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2007年9月定例会 一般質問 |
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2007.9.19 いせ志穂 音声の形式はmp3 |
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1. NPOとの協働、市民参加条例・協働条例について 音声質問 @NPOとの協働について、その検証 【今までの取り組みへの市長の評価】 はじめに、市民参加・市民協働について質問いたします。 最初にお断りをしておきますが、今回の質問の中でのNPOとは、NPO法人のみならず、公共的な活動をしている任意の団体、すなわち広義のNPOを指しておりますのでご了承ください。 まず、協働のまちづくりについて市長の総括をお聞きします。 市長は改選後、盛岡タイムスのインタビューで、パブリック・インボルブメントや市民協働フォーラムなどは、まだ浸透度が低いかもしれない、と発言されています。また、職員に対して、協働の意識をもっと高揚させていく必要がある、とも仰られました。市民起点の行政・市民協働のまちづくりの推進は、総合計画の基本構想にも取り入れられた市長の主たる政策であるからこそ、市民への浸透度が低く、職員の意識をさらに高揚させていかなければならない状況にとどまっているのかその理由を明らかにしなければならないと考えます。 はじめにこの点について、市長の評価・反省についてお聞かせください。 【今までのやり方の検証】 【NPOからの声とそれへの対処】 A条例の必要性について 【自治基本条例への考え方】
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市長・市民部長・市長公室長答弁 音声答弁 [市長答弁] 伊勢志穂議員のご質問にお答え申し上げます。 はじめに,脇働のまちづくりの取組みへの評価についてでありますが,私は,就任以来「市民起点のまちづくり」を掲げ,市民と行政の新しい関係を構築するため,今まで取り組んでまいったところでございます。 しかしながら,市民が要望し,行政がそれに応えるといった従来からの市民と行政の関係が長年続いてきたことから,行政と市民が,お互いを対等なパートナニと認め,課題解決に向けて一緒に取り組むといった協働の考え方が実践を通じて浸透するには,時間がかかると実感しているところでございます。 市では協働講座やフォーラムの開催など脇働推進のため各種事業を推進しておりますが,行政側から一方的に協働推進を急ぎますよりは,まずは,協働の環境を醸成することを中心に取り組んでいるところであります。また,その成果といたしましては,市の協働事業の件数や市内に事務所を置くNPO法人の数は確実に増加してきてこおり,「市民起点に立った協働のまちづくり」は着実に浸透してるものと認識しているところでございます。 また,パブリック・コメントや本年4月に新たに立ち上げました「パブリック・インボルブメント制度」により市民参画のまちづくりを推進しており,今後,市民参加の機会を拡充し,市民が市民参画を経験しながら,市政に対する関心を更に高めていただくとともに,職員研修などを重ね,職員の意識の高揚に努める必要があるものと考えております。 |
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2. 雇用問題について 音声質問 @庁内の非正規雇用の扱いについて A障がい者の雇用対策について 【障害福祉計画の達成度】 【雇用推進プランとの関係】 【就労形態の変更】 B母子家庭の雇用促進施策について 【独自施策の必要性】 C若年層の雇用対策について 【ジョブカフェの検証】
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総務部長・保健福祉部長・商工観光部長答弁 音声答弁 [総務部長答弁] 次に,地方公務員法の給与決定の原則についてでありますが,地方公務員法第24条の規定によりまして,職員の給与は,その一職務と責任に応ずるものでなければならず,また,生計費や国及び他の地方公共団体の職員,民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないこととされているものであります。 また,非常勤職員及び臨時職員の報酬又は賃金の額につきましては,職種や職務に応じて,常勤の一般職員の給料表の額を基準に算定しており,他団体の状況や職員の給与の改定に応じて見直しを行っているものであります。 次に,本市の障害者雇用情況についてでありますが,本年6月1日現在の障害者実雇用率は1.30%,実雇用人数は28人となっております。また,平成18年度は1.35%で28人,平成17年度は1.35%で27人,平成16年度は1.62%で33人,平成15年度は1.79%で32人となっております。 次に,法定雇用率が達成されていない理由についてでありますが,本市におきましては,毎年,一般の採用試験に加え,身障者を対象とした特別枠の採用試験を実施しておりますが,受験者数が少ないことなどもあって,退職者の補充等が思うように進まないことによるものであります。 こうした状況も踏まえ,本年度から非常勤職員への任用を含めて障害者の雇用を促進することとし,障害者の非常勤職員登録制度を開始いたしました。現在の登録者数は20人で,このうち内定も含めて2人の方が採用されております。 また,障害者雇用率にはカウントできませんが,臨時職員を採用する際にもこの名簿登録者の中から採用するよう担当課にも働きかけを行っているところであります。 次に,就労形態の変更についてでありますが,障害の程度によっては,フルタイムの就労が困難な方など,それぞれ事情があると思いますが,障害者個々の事情が異なるため,あらかじめ募集要件として示すことは困難でありますことから,非常勤職員登録制度に登録する際にそれぞれの希望する就労条件等をお聞きするなどして,可能な範囲で対応してまいりたいと考えております。 今後におきましても,こうした取組みを通じまして,障害者の法定雇用率の達成に向けて,市職員として勤務する意欲と能力を備えた障害者の雇用に努めてまいりたいと存じます。
