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2008年12月定例会 改革の意見 |
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2008.12.19 発言者 いせ志穂 |
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改革を代表して意見を述べます。 |
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(議案解説) ※1 「盛岡市職員給与支給条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について」 内容 ・東京事務所勤務の職員の地域手当を14.5%から16%に引き上げる ・市立病院管理者と盛岡保健所長の地域手当を12%から13%に引き上げる。 ※2 「財産の取得について」 内容 本宮地区で新設する予定の小学校の用地買収 ※3 「(仮称)盛岡市歴史文化施設整備(建築主体)工事に係る請負契約の締結について」 「(仮称)盛岡市歴史文化施設整備(機械設備)工事に係る請負契約の締結について」 「(仮称)盛岡市歴史文化施設整備(電気設備)工事に係る請負契約の締結について」 内容 読んで字のごとく ※4 「盛岡市道路占用料徴収条例及び盛岡市法定外道路条例の一部を改正する条例について」 内容 ○道路占用料の額の改正について ・道路占用料単価全般(電柱、電話柱、ガス管など)を40%引き下げる。 ・地下埋没管の管径区分を6区分から9区分に細分化 ○盛岡市道路占用料徴収条例における占用物件の追加について ・非常災害時における応急仮設住宅の建設用地の不足に備え、国、地方公共団体または日本赤十字社が設ける応急仮設住宅を新たに占用物件として追加する。 注)この議案の改革の反対部分は「道路占用料の額の改正について」に関してのみ。 |
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今議会で感じた市政に対する意見を述べます。 不正経理の問題について意見を述べます。 今回の不正経理問題で一番大切なのは、二度と同じ問題を起こさないことです。 そのために重要なのは、処分を下すことよりも、役所と業者の関係と責任を解明し、市民に明らかにすることだと考えます。私たちは、業者との関係を明らかにしないかぎり、今回の事件の全容を解明したことにはならないと主張してきました。その全体像を明らかにして始めて、責任を取ったと言えると思います。 昨年度、政務調査費の問題が起きた際に、盛岡市議会は議会制度検討委員会の全会議を報道機関に公開して話し合いを行いました。起こしてしまった不祥事の全貌が明らかになることは大変恥ずかしい思い抱かせるものです。でも、だからこそ、私たち市議会議員は、二度と市民に対して恥をさらす様な真似はしたくないと考えていると思います。市議会のモラルは確実に向上しました。 過日の総括質疑での答弁にあったように、もしも、盛岡市側がこれらの不正経理を業者に指示していたのなら、余計に、市長は業者との間のやりとりや、どういう力関係が働いてこのような結果に陥ってしまったのかを明らかにし、市民に示さなければなりません。本来、行政が守るべきである市民に、どれだけのことをしたのかを明らかにする事でこそ、職員の中に法令遵守の精神が育ちます。 行政と業者との関係を明らかにし、全真相を広報や市のHPを利用して市民に伝えることを市長に要望します。 また、経理方法について、実態に合った仕組みを研究・検討することは必要ですが、その結果、何でも「弾力的運用が出来ること」を認めるのは危険だと考えます。公金処理にフリーハンドを与えるのではなく、合理的な運営を求めます。 その他の意見を述べます。 包括外部監査における監査指摘事項の執行状況を再度点検し、現在検討中とあった水道事業など改善を図ること。 また他の自治体の例にもあわせて今監査事項として指摘されることが予想される事項についても前倒しして自己改善を図るなど内部における改善も促進されたい。 市立病院改革は公営企業法の全部適応をうけ経営面での改善が進んでいる。現在は経営再建のほかに医師不足の問題も浮上している。危機感を再認識し市立病院における医師確保の対策を早急に図られたい。 また、盛岡市内における医師の充足状況を早急に点検されたい。 公共交通の活性化には鉄道・バスを一体として行わなければ効果は薄くまた周辺市町村の牽引役としての責任もあることから鉄道施策の強化を図られたい。 また重点施策の実施によって運輸分野における二酸化炭素削減効果がどれだけ削減できるのかを明記されたい。 山田線の活用および交通社会実験、田沢湖線新駅の促進、仙北町駅の橋上化を促進されたい。 盛岡市の観光施策については風評被害の影響があることから市外・県外での活動により一層のてこ入れを望む。つなぎ温泉の宿泊客増加策とあわせ足湯の設置を図られたい。 市内観光の活性化のために市内周遊券の創設と市施設の連携を図られたい。 市周辺部の小規模校の施設改修とあわせて存廃問題の出る学校については早急にお知らせ願いたい。 建設業の健全育成に関し、特定の業者のみが落札を続けるのは好ましくない。したがってランク別に指名除外とする方法を取られたい。仮に「A級は5億円の手持ち物件、B級1億円、C級8千万円のJVを含む」などや「落札件数5回等の者を除く」等の入札参加基準を設定して行うことが必要であり、その対策を図られるよう強く要請する。 学童保育クラブの運営に積極的な支援を望む。 福祉作業所の製品の販売を拡大するため、市庁舎の開放など、積極的に支援を期待する。 関係機関と協力してしょうがい者の雇用促進を図ること。また、盛岡市庁内の法廷雇用を達成すること。 最後に「放射能を海に流さないこと」とする法律、放射能海洋放出規正法(仮称)の法律制定を求める請願について意見を述べます。 この請願は、食の安全と自然環境を守りたいという願いから提出されたもので、現在、岩手県35市町村中32の議会で請願が採択されています。海も川も空も野山も、美しいまま次世代に繋いで行きたいというのは、万人の願いです。自然と共生した街づくりを行ってきた、この県都盛岡でも多くの市民が関心を寄せている事柄であると思います。 私たちは、地方に住む住民の声を国政に届けることは、地方議会の責務であると考えます。請願者は六ヶ所村の核燃料再処理工場に、原発並みの規制を要望しているので、国の原子力政策と大きな矛盾が生まれるわけではありません。党派を超えて、地域の願いを国政へ届けたいと考えています。市議の皆様のご賛成をお願いするものです。 |
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