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チェックできない 岩手競馬再建計画


 契約内容の公開を拒否

 巨額の赤字を抱える岩手競馬組合はテレトラック施設を民間に貸し出す計画で、すでに三施設は賃貸が決定し、二施設が交渉中です。

 6月の市議会で「競馬組合の再建計画について検証するため、この契約内容を知らせて欲しい」という質問がありました。しかし、盛岡市からのこの質問に競馬組合は「今後の賃貸契約に差し支える」と回答を拒否。

 これでは岩手競馬組合再建計画の進行度合や整合性について、市議会ではチェックが出来ないことになります。

 またしても無責任体制に

 岩手競馬の売り上げが低下し始めたのは13年前。歳入不足に陥ったのは5年前からです。しかし、広範な岩手県民が抜本的な対策の必要性を感じたのは、今年度予算で、県・盛岡市・水沢市による一般会計からの貸し付けが決定する過程を通してだったのではないでしょうか。
 岩手競馬問題を通して感じるのは、その「無責任性」です。

最終的な経営責任者は知事に他なりませんが、事務組合という経営体系故に直轄の責任者が非常に解りづらいと思います。

 積極的な情報の公開を

 現在の競馬組合のやり方では、再び同じ轍を踏んでしまうのではと、私は大変不安です。岩手競馬の必要性も含めて、県民による検証がさらに進められなければなりません。
 だからこそ、競馬組合は責任者の状況と経営状況とを公開しなければならないと思います。



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