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3. 交通施策について 音声質問 【自転車走行レーンの設置】 【通勤手当優遇制度】 A自転車条例 |
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総務部長・建設部長答弁 音声答弁 [総務部長答弁] 次に,自転車通勤の通勤手当優遇制度についてでありますが,職員の給与につきましては,地方公務員法の給与決定の原則に基づいて定められており,通勤手当につきましても,その支給の趣旨に沿って,国や他の地方公共団体との均衡等を勘案して定められるべきものと存じます。 [建設部長答弁] 交通施策についてのご質問ですが,まず,総合交通計画に交通手段分担率の数値目標を明記し施策の検証に使うべきとのことについてでありますが,交通手段分担率の数値目標は,市総合計画実施計画において位置付けており,平成26年度の目標値として,自動車50.1%,バス7.6%,鉄道3.4%,徒歩・自転車等39%と設定しております。今後,総合交通計画における具体的施策の展開を踏まえながら検証を行なって参りたいと存じます。 次に,自転車が集中する場所への道路空間再配分による自転車レーンの設置や路側帯のフラット化による安全性向上のご提案についてでありますが,自転車レーン設置につきましては,現在,NPOによる社会実験を実施しておるところでございます。また,市におきましても総合交通計画を踏まえ,来年度から具体的な自転車走行環境向上施策の検討を行う予定しておりますことから,ご提案の事項も含めて検討して参りたいと存じます。 次に,自転車条例についてでありますが,今回の自転車条例につきましては,自転車の利用促進と安全に関する総括的な条例であり,行政や市民の機運を高める性格を持つものでありますことから,具体的数値目標等につきましては,条例をうけて,別の段階で設定することを検討して参りたいと存じます。 また,ご提案のあった項目につきましては,条例案の検討の中で,その趣旨も含めて検討して参りたいと存じます。 以上でございます。 |
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4. DVについて 音声質問 【基本計画策定、相談支援センター設置】 |
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市民部長答弁 音声答弁 次に,DV防止施策についてですが,平成18年度,岩手県の福祉総合相談センターや市内駅西口の男女共同参画センター,並びに各地方振興局に設置している県内12のDV支援センターに寄せられた相談件数は610件で,17年度の364件に比べ67.6%増となっております。 また,岩手県警察本部が,18年に認知したDV相談件数は171件であり,17年の178件に対し,微減となったものの,16年の138件に比べ,19%増となっています。 市の女性センターに寄せられたDVの相談件数は18年度が380件で,うち面接による相談件数は15年度以降横ばいで推移してきております。 次に,本年の配偶者暴力防止法の改正につきましては,被害者の自立支援を含む適切な保護を行うことがより重要となってきていることからであると存じております。 次に,今回の改正によるDV防止基本計画の策定と「配偶者暴力相談支援センター」の設置につきましては,7月に岩手県が行った改正にかかわる説明会をうけ,現在その関連情報を収集整理しており,今後,関係機関とさらに連携を図りながら庁内での協議を進めることとしております。 |
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5. いじめ対策について 音声質問 |
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教育長答弁 音声答弁 ご質問にお答えいたします。 「心の日」の実施状況と効果についてでありますが、昨年度の「いじめ問題対策委員会」の提言を受けて創設された「心の日」は、現在市内全学校の教育活動の中に位置づけられ,「校長先生などから,心温まる話を聞く」、「いじめ問題について話し合う」、「一人一人がボランティア活動に取り組む」、「昼休み時間を延長し学級全員と担任が遊ぶ」、「悩みごとや困りごとのアンケート調査を行う」など,学校の状況に応じて様々な取組がなされております。「心の日」は、今年度から実施されたものでありますが、その成果として、現時点では、他人に対しての優しさや思いやりの心が育まれている、仲間から認められることにより自尊感情が高まっている等の、報告もありました。 次に、いじめられた経験のある方から話を伺うことについてでありますが,そのような機会を設けることも、意義あることと考えておりますが、講師の人選の在り方や会のもち方等について検討する必要がありますことから、これから開催される「いじめ問題対策委員会」で伺ってまいりたいと存じております。 以上,私に対するご質問にお答えいたしました。 |
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再質問と答弁(音声) |
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※お詫びと訂正 DVについての再質問の中で私は「盛岡市では男女参画基本計画が策定されていない」と発言していますが、これは「男女参画基本条例」の誤りです。 一回目の質問にあるように、盛岡では「男女参画基本計画」は策定されていますが、再質問の際に言い間違えました。お詫びして訂正いたします。(議事録の訂正も申し入れました) |
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