする理屈はごまかしです。自然や医療で受
ける放射線は一過性のものであり内部被ばくはありません。

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 今朝6:10福島原発2号機でも爆発音があったということです。
福島第一原発の1号、2号、3号基の原子炉建家が飛んでしまった事実を受け止めなけれ
ばなりません。放射能が風に乗り流れでていることは間違いありません。真偽のほど
はわかりませんが120キロ離れた女川原発まで放射能の雲が来たという
報道があります。(これは女川原発自体から発生したものとの疑念も払拭できません
が)

それで、放射能の見えない雲が到達しているのかどうか判断するには各県にある放射
線測定器の値をチェツクすることが大切です。

今、全国の放射線測定値を示している防災Nネットをみました。
http://www.bousai.ne.jp/vis/index.php
茨城県が異常値の4148nGy/hになっています。普通の大気の83倍です。
神奈川が98nGy/hと少し上昇しています。神奈川の値は降雨時にこのような値を示すこ
とがあります。降雨がないのにこの値だとすると要注意です。

 この数値の見方ですが基準とする普通の大気中放射線の目安値として
◯降雨がない場合
50nGy/h(ナノグレイ/時)=50nSv/h(ナノシーベルト/時)
◯降雨がある場合
100nGy/h(ナノグレイ/時)=100nSv/h(ナノシーベルト/時)
*1グレイ=1シーベルトとみなして下さい
*上記数値の倍以上になると放射能の雲が到達しているとみなしていいのではないかと
思います。
*補助単位に気をつけてください。福島原発周辺の数値はナノでは間に合わなくなり
マイクロやミリを使用しています。マイクロはナノの1000倍です。ミリはマイクロの
1000倍です。今福島第1の2号機周辺の数値として880マイクロシーベルト/時という
数値が報じられていましたが、これは880000ナノシーベルト/時になりますから通常
の17600倍という凄まじい値です。
*私は通常の10倍までを注意、100倍以上は警戒・・・と考えていますが・・。

 茨城県の人たちは外出を控え、窓を閉め汚染大気を取り込まないようにしたほうが
良いです。子どもたちへは専門家の指導のもとヨウ素剤を含ませましょう。
茨城県の数値は東海村で測定しているもののはずです。茨城県でも地域差があるはず
です。近くに気象台や県の分析センターがあれば問い合せてみてください。
簡易分析器R-ダンなどがあれば測定してみてください。

 ちなみに岩手県盛岡市の我が家は現在30-40nSv/h程度の数値です。ただ昨夕外
は40-70ほどでいつもより高いと思っていました。盛岡でも一時普通の10倍まで上昇し
たという情報が入っています。

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