新中央卸売市場関連道路の整備促進について

平成13年2月21日建設部

1新市場関連道路について

新市場に円滑な物流を確保する関連道路は、北方向からは主要地方道上米内湯沢線からの進入路〈市道大島線、市道羽場釜淵谷地線)、東方向からは一般県道不動盛岡線からの進入路(市道永井釜淵谷地線)、南方向からは一般県道不動盛岡線からの進入路(町道赤林横道線)の3ルートを根幹にし、これらを補完する道路として市道釜淵線、市道釜淵谷地上野線を位置付けている。

2施行区分について

新市場関連道路の整備については、盛岡市と矢巾町の協議を基に新市場の周囲をかこむ一部矢巾町を含む周辺道路については盛岡市施行とし、また、矢巾町の南方向からの進入路となる町道赤林横道線は矢巾町施行と区分を定め、できる限り新市場の開場にあわせ事業に取り組むこととしている。

3進捗状況について

市施行で整備している4路線のうち、市道大島線、市道永井釜淵谷地線、市道釜淵線の3路線は平成12年度内に完了予定となっている。また、市道羽場釜淵谷地線は、一部水路の切替え及ぴ埋蔵文化財調査が伴い、平成13年度内に完了する見込みである。
一方、町道赤林横道線は、町で平成9年度に測量調査を実施し、以来3年間にわたり、鋭意関係地権者との用地交渉に努力したが、市と町の用地買収単価に大幅な格差があることから、当該道路に関わる地権者の同意が得られず、方向性が見出されていない。
なお、市道釜淵谷地上野線は、上記路線の状況から事業休止としている。

4盛岡市が新市場関連道路として町道赤林横道線を早期に整備する必要性

(1〉新中央卸売市場は、市が設置管理運営する県内唯一の流通施設であることから、設置者の立場として機能を十分に発揮させるためにも、失巾町、紫波町、石鳥谷町、花巻市など南方向からの物流交通の円滑化を図る必要があること。

〈2)当該路線は、主要地方道上米内湯沢線と一般県道不動盛岡線を最短に連結し、盛南開発にも連動する重要な幹線道路であり、周辺には盛岡南インターチェンジ、新市場、盛岡南公園など大規模な公共公益施設が立地し、物流をはじめ広域的な交流連携道路として、より充実が図られる。

(3)補助事業年次が一且途切れると新規採択は困難となることから、物流基地関連整備の国庫補助事業として継続的な事業を行うことにより、財源確保及ぴ早期実現の面から有利得策であること。

5整備の基本方針

(1)市が事業執行を進めるにあたっては、国庫補助採択の要件となる町道赤林横道線を市道認定する必要があり、あわせて道路法の規定により矢巾町の承諾が必要となる。

(2)全体計画延長l,400m,幅員17m,概算事業費約765百万円(国庫補助率1/2)

〈3)事業期間市施行路線完了年度であるH13年度に引き続き、H14年度に継続着手をし、概ね3ケ年で完了予定。


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