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「岩手にホスピス設置を願う会」にご参加を |
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12月7日に結成 |
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盛岡市肴町・杜陵老人福祉センターにて、「岩手にホスピス設置を願う会」結成総会が開かれ、約100名の市民が参加しました。 ホスピスの設置を求める市民団体が結成されたのは岩手県でははじめて。 |
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ホスピスとは |
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病気の症状が進行した患者さんの痛みや不安を和らげる事を第一の目的とした医療施設です。全国で運営されているホスピスは104施設。しかし、残念ながら岩手県には一つもありません。施設がない県は岩手を含めてたった6県だけです。(数字は7月現在) |
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広がる緩和ケア医療 |
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「たとえ大変な病気になったとしても、自分らしく暮らしたい」と願っている人は決して少なくありません。医療従事者の中でも痛みのコントロールなどを中心とする緩和ケア医療を押し進める流れは大きくなり、県内初の緩和ケア病棟も3年後に建設予定の県立磐井病院(一関市)に設置が予定されています。 |
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岩手にもホスピスを |
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このたび、がん患者とその家族・医療従事者を中心として「岩手にホスピス設置を願う会」を結成する事となりました。私たちは患者が希望し、医師が認めた場合、誰もがホスピスケアを受けられるよう、岩手県内にホスピスの設置を求めます。ぜひ皆様にもご理解いただき、この運動を支えていただける様お願い申し上げます。 |
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岩手にホスピス設置を願う会(仮称)設立趣意書 |
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1.目的 | |
ノーマライゼーションへの共感の広がりなど社会的な人権意識の高揚の中で「人生の終末期を自分らしく過ごしたい」という願いを多くの人が持つようになった。これを受けて医療従事者の中では緩和ケア医療を押し進める流れが生まれ、県内初の緩和ケア病棟も県立病院に設置が予定されているが、未だ岩手県にホスピス(緩和ケア)施設は建設されていない。 私たちはこの様な状況の中で、以下を目指して活動する。 |
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(1) | 患者あるいは家族及び関係者の希望に基づいたホスピスケア(緩和ケア)を受けることができる体制づくりを目指す。 |
(2) | ガン末期などの激しい痛みや身体的苦痛、精神的不安などへの理解を医療関係者・一般市民に求め高水準のホスピスケア(緩和ケア)の浸透を目指す。 |
(3) | ホスピス(緩和ケア)施設設置実現及び運営のためには、巨額な費用と労力が必要である。一般市民のみならず行政・医療関係者・学識経験者・マスコミなどに幅広い協力を呼びかけ、運動を推進する。 |
2.活動内容 | |
(1) | 県民に対しホスピス(緩和ケア)に関するアンケート調査を行い、認知度・関心・ニーズを調査し、行政・医療機関に働きかける。 |
(2) | 県民がどこでも誰でもホスピスケア(緩和ケア)を受けられる体制づくりを目指し、行政及び各関係団体に働きかけるためのホスピス設置要請署名活動を実施する。 |
(3) | 県内のホスピスケア(緩和ケア)体制や県内外の様々なホスピスケア(緩和ケア)に関する情報を収集し、検討し、発信する。ホスピスケア(緩和ケア)に関する質問・相談に対応できる相談窓口の開設を準備する。 |
(4) | 県民一人一人がホスピスケア(緩和ケア)の必要性を身近に感じられるよう、またガンなどの病気について理解が得られるよう、講演会・パネル展示会・チャリティコンサートなど随時開催する。 |
(5) | 人間の生と死を深く考え、死は誰にでもやって来る厳然とした事実であり、それを見据えることから、ホスピスケア(緩和ケア)の理解も深まると考え、これらの啓蒙活動に取り組む。また傾聴力講座の開催など、愛する家族を亡くした遺族の悲嘆を和らげるための取り組みを行う。 |
(6) | ホスピスケア(緩和ケア)において、患者とその家族及び遺族を支援できるボランティアの募集とその育成活動を行う。 |
(7) | 岩手県保健福祉部長寿社会課及び県内でホスピスケア(緩和ケア)に理解のある医療者などで組織された「ターミナルケア支援会議」に、一般市民の代表として参加できるよう要請する。 |
岩手にホスピス設置を願う会会則 |
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第一条 | この会の名称を「岩手にホスピス設置を願う会」とする。 |
第二条 | この会は次のことを目的とする。 患者あるいは家族が希望し医師が認めた場合、誰もがホスピスケアを受けることが出来る体制づくりを目指す。 |
第三条 | 会員はこの会の趣旨に賛同し深い関心を持つ人で構成する。 |
第四条 | 会の目的実現のために次の役員を置き、運営・執行にあたる。 なお、役員の任期は2年とする。 代表 1名 事務局長 1名 会計 2名 監査 2名 |
第五条 | 会員であれば誰でも役員会及び事務局会議に参加できる。 |
第六条 | この会の経費は会員が納める年会費、及びその他の収入でまかなう。 年会費は、一口 1000円(複数口可)とする。 |
第七条 | ホスピス設置のための寄付金は基金を作り別途管理する。 尚、岩手にホスピス設置を願う会の活動資金に一定額以上の余剰金が発生した場合、基金に繰り入れる。 |
岩手にホスピスを作ろう ホームページ | |
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