付替道路
影書時期 | 影響要因 | 影響の対象 | 影響の見直し |
施工時 ◇伐採、除根、トンネル掘削、切土、盛土、運搬、法面保護、舗装 |
ルート周辺部の樹林伐採 切盛土工による地形改変 | 植生 | 現存植生の消失 |
工事騒音・振動 運搬・工事による人の流入出 |
中〜大型哺乳類 烏頬 |
クマタカの営巣阻害 大〜中型哺乳類、鳥類などの現場周辺からの逃避 |
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供用後 | 道路本体・橋梁など新たな人工構造物の出現 | 哺乳類 両生・は虫顆 鳥類 |
クマタカの繁殖阻害 生息地の分断、産卵場への移動阻害、ロードキル。 ・地上徘徊性の動物の側溝への転落死 道路照明による動物の生息環境の不適化 道路照明により誘引された動物の衝突事故 |
法面の出現 | 植生 | 緑化材の導入により、現存植生の撹 乱が生じる。 |
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交通騒音・振動 交通による人の流入出 |
申〜大型哺乳類 鳥類 |
大〜中型哺乳類、鳥類などの現場周辺からの逃避 | |
影響地区での見直し | |||
◆道路建設事業では、路線周辺の植生改変以外にも、動物の生息域を道路本体の出現によって分断することになり、供用後も周辺環境に与える影響は大きい。 ○動物の産卵場への移動経路の分断。 ○移動途中の動物と自動車との衝突事故。 ○夜間照明による動物性息環境の悪化。 ○光に誘引された動物の車との衝突事故。 |
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保全対策のポイント | |||
◆生態系の保全 ○クマタカ営巣地の保護 ・道路計画での対応 ・営巣木周辺樹林の保護 ・工事時期の限定 ・騒音・振動対策 ・立ち入りの制限 ・クマタカへの遮光植栽 ○動物移動路の確保 ・カルバートボックスの設置 ・トラフの設置 ・動物侵入防止柵の設置 ・自然に配慮した照明 ・林縁植生の早期育成 ○騒音・振動の軽減 ○水環境の保全 ○大気環境の保全 ◆周辺に調和した環境の創造 ○周辺環境に調和した法面緑化 ・法面緑化植物の選定 |