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観光対策特別委員会視察報告 <長野市>

2008.10.28 
長野市 観光課 

1.長野市の概要

(人口)
388,000人

(面積)
738ku(7割が中山間地)

(環境)
善光寺の門前町として発展
H14オリンピック・パラリンピック開催
H11年4月中核市移行

2.長野市の観光の現状と課題

・数えで7年(実際は6年)に行われる善光寺のご開帳の際には観光客が1300万人クラスになる。
・以前より団体客の規模が小さくなった。
 それと同時に、体験型など新しい形の観光を求めるようになった。
・今後、長野駅からの新幹線延伸により、終着駅効果がなくなる。
・合併によって戸隠蕎麦が長野市の名物になる、観光地が増えるなどの効果があった。ただし、観光客は横這い
・善光寺参りだけでは滞在時間が短く、通過地点で終わってしまいお金が落ちない。長野市、もしくは近辺でもう一ヶ所見てもらって宿泊してもらいたい。
・上記の様な理由から、1200万人観光交流推進プランの策定へとつながった。

 3.1200万人観光交流推進プラン

・今まで、観光のみの計画が立てられることはなかった(総合計画の中に観光部分として組み入れられていた)。
・地元との話し合いを重ね、1年かけて策定。
・コンサルは入っていない。職員が策定。
・現行で1,000万人ベースの観光客を5カ年で2割り増しという計画(現在3年目)。
 その特徴は、
  1.ブランド化したい地域を7地区選定
  2.滞在型・周年型・体験型観光の推進
  3.広域連携

(1について)

※表中の「H19年度の成果」はこちらを参照

(2について)
H16年「エコール・ド・まつしろ」キャンペーンで観光客が3倍

(3について)
まず情報を外に発信しなければならないという発送があった。
そこで、信州北回廊プロジェクトを周辺地域と一緒に立ち上げた。
ターゲットは首都圏でH22年までの期間限定プロジェクト。
コンセプトは「善光寺から始まる北信濃めぐり」。ふるさと回帰旅行を狙っている。
今年から長野県もプロジェクトに加入した。
首都圏への発信のキーはJRと連携した、ポスター・パンフ(12万部)の配布。
合同計画のため、ポスター・電車中吊り・パンフ配布などにかかる費用はゼロ。(制作費は必要)
「長野市単独で首都圏で売っても弱いので、エリアがまとまってやりましょう」という考え方が良かった。
(JRのキャンペーンが長野県だったので双方からの協力がスムーズに行った)
その他の取り組みとして、
 ・単独のウェブ
 ・新幹線とセットのJR・信濃鉄道・長野電鉄の二日間乗り放題及びサービス券がセットになったフリーパスの発行、  など

4.集客プロモーションパートナー都市協定事業

・協定を結んだ自治体の広報にイベント情報を載せたり、施設へのポスター掲示・パンフレット配布を行う事業。
・費用が発生する場合(例えば広報誌への掲載料とか)は受益者負担の原則でちゃんと支払う
・北陸新幹線沿線都市観光推進会議の参加自治体とパートナーシップを結んで行くかどうかは検討中。


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