ダムサイト周辺
影響時期 | 影響要因 | 影響の対象 | 影響の見直し |
施工時 流転工 掘削、コンクリート打設 止水グラウト 築堤工 伐採、除根、表土除去、爆破、運搬、グラウト、岩盤清掃、コンクリート打打設面の清掃 |
伐採 | 植物 | 現存植生の一部消失 ケヤキ群落の一部消失 |
土砂流出 工事排水の流出 |
水生生物 | 濁水・アルカリ水の発生による生息環境の悪化。 | |
運搬・工事による騒音・振動 運搬・工事による人の流入 |
中~大型哺乳類 鳥類 |
大~中型哺乳類・鳥類などの現場周辺からの逃避。 | |
供用後 | 新たな人工構造物出現 | 魚頬 | 生息域の分断による遡上、移動阻害 |
影響地区での見直し | |||
◆ダムサイトの建設では大規模な土木工事がおこなわれ建設後は河川の上下流を分断することになる。 ○簗川に生息する魚族の移動を阻害。 ○土木工事による濁水、アルカリ水などの発生による水生生物の生息環境の悪化。 ○大規模な掘削などで生じる騒音・振動による哺乳類・鳥類などの周辺からの逃避。 ○ダムサイト右岸側のケヤキ群落の伐採、地形改変による群落の一部消失。 |
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保全対策のポイント | |||
◆生態系の保全 ○貴重なケヤキ群落の保全・伐採区域の最小化および残存樹林の保護 ○水質の保全 ・土砂流出対策 ・濁水対策 ・工事排水対策 ○騒音・振動の軽減 